島尾ミホ

桐野夏生『デンジャラス』(中央公論新社)

2018年6月の読書記録。

桐野夏生『デンジャラス』(中央公論新社)読んだ。谷崎潤一郎と三人目の妻松子、その妹重子『細雪』の雪子のモデル)、松子の息子の嫁千萬子、の物語。重子の視点から、兄と姉の夫婦の愛情の揺るぎなさ、自分の薄幸さ、兄の寵愛が義理の息子の嫁に移っていく焦燥感を描いていて、これは小説だからすべてがすべて事実ではないだろうけれど、書くことの業、書かれることの業が執拗に追求されていて、

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島尾ミホ『祭り裏』(幻戯書房)復刊!

島尾敏雄については以前の記事で何度か触れてきました。ところで、この島尾一族は敏雄を筆頭に芸術家揃いでありまして、この五月に幻戯書房から復刊された『祭り裏』の作者・島尾ミホは敏雄の妻、この二人の長男である島尾伸三は写真家、伸三の長女のしまおまほは漫画家です。敏雄とミホについては、ここ数年のあいだに映画『海辺の生と死』が公開されたり、梯久美子著『狂うひと-「死の棘」の妻・島尾ミホ-』が刊行されたりと、

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昨年面白かった本

2018年は本を100冊ちょうど読みました。今年はもう少し沢山読めるといいな、と思っていますが、どちらかというと集中力を研ぎ澄まして、きちんとテキストを読み取り味わう読書を目指した方がいいような気もしています。

舞台「豊饒の海」を見る前に三島由紀夫『春の雪』『奔馬』を再読(『暁の寺』『天人五衰』もこれから読みたい)、舞台「メタルマクベス」disc1を見たら、あ、原作当たっておくべきだった、とdi

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