aside : これからの音楽業界に必要な名義.

記録が新たな記憶を創る方法

オープンソースの時代。

音楽業界においても、オリジナルのコンテンツをマテリアル化することで、二次創作という共創コンテクストが生まれています。今後は、高性能なコンテンツだけではなく、継続性を保った文脈の上質さが「ブランド」を構築していく場面が増えるのかも知れません。品質ではなくプロセスの質。つまり、それは発信者の独創コンテンツだけではなく、不特定多数の顧客が協創するコ

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aside : 未来は常に始まっている.

真逆のプロセスを持つ着想と発想の高速往来が生むシフトの連鎖

パラレルというのは、今後の大切なキーワードの一つだろうと思う。

パラレルな思考
パラレルな組織
パラレルな体験

なぜ、そうなるのか?

太古の昔からある不安要素である「VUCA(変動性・不確実性・複雑性・不明瞭」が、より叫ばれる時代背景に、新たなテクノロジーによるあらゆる選択肢の幅や数の爆発的な増殖があるからです。

そのテクノロジ

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現在のレコードメーカーは 「どこでもドア」 が普及した時代の鉄道会社. 【後半】

【前半】

新たな価値 ❷:ENTER-TECHという最先端価値

音楽とエンターテックは親和性が高い
なぜなら、 パイオニア・アートだから

前述した通り、音楽は特有の「同時性」によって「高次のインタラクティヴな体験」を生み、非直線的かつ非短絡的なストーリーを描くアートであるが故に、音楽自体がNew Media Art(これ以降シンプルにメディアアートと呼ぶ)が目指す完成形の一部を既に持っていま

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現在のレコードメーカーは 「どこでもドア」 が普及した時代の鉄道会社. 【前半】

「どこでもドア」が、遂に発明された!鉄道会社はなくなるだろうか?

「目的地に着く」という結果は変わらないが、「どこでもドア」の出現によって移動過程(時間)は著しく省略される。世界のほとんどは、それを歓迎するでしょう。

では、鉄道会社はなくなるでしょうか? 移動に要するプロセスが費やす時間は、常に省略されるべきコトなのでしょうか?

元々、鉄道での移動は『唯の過程』ではなく、五感で楽しむ『唯一の

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だから, 遠い未来も人はアナログに旅をする.

音源流通ビジネスが縮小する3つのファクター

❶ 画商は、ピカソの絵画が贋作であれば、それがどれだけ精巧なスーパーコピーだとしても、価値を著しく下げるしかない。一方、レコードメーカーの商品は、コピーでも価値は下がらず、むしろコピーを本物として売っている。しかも、どんな天才アーティストの音源でも、ピカソの絵画の贋作をつくるよりも遥かに容易にスーパーコピーをつくれてしまう。本や新聞も同じくで、作家の手

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歯車

今、音楽の世界は新たな黎明期にある。
Apple music、Spotify、AWA…音楽を聴こうと思えばいつでも聴けるし共有できる。かのミスチルだって、全曲公開をしているのだから、この歯車を止められる人はいないだろう。

いつでも気軽に音楽を手にできることは、いいこと。触れたことのないジャンルの音楽を聴くことも出来るし、知らないアーティストの曲も気軽に教えあえたりする。間口が広がったことで享受で

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メジャーデビューだけがプロへの道ではありません

メジャーのレコード会社というのは、CDの売り上げで成り立っています。
過去にCDが爆発的に売れた頃には多大な利益を上げていました。
ところが現在はみなさん承知の通り、CDはほとんど売れなくなりました。
ただ、レコード会社としてはそれでも新人を売りださなければ、会社が脳死してしまうので、売れる見込みがないのにデビューさせている状況です。

もし今、何らかの形でメジャーデビューが決まっても、売り出すた

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サラリーマン化したことでダメになった音楽業界

自分がバンドをやってた頃は、レコード会社の人って超エリートだと勝手に思いこんでいました。
大学を出て入社試験を突破した人たちだから、それはもう優秀な人材の宝庫だろうと勘違いしていたことは、実際に入社してみてわかったことです(笑)
どの業種、どの職場にも優秀な人はいるし、そうでない人もいる。
よく考えりゃ当たり前のことなんですけど、人間て勝手に思いこんだりイメージする生き物ですからね。
まぁ私もそう

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CDを売る時代からアーティスト自身を売る時代に変わった

レコード会社にいた頃は、ヒットして大成功を納めるという流れをたくさん見ることができました。
CDをプロモーションして「売る」システムが整っていましたし、誰々を売ったということで評価されたマネージャーやプロデューサーもいましたが、残念ながら今はその頃のノウハウを持ってしても、「売れる」ことはありません。
なぜなら、今までのシステムが機能しなくなったのと、CDが売れていた頃のプロデュース方法は通用しな

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セルフプロデュースの本質を理解するには

セルフプロデュースという言葉は浸透してきましたが、実際何をどうすることなのかわからない人も多いと思うので噛み砕いて書いてみます。
今までは音楽のプロ=メジャーと契約するという方法しかなかったし、またその歴史も長かったので今だにメジャーでCDを出すことを目指す人も多いのですが、まずはメジャーのレコード会社と契約できたとしても食べていけないことは過去記事に書きましたので参考にしてください。

今までの

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