シムウンギョン

続けていけば、それはいつか意味になる

韓国の演技派女優シム・ウンギョンと松坂桃李のダブル主演で映画化され、主要都市で6月28日に公開された原案作品を読み終えました。

官房長官会見に彗星のごとく現れ、次々と質問を繰り出す著者。脚光を浴び、声援を受ける一方で、心ないバッシングや脅迫、圧力を一身に受けてきた。演劇に夢中だった幼少期、矜持ある先輩記者の教え、スクープの連発、そして母との突然の別れ…。歩みをひもときながら、劇的に変わった日々、

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【cinema】新聞記者

久しぶりに映画の感想を書きます。明日が選挙投票日だからです。 (明日じゃなくて、もう当日だね)

「新聞記者」という映画を本日観ました。
この映画が全く宣伝されていないのは、現政権を痛烈に批判しているからです。実際に起こった政権とズブズブの事件(加計学園問題、森友問題、伊藤詩織さん事件等)を基に、新聞記者と内閣府の官僚がそれに対峙していくストーリーです。韓国人女優シム・ウンギョンと松坂桃李がそれぞ

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「正義とは何か?」攻め続ける松坂桃李が覚悟を持って示してくれたこと

若い世代の「政治離れ」が顕著となって久しい日本では、「政治」をテーマにした映画が作られることは少ない。そんな中、現在進行形の日本政府やその周辺で起きたいくつかの事件を想起させるエピソードが盛り込まれた映画「新聞記者」が全国公開された。

わたしも政治に疎い世代だが、現政権で起きたことであればリアルタイムで見ているし、記憶もある。「新聞記者」のモチーフになったであろう女性フリージャーナリストの事件や

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新聞記者

東京新聞の記者・望月衣塑子さんの同名ノンフィクションを原案に、今、実際に日本で起こっている政治的な事件をモデルにして、ポリティカル・サスペンスというフィクションに着地させた映画「新聞記者」の感想です。

えー、連日満席の大ヒットだそうで。参院選前のこの時期に公開出来たっていうのがこの映画にとってそうとうな追い風になってると思うんですけど、世間への問題定義としても映画の内容としても、選挙前と後ではか

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「新聞記者」を観た。

エンドマークが出たとき、思わず拍手してしまった。

この映画の感想としてよく言われていることだけど、本当によく作ったと思う。

自分は古い映画が好きなので、実際の事件を扱った「帝銀事件 死刑囚」(‘64)や「日本列島」(’65)、「日本の熱い日々 冤罪」(’81)といった熊井啓監督の作品も観ているが、現政権が関わっている、しかも現在進行中の事件を題材にした映画は、この日本では初めてのはずだ。

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『新聞記者』

『新聞記者』を観た。
平日なのに、映画館はほぼ満席だった。
テレビでも新聞でも取り上げてないのに、
『新聞記者』には、たくさん人が入っていた。

政権批判映画といわれているが、政治家はでてこない。
官僚と新聞記者だけ。
官僚とマスコミの徹底した忖度を描いている。

「安定した政治のため」
官僚たちは、
公文書を改ざんし、
公文書を隠滅し、
スキャンダルをでっち上げ、
自殺に追い込み、
知らん顔する

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正義を語ろう! 〜映画『新聞記者』〜

映画『新聞記者』を観ました。最小限に留めつつネタバレもあるので、注意してお読みください。



 社会派ドラマが少ない日本にあって、このような映画を、しかもメジャーという舞台で実現させた制作者の熱量に敬意を覚えます。望月衣塑子さんと前川喜平さんを劇中の討論番組で登場させながら、現実のストーリーを進めていくという構成は、政権を批判する意志を強く感じさせるものでした。
 現実と映画は同じである必要は

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無関心のその先に、大切なものを守れない未来が在る。映画『新聞記者』レビュー

本作は、現代の日本社会に勇気ある問題提起をしている鋭い作品。https://shimbunkisha.jpより

まずはじめに、テレビも政権批判に躊躇するようになり、政権批判を行う番組は廃止される現代社会において、この作品を上映している映画館、出演した俳優陣、監督、原作者、そして関わった全ての人々の勇敢な行動に敬意を表したいと思う。

内閣情報調査室が情報操作をしたり圧力をかけたりして、国民やニュ

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「新聞記者」

普段、映画の感想を纏めようなんて思わないけど、今回はもう。

日曜、「新聞記者」を観ようと思い、雨の新宿を歩いて向かったのに、なんとピカデリーは売り切れ、慌てて池袋のチケットを押さえ映画館へ。

日曜日の夕方の回、ほぼ満席状態だけど割と年齢層は高め...

映画という比較的馴染みのある媒体、たった2時間の拘束時間、ただ映画館に座ってるだけでもいいと思います。絶対に観て欲しい。

今回入れて行った前

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「君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる」のか?(映画『新聞記者』を観て)

※注:ネタバレあり
 映画『新聞記者』を観てきました。
 https://shimbunkisha.jp/

 東京新聞の記者、望月衣塑子さんの著書を「原案」として作られたオリジナルストーリー、ですが、実際の事件を彷彿とさせる(というかほぼそのままの)エピソードが入っているなど、ただのフィクションではないということはしっかり伝わってきます。

 ですが、ここで現実の政情と絡めて本作を語れるほど私に

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