自己破壊

シモーヌの場合は、あまりにもおばかさん。----ヴェイユ素描----〈13〉

ヴェイユの極端に突き詰めた思考や行動は、他者に寄り添うどころか、よりいっそう遠ざけてしまっているようにも思える。
 ところで彼女は、自分自身だけではなく、他人にも注意力が備わっているのだということを、はたして信じていたのだろうか?彼女にとって「他人」とは、誰にも注意を向けられることのない人々であるか、誰にも注意を向けることのない人々であるか、そのどちらかでしかなかったのだろうか?「この人は間違った

もっとみる

シモーヌの場合は、あまりにもおばかさん。----ヴェイユ素描----〈12〉

自他の区別のつかない、慰めのない「不幸」の中で、自らに対する執着を捨て、自分自身の魂を「真空」の状態にすること。そのときはじめて人は、「不幸」というものと向き合うことができるところとなる。不幸な人々と共に生きることができるところとなる。
 ではこの「真空となる」ということはどういうことなのか?
 「…この真空はどんな充満状態よりも、充ち溢れている。…」(※1)とヴェイユは言う。真空であるからこそ、

もっとみる

シモーヌの場合は、あまりにもおばかさん。----ヴェイユ素描----〈11〉

「…不幸のために自由な同意の能力をとり去られている他者に対して、そのような能力を生じさせようとするのは、他者の中に自分からはいりこんで行くことであり、不幸に対して自ら同意を与えることである。すなわち、自分自身を破壊するのに同意することである。つまり、自分を否定することである。…」(※1)
「…注意力とは、自分の思考を停止させ、思考を待機状態にし、思考を空しくして、対象へはいって行き易いようにし、利

もっとみる

「喧嘩しろ。」

久しぶりに映画「ファイト・クラブ」を観た。

資本主義・消費主義の現代社会に生きている人間は全員観たほうがいい。

まじで超オススメ。

カルトムービーとして強烈な映画だけど、それくらいインパクトを受ける映画は少ないし何回観ても面白い。

俺がなんでこの映画が響くのかというと

主人公がまさに以前の俺と似ているからだ。

主人公の「僕」は会社に勤め

一流のインテリアに囲まれ物質的には満足していた

もっとみる
神的大吉
17

戦略コンサルティング業の終焉

いかなる産業にもライフサイクルがあり、寿命というものがある。

産業ライフサイクルは、一般的には勃興期⇒成長期⇒成熟期⇒衰退期の4段階を辿る。

勃興期はプレイヤー(企業)の数も少なく、顧客(クライアント)もごく一部のイノベーターと言われる先進的なニーズを充足する企業群であり、当時の一流と言われる企業であった。戦略コンサルティングは米国で1960年代に勃興期を迎えている。

勃興期が進むと、この業

もっとみる
これからもがんばります!
9

【破壊と創造】

人生を変えたければ8つのピースなんとかするっきゃない。

20世紀の生命科学は、あるひとつの結論に到達しました。

「生命とは自己複製を行うシステムである」

生き物は食べ物を食べ続けなければ生きていけない。食べ物を食べ、体内の物質を分解し、新たに合成し排泄する。機械の場合、浸食や風化に耐える素材を用いて、とにかく頑丈に作る。しかし、どんなに頑丈に作っても、時間には勝てない。そこで、生き物は、最初

もっとみる

愛のなりそこない(エッセイ)

目の前の誰かをたまらなく傷つけたくなったときは、その人があなたが愛するにふさわしい人なのか、一度考え直した方が良いと思う。なぜってそら、憎むことは愛することだからさ。あなたにとっては違うかもしれないが、私にとって憎むことは愛することなのだ。

 私の愛する言葉、それはなだらかな言葉。愛する言葉がでこぼこと不自然な形で自己欺瞞に用いられているようなことがあればその時こそ私は憎しみを燃やす。私にとって

もっとみる
💛💜💚
5

ファイトクラブ

一人の男が居るーー瀕死の男だ。
その男は自らをも克服し、世界に革命をもたらした男だ
その男を愛する女が現れる
二人はセックス抜きでお互いの愛を確かめ合う
ーーその時、金融社会崩壊の幕が開いたーー
観客席で二人は手を取り合い、そしてーー

ファイトクラブは最高にかっこいい。
殴り合い、秘密クラブ、セックス、爆弾、自己犠牲、愛ーー男の子が好きな物が全部詰まってるびっくり箱だ。
その解説は私なんかよりず

もっとみる

楽はつまらない。

朝起きて、しばらく嫌な気分と格闘する。

少しずつマシになってきて、何かできそうならブログ記事を書く。そこまで頭が働かないのなら、寝転がって読書をする。それもむずかしい場合はYouTubeやAmazonプライムビデオを利用してぼーっと動画を見る。

11時半くらいになったら下の階へおりて昼食を作る。作れない場合は冷凍食品やカップ麺を食べることもある。

食べるとしんどくなるから、再び布団にもぐる。

もっとみる

朝の自分は誰が操縦しているか?

嫌な夢を見ました。

目が覚めたとき「ひさしぶりに嫌な夢を見たな」と感じたのは、きっと夢自体をひさしぶりに見たからでしょう。

ぼくはもうずっと嫌な夢しか見ていません。

良い夢、楽しい夢を見ることができた日は、もうこのまま永遠の眠りについてしまいたいと、本気で思うほどです。

嫌な夢を見ようと見まいと朝の気分は最悪なんですけどね。

ここでいう朝とは「午前」のことじゃなくて「起床後」のこと。起床

もっとみる