立命の記憶

2019年5月14日。現在の私。

「Be yourself~立命の記憶Ⅰ」を執筆した後。

1作目の第18章までの執筆期間は1週間。pdfにして約260ページ。

それを各関係者の皆様に話したら、皆さんに驚かれました。

「これは才能」と、デビューした頃に才能を認めてくださった方が改めて言ってくださった事で、私は自分を改めて見直しました。

そして、私の今の生き方は、時代の潮流が後押しするものだと言われて追加したのが最終章です。

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Be yourself〜立命の記憶I~36

◆あとがき

※発達障害についてのお知らせ※

本編で、主人公は、「自分はADHDという発達障害だ」と思いこんでいる部分がありますが、後の、初回クリニック受診では、アスペルガー症候群とADHDの混合型と診断されました。

上記を含む、「発達障害」とは、
成長とともに発達してくはずの知能や精神活動、運動機能などが、
脳(中枢神経)の機能不全により妨げられるもので、
それが原因で認知や行動に特有の状態

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Be yourself〜立命の記憶I~35

◆最終章

11月26日金曜日、私は、まだ小説を書いている。

初稿を友達に見せても、なんとなく言いたい事が伝わっていないと感じたから。
同様に芸能界の関係者の一部の人にちょっとだけ話したんだけど、でも、なんだろう、業界の人って、本の中身見ないであれこれ言うんだね、私の事信じてないなって思った。

だから、私、この章を書いている。
自分に足りないところや、甘さに気付いたから。

1人でやっていても

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Be yourself〜立命の記憶I~34

◆第18章:覚醒の時

東京の自宅に帰宅した私は、エレベーターに乗りながら、ドキドキが止まらなかった。
不思議な事に、頭の中は、旅行に出る前と同じようにずっとボーっとしたままだった。

「ただいまー!I'm home!!私の大好きな家族ー!みんなの大好きな元気なママが帰ってきましたよー!」

そう言って、自宅のリビングに入った。

いつも見ていたはずのリビングが、雲が晴れたようになんだかキラキラし

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Be yourself〜立命の記憶I~33

◆第17章:見えている未来

翌朝、目が覚めた私は、落ち込みながら洗面台で鏡を見た。

「鏡を見ると人は冷静になれるんだってね。」

初日のカラオケスナックで、並んでいる女の子達の後ろ側が、横長の全面鏡だったのを見て、私がニノに言った言葉だ。
あれは、お店の女の子を簡単にお持ち帰りしないようにしているお店側の配慮なんだろうか。
テメーの面見てみろー、こんなタイの美人を気軽に誘える顔してるかー?って

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Be yourself〜立命の記憶I~32

◆第16章:初めてのデート(8)

と、思った時、突然、電話が掛かってきた。
彼が電話に出る。

「★○◆□」
タイ語で何か説明している。
強い口調に変わった後、電話を切って、彼は言った。

「今から彼女のところに行こう。」
「はぁ??」

そして、彼が運転手に行き先をタイ語で何か伝えている。

「散々、色々言ってるから、じゃぁ連れて行くから会ってみろよ!って言ったんだ。」

なんか怒っているよう

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Be yourself〜立命の記憶I~31

◆第16章:初めてのデート(7)

タイ語で何か話してから、電話を切って彼が言った。

「彼女が写真送れって言ってるから、写真撮ってもらおう。」
「あ、それは、疑ってるんでしょ?何もございませんよー的なヤツを取ろうか。」

とはいえ、少し慌てている。淡い恋心が表情に出てしまったらどうしよう。
あと、ブスじゃないと彼女が心配する、心配する、だからブスな顔で!

結果、緊張しちゃって肩をすくめて、目が

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Be yourself〜立命の記憶I~30

◆第16章:初めてのデート(6)

「俺の一番イケてる時代の写真、これ。」
「えー!金髪ー!!これニノ?」

あー、うーん・・・イケてる・・のか?よくある勘違いってヤツかな?顔は変わんないし。
いやー、でもここでバッサリダメっつったら可哀想過ぎるしなー。

「あー、まぁイケてる・・・かー。あ、こっちの別な写真のほうは(まあまあ)イケてるね。ま、でも私、この人だったら好きにならないけどね。私は真面目

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Be yourself〜立命の記憶I~29

◆第16章:初めてのデート(5)

私、ちょっとポカーンとしてたかも知れない。
だって、確か、44平米で家賃10万円って言ってたよね。

目の前に現れたのは、すっごいゴージャス過ぎるほどの超高級マンション。

全体の色調は黒と紫で、真ん中の2階から吹き抜けになった通路の上からは、薄暗い室内をこれでもかって程にキラキラと輝かせる照明が光っている。
1階の右手前には、水の流れる3mくらいのガラスのオブ

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Be yourself〜立命の記憶I~28

◆第16章:初めてのデート(4)

「うん。もうね、無理。疲れたもん。私、釣り向かない。3匹釣れたからもう満足。」

私の性格がよく出てる気がする。
集中する時はするんだけど、上手くいかないと、というか思い通りにいかないと、途端に集中力が切れる。要するに飽きっぽいのだ。(※ADHDの特徴、新規追求性)

そんな私を尻目に、彼は一生懸命釣っていたと思う。
あちこち、場所を変えながら、ひたすら釣り堀を

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