誰がために ただ汗かくも 喜ばし
新年度 人入れ替わる 寄る年波
虚空みる 母病床に 声もなく ただ時重ねむ 喧騒の午後
成功を 求めて失う 我が魂
空からも 落涙さわやか 肚みなぎる朝
安否気遣う 誠尊き 防犯カメラ 機能せずでは グルグル回るのみ
友訪ね 不在に寂し 春桜
道 ど真ん中 歩く爺見て 我が物顔 一休さんなら はし渡るべし
違和感に 自分がおかしい かと思う けれど信じる 理解無くとも
未知あゆみ つながるオモイ 笑顔守り(モリ)
水差すな 春の雪に 根 伸ばしてる