椀もなか(舞茸)

【椀もなか(舞茸)】
 
東京駅にある大丸の地下に
「麻布十番 椀もなか 花一会(はないちえ)」
というお店のお茶漬けが好きです
 
「椀もなか」は
最中(もなか)の殻?の中に
餡(あん)ではなくお茶漬けの素が入っています
ご飯の上に乗せて殻に穴を空けてお湯を入れると
お茶漬けが出来上がり
 
この日は「舞茸とほうれん草」を食べました
 
花一会のホームページです
https://www.ha

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胡蝶の膳 完です

胡蝶の膳、完です。

 平安時代の姫君は一日中座って暇だというイメージがありますが、染色の知識を持ち、夫の着物を仕度するなど、様々な仕事があったようです。

 香や重ね(二枚の衣を重ね、別の色を作ること)のセンスも必須だったといいます。

 もしこの時代の姫が、食のセンスを持っていたらどうだろうと思い、書いてみました。 

 書きたいものが書けて、とても幸せです。

 読んでいただき、本当に嬉しく

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胡蝶の膳5

父上が上機嫌で胡蝶を訪ねてきた。

「聡明なあなたなら、必ず大将の寵愛を得られると信じていましたよ。」

御簾越しでも、満面の笑みを浮かべているのが分かる。

「寵愛というほどではございません。」

胡蝶は俯き、小さな声で応える。

「何を言いますか。あなたのお陰で病気も癒えたのだと、大将自らおっしゃっていましたよ。もっと自信をお持ちなさい。」

陽気な父上の声に、胡蝶は暗澹とした気持ちになる。わ

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胡蝶の膳4

翌日、天つ日の大将が寝込んでしまい、出仕できぬという知らせが入った。加持祈祷をしても、効果がないらしい。

「何も食べない日と心労が続いてしまえば、身体がおかしくなるのも無理はないわ。」

 胡蝶は心配で、見舞いの文を送った。滋養に良い夕餉を用意しますからと、文の最後にそう添えた。

 返事はすぐに来た。身体が重く力が入らないこと、頭痛に悩まされていること、様子を見て明日、できればこちらに来るとい

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