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#舞台感想

心を動かされた演劇や舞台についてのレポを募集します! 作品名のハッシュタグと一緒に投稿してください。

人気の記事一覧

75分の一筆書きで魅せる世界「滑走屋」

思いもよらぬことはいつも突然、目の前にあらわれる。いいこともそうでないことも。その瞬間が訪れた時どうするか、瞬発力を試されるように。 指折り数えて楽しみにしていたアイスショーの公演2週間前、携帯・スマホに限って撮影OKの号令がかかった。 iPhoneSE第2世代を使って4年目。バッテリーのもちが悪くなって、今年あたり機種変せなあかんかもなぁと思っていたところにこのニュース速報。脳内で「今でしょ!」と叫ぶ声がした。その日の夜から毎夜バックアップをとり、その週末(公演1週間前

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【観劇体験】舞台『ジャズ大名』KAAT 神奈川芸術劇場

【観劇記録】として観た舞台の感想をnoteに記しているが、本記事は、【観劇体験】とした。何故かは追々書いていくとして、まずは前置きを。 “語彙力がなくなる”という表現を度々目にする。 特にここ数年でよく見るようになった。自分が心酔している好きな物や人について、その素敵さや素晴らしさ故に言い表す言葉をも失くしてしまう、というニュアンスで使われているのだが、筆者はその表現を見聞きするたびに疑問に思う。 「なくなる、のではなく、それを言う人は、もともと言い表せる語彙を持っていない

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【観劇記録】PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『月とシネマ2023』

本記事は、あくまでも個人的な主観の雑記である。 『月とシネマ』は、渋谷PARCOが2016年に建て替えのために休館した後、リニューアルして開業した新生PARCO劇場のオープニング・シリーズとして、2021年4月から5月に公演予定であった。しかし、ギリギリまで稽古を重ねたもののコロナ禍の影響を受けて全公演中止となった作品だ。 2023年秋、約2年の時を経て、PARCO劇場開場50周年記念シリーズとして上演されることとなった、『月とシネマ2023』。 作・演出は2021年から変

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【観劇記録】舞台『モンスター・コールズ』初日公演 PARCO劇場

2023年11月にPARCO劇場に『月とシネマ』を観に行った際、ロビーのラックにあった『モンスター・コールズ』のチラシが目に留まった。 仮チラシだったが、青い木のイラストがどこかおどろおどろしく、“モンスターは真夜中すぎにやってくる”というコピーも興味が湧いた。ハートフルな話やポップな話よりもダークな作品のほうが好みなのと、出演者に名女優の銀粉蝶氏が名を連ねていたことで、「これは初日に観よう」とその場で心に決めた。 舞台『モンスター・コールズ』は、イギリスの作家パトリック・

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【観劇記録】舞台『OUT OF ORDER』世田谷パブリックシアター

本記事は、あくまでも個人的な主観による雑記である。 『Out of Order』は、“笑劇王”の異名を持つイギリスの劇作家レイ・クーニーの戯曲である。 主人公サイドが、とにかくその場を取り繕わねば誤魔化さねばと嘘に嘘を重ねて、次々と登場人物たちを巻き込み話がどんどんややこしくなっていく。そんな喜劇をワンシチュエーションで展開させる作風で、レイ・クーニー作品は世界規模で絶大な人気を誇っている。日本でも彼の作品は度々舞台化されており、『Out of Order』に関しては、2

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『能』について、ちょっぴり語ってみた。

こんにちは、ぷるるです。 昨年の初観劇から、『能』にすっかり心奪われた私。 その熱は冷めることなく、今年も1月と3月に観劇をしてきました。 さすがに3回目ともなると、あれこれ思いを巡らす余裕が出てきます。 例えば「能、歌舞伎、オペラの違い」についてなど・・・。 意外にも『能&歌舞伎』より、『歌舞伎&オペラ』の方に共通点が多く感じられ、私は驚いてしまいました。 そんな素人視点の「ゆる考察」。 お楽しみいただけたら、幸いです。 意識の切り替え方 舞台には、たいてい幕

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「チャーリーとチョコレート工場」大阪公演初日が最高だった件

「かっこよ…」 1幕が終わった瞬間、思わずつぶやいた。そんな人はわたしだけじゃなくて、周りからもちらほら聞こえてくる。 この舞台が素晴らしすぎて、「もうこのまま終わらなければ良いのになぁ。2幕が始まらなければこのワクワクした気持ちのままずっといられるのに」と、本気で思った。 1/27は堂本光一さん主演のミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」の大阪公演初日。 大阪公演は梅田芸術劇場ではなくフェスティバルホールだった。オーケストラを聴きに頻繁に来ているホールではあるも

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【観劇記録】新宿梁山泊 第76回公演『少女都市からの呼び声〈若衆公演〉』下北沢ザ・スズナリ —3連続公演という旅—

本記事はあくまでも個人的な雑記であると断ったうえで、感じたままを記していきたい。 同じ演目の舞台演劇が、異なるキャストと演出で3連続で公演されるということは、そうそうない。 観客として、それを全て体感するという経験も貴重である。 唐十郎作の戯曲『少女都市からの呼び声』。 2023年の夏、花園神社でのテント芝居から始まり、東急歌舞伎町タワー・THEATER MILANO-Zaのオープニングシリーズとしての公演、東大阪市文化創造館での大阪公演、そして下北沢ザ・スズナリでの若

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「うみねこのなく頃に」に出会って10日くらいのオタクのうみステEP3の感想

どうやったら魔女ベアトリーチェを倒せるのか一週間考えていたけど、最適解が見つからなかった。 前回のあらすじ ・感想1 虚構を信じさせる力について進戯団 夢命クラシックス 進戯団 夢命クラシックス×07th Expansion vol.9 「うみねこのなく頃に~Stage of the golden Witch~Episode3」を配信で見た。 つい先日までは「うみねこのなく頃に」についてほとんど知らなかったし、触れてこようともしなかった人間に配信チケット代5000円払わせ

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【観劇記録】KERA CROSS 第五弾『骨と軽蔑』初日公演 シアタークリエ

チラシを開いて、「圧巻な眺めだな」と思った。 顔ぶれもビジュアルも。紙のチラシでそう思うのだから、生身で客席からステージを眺めたならばどうであろうか。否応なしに「これは観に行こう」と思わせた。 劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチによる過去の戯曲を、それぞれ異なる演出家たちが新たに創り上げる連続上演シリーズが“KERA CROSS”である。 第一弾は、『フローズン・ビーチ』(2019年7月~8月、演出:鈴木裕美)、 第二弾は、『グッドバイ』(2020年1月~2月

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スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」

観に行ってよかったです。 新橋演舞場「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」を観てきました。ヤマトタケルは明日10日昼の部で上演1000回を迎えます。私は999回に客席にいたことになります。 12年ぶりでした。 けっこう冷静に観ることができたけど、大詰に登場した小さなワカタケルを見たら、12年前の團子くんが重なりました。そうしたら涙が出てきた。 ラストの宙乗り。猿之助さんの優美な白鳥がフラッシュバックしてたまらなくて泣きました。團子くんは、あの羽根の扱いが初々しくて動きがカク

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武道館の奇跡 其の一

始まる前から総立ちのオーディエンスの中、武道館のセンターステージに真っ赤なマントを翻し颯爽と登場した我らが 洋ちゃん! 生誕50周年記念 大泉洋リサイタル in 武道館 の開幕だ。 すぐに絶頂期のジュリーさながら「TOKIO」を熱唱。 すでにボルテージマックスの私。 「会いたかったぜー子猫ちゃんたちーー!」 子猫ちゃんではないけど、私も会いたかったよ 洋ちゃーん! センターステージで全方向の子猫ちゃんに手を振りながら歌って、 「若干目が回りましたよ。」 なん

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ラストランコンサート

昨日、2024年12月末で引退を表明している名指揮者、井上道義氏のN響定期公演を聴きに行った。 77歳。指揮者としてはまだ若い。 昨今では90歳越えの現役指揮者も珍しくない。 井上道義氏 「自分で始めたドラマだから、終わりも自分で決めたいじゃない?」 なんというかっこいいセリフだろう😎 自分の身体のことは自分が一番よくわかっていらっしゃるのだろうと思う。 NHKホールの観客席は指揮者の登場前から熱気に包まれていた。 後半のプログラム ショスタコーヴィッチ 交響

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猿之助さん

10月20日は歌舞伎座に行こうかなと以前から思っていました。猿之助さんの初公判が行われる日。 日が迫り、少し緊張している自分がいました。だからこそ歌舞伎座かなと。夜の部「水戸黄門」がとても楽しく幸せになれるので心を落ち着かせるためにも行くことにしました。 彌十郎さんの黄門様の言葉の一つ一つが優しく心に響きました。ひととき夢の世界でしたが涙がこぼれました。ここに立つ猿之助さんが観たい。。輝く姿が心から観たい。想いが溢れてきました。 例え実刑になっても私の気持ちは変わらない

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東京旅行 1日目観劇編

韓ドラの中で私が1番好きなドラマ『愛の不時着』。 今回は舞台『愛の不時着』を娘と観劇のため東京へ。 ①EX旅予約で新幹線とホテル手配前回横浜行きで初めて利用したEX旅予約。 ICでの新幹線乗車も初めてのことで、 普段使っているICが本当に反応してくれるのか心配だったが、 何の問題もなく改札を通過できた。 一度ICを連携しておくとそのままデータが残っているので、 今回は登録しなくてもICにチケットがダウンロードされていた。 ただ娘のチケットを分配しないといけないので、 新たに

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武道館の奇跡  其の二

洋ちゃんが退場して、スクリーンに映し出されたのは「水曜どうでしょう」の藤村、嬉野Dと対話する洋ちゃん。 藤やんのいつもの洋ちゃんいじりが始まった。 リサイタルをのど自慢と言い、映像を作ってほしいと頼む洋ちゃんに 「なんでもやるんだな?」と脅しをかける。 まさしくヤミ金融。 そしてこのパターンは2011の大泉ワンマンショーの件とおんなじ! 映像が終わったと思ったら白いスーツの洋ちゃん登場。 カッコいいったらないんだよな。 歌い始めた曲はなんと! 「自動車ショー歌」

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もっとモンスター・コールズ漬け

2024年3月2日 舞台『モンスター・コールズ』を観劇。 2024年2月14日に同演目を観劇。 2回目です。 何となくストーリーの流れに沿いながら、観た人にしか分からない書き方で進みます。 1回目観劇後の感想・考察を踏まえると何を言ってるか読みやすいと思います。よろしければ。 ストーリーの記憶は幕間の20分間丸々客席で、そして観劇後の渋谷の夜の風に吹かれながらバルコニーで一人メモを取る努力はしましたが、 感情にストーリーが流されて行きます。 頭を思考のプールに突っ込んで、

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劇団四季「アラジン」魔法の絨毯の仕掛けは?ジーニーを演じるのは誰?観てきた感想と見どころまとめ

2023年10月11日、電通四季劇場にてロングラン上演中の劇団四季「アラジン」を鑑賞しました。 ランプの妖精「ジーニー」によって、様々な魔法が繰り出される本作品。 どのような演出で再現するのかと期待して観に行ったところ、期待以上の満足度でした。 観てきた感想をまとめてご紹介します。 ◆作品情報◆ 1.あらすじ 2.キャスト ◆見どころ◆ 1.華やかな衣装 これまで劇団四季の様々な作品を鑑賞してきましたが、「アラジン」の見どころは華やかな衣装の数々です。 街

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武道館の奇跡  其の三

ター・ナー・カーとシモシモ(オフィスキューの楽曲はほとんどと言っていいほどこのお二人が手掛けてくれている)が作曲した 「コラーゲン」 おもしろ系かと思いきや、これが良い曲なのよ。 肩、腰、膝が痛くなっても、君が僕を忘れてしまっても、僕が必ず君を笑わせるよ。 っていう洋ちゃんらしい愛の歌。 なんで私がぼけちゃう設定なのよって奥様に叱られたらしい。 ライルの曲 タイトル忘れた。 GLAYのTAKUROが提供してくれた「ふわり」 そしてセンターステージに現れたグラン

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貿易実務知識💎 協会貨物約款(ICC) 全危険担保:A/R ⇒新ICC(A) 分損担保:W/A⇒新ICC(B) 分損不担保:FPA⇒新ICC(C)※ ※積替・積込・荷卸で生じた  荷造り1個ごとの全損はてん補しない S.R.C.C Clauses →ストライキ暴動へのてん補

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