映画『ヘルドッグス』観た。岡田准一演じる兼高は「なにかに噛み付くしか能のない」「自らの美意識のために生きる、中世の男」と表現される。「燃えよ剣」の土方も己の美学を貫く男であった。監督が岡田准一のなかに見出したもの、或いは撮りたいと思うものって、そういうことじゃないか。