リハビリテーションの限界とサービスの適正運用

先日の千葉県や金沢での研修会の感想が届いた。おおむね好評であるが気になる意見も書いてあった。

「地域でのリハビリテーションの実践には際限がないのでしょうか」

というような感じの意見。

僕がセラピストになった30年くらい前は、入院期間の制限がほとんどなく、外来リハビリテーションを実施しているところも少なかったので、退院すればリハビリは終了だった。

現在は介護保険制度により退院後もリハビリテー

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病院リハで「お茶を入れよう」「ゴミ捨てしよう」「扉を開けよう」「片付けしよう」

少し前のコラムでこんなことを書きました。

活動と参加に取り組むための考え方みたいなもんです。

今回はもう少し他の視点から書いてみます。

回復期リハ病院を退院して在宅生活に戻る患者さんの多くは、ベッドをレンタルすることになります。

ベッド中心の生活になるのですが、手の届く範囲に色んなものを見事に配置している人が多いんですよね。ある意味芸術の域に達している人もいますよ。

冬の時期にこたつから

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本人が受けたい「リハビリテーション」と事業所で提供できる「リハビリテーション」は同じじゃない!

先日SNSでつぶやいたら思いのほか「いいね」が付いたからちょっと書いてみることにする。

このコラムを掲載しているマガジンのほかのコラムでも書いたことだけど、

回復期リハビリテーション病院を中心とした病院で実践されているリハビリテーションと、ここ数年地域リハビリとか生活期リハビリの現場で実践されつつあるリハビリテーションとは考え方というか取り組む姿勢が同じではなくなってきた。

平成30年の診療

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【活動と参加】「車いすのせてくれ!」ちょっとやりたいことあんねん

訪問開始して2カ月くらいの利用者さん。週1回ぼくがOTとして訪問し、同僚の看護師も訪問に入っているケース。

普段は寝たきり。

起きるとめまいしたり、血圧下がったりすることが多い。

それが、急に

「今日は車いすのせてくれ」

って言い出したんですよね。

もちろん僕は大歓迎。

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注:無料で読めるのはここまで。300円のお支払いで続きを読むことができます。

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【活動と参加へのアプローチ】 病院セラピストがやらなければ、誰がするの?

リハビリテーション実施計画書はどんな風に活用していますか?

事務的に計画書を作成して、本人や家族になんとなく説明してハンコ押してもらって、それ以降は計画書はカルテに挟まったまま。

そんな回復期病院が多いのではないでしょうか?

だから活動と参加への関わりは進まないのです。

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「活動と参加へのアプローチ」はセラピスト一人で頑張ってもだめだってことだ!

7月22日の石巻での講演を終えて、研修会でいただいた質問のことや懇親会での話題をいろいろ自分の中で整理している。7月11日には石川県老健協会さん主催の研修会でもいろんな質問をいただいた。

そんなことを自分で整理しようとしていたら今度は宮崎から訪問リハセラピスト向けに「活動と参加」への取り組みをテーマに話してほしいとの依頼が入った。

思考って言うのはパッとひらめくものではなくて、自分でブログを書

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活動や行為への関わり

2015年の介護報酬の改定で、リハビリテーション専門職が実践すべき課題として大きく取り上げられたのが、活動と参加への関わりが必要ってことですよね。

そうして、生活行為向上リハビリテーション実施加算では算定のためには研修を受講することが必須。

OT協会も生活行為へのアプローチに対しての研修会を積極的に実施している。

だけどね、活動と参加へのアプローチっていうものはそんなに特殊なものではない。

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「患者さんを良くしたい」って事と「活動と参加」

2015年の介護報酬改定、2016年の診療報酬改定において「活動と参加」がクローズアップされていることは、このコラムが連載されているマガジンで何度も書いてきたことだ。

僕の書いているマガジンだけではなくて、いろんなところで「活動と参加」はクローズアップされている。

だけど実際それは進んでいない。

第11回社会保障審議会介護給付費分科会介護報酬改定検証・研究委員会資料
http://www.

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