燈下 透吏

生活、感性、弱み、嫉み、などを書いていこうと思います。ゆるくも、苦しく生きています。よ…

燈下 透吏

生活、感性、弱み、嫉み、などを書いていこうと思います。ゆるくも、苦しく生きています。よろしくお願いします。

最近の記事

世の暮れ

 今年も終わろうとしている。”今年、何か成し遂げたか?”いつもその問いに辿り着く。頑張った。それは、言える。だけれど、”何か成し遂げた”という大それた問いに語りかけるほどのことは、していないのである。でも、目標としていた中判カメラの購入は果たすことができた。(いきなり、いま修理出してて不安なのですが)今年中に手に入れられたこと、それは、とても大きな僕の頑張りであったと、胸を張って言えることだなと思う。よくやったぞ、俺。次の目標である、旅。これは、来年。必ずと言っていいほど、成

    • 美しいから ぼくらは

       上り坂、下り坂、まさか。こんな歳になるなどとは思ってもいなかった。もっと、早く死ぬんだと思ってた。でも、この歳まで生きてきたのだから、せめて、あと一年くらいは悪あがきしてみようと思います。本日、誕生日でした。  そんな今日は、東京の北村写真機店に中判カメラを見に行ってきました。PENTAX67、重かった… あんなに重いとは思わなかった。「持ったことあります?ないです。持ってみます?はい!」ってなって、持ってみたけれど、あまりに重かった。みんな、素知らぬ顔で首から下げてます

      • 夢の狭間で

         久しぶりにつらつらと書いてみる。Instagramに書こうと思ったのだが、少しだけ長くなりそうだから、それに、久しく書けていなかったから。ここに書こうと思います。  唐突だが、ゴダイゴが歌う『銀河鉄道999』の詞について、思ったことを少し書いてみようと思う。    詞に「古い夢は置いて行くがいい ふたたび始まるドラマのために」というものがある。曲は、聴いたことはあったけれど、耳に流していただけだったみたいだ。久しぶりに聴いて、僕は、とてもハッとした。  僕には、死ぬほど

        • 孤独

          孤独にならないで そう言われたわたしは 孤独と友達なわけで ひとしきり泣いて わたしとあなたの 秘密の遊び場で 幸せだって つぶやくの 僕だって 孤独さ 眠れない夜を越える そう 何夜も何夜も 声にならない 燈となって 庭には 喜びを舞う 精霊たちがいて 幾分 華やかな宴となり 空へと帰っていくの わたしにできることとといえば 祈りを捧げることくらいで わがままな生き方をしてきた分 足には鎖が繋がれていて この庭から出られないの 泣いてすむくらいなら 天国も地獄も 神

          頬を濡らすような眠れない夜は 

           見えない声に奪われないように、冷たい声に失われないように。最近の僕は、あんまり元気ではないです。昨年末くらいから色々、私生活の方で起きていて、わりと長く、暗いトンネルで。そういう時、心で思うのです。「焦らない」「欲張らない」「負けない」と。傷ついている時は、成長してる証拠。強くなっている証。意識高い系YouTuberさんのポジティブ動画を見漁ったり。強く思うのです。僕は強い。そう、言い聞かせるのです。でも、そんな言葉も、思いも、歯が立たないくらい、弱ってしまう時があるのです

          頬を濡らすような眠れない夜は 

          運命の旅路について

           あなたは、運命を信じますか?僕は、信じます。マイナスなことであったとしても、プラスな出来事でも、感じます。運命を。今年は、別れの年でした。「ごめんなさい、さようなら、またね」マイナスな言葉を、何回か受けました。またね、とかあればなんだか、少しは救われたような気持ちになるのですが、もう会えない、連絡も返ってこない。そういうのは、もう、嫌だなと。耐えられないな、と思うのです。だから、予防線をはって、もう恋しない。とか、勘違いしないように気をつけよう。とか、思っていたのですが、な

          運命の旅路について

          What you throw out

           久しぶりのnote。誕生日に、一度書こうと思って、テキストを開いたのですが、途中で断念していましたね。そういうとこだよ、俺。気合い入れろ。少々、お付き合いください。  やってきました、2022年末。よく生きました。後半、ぼろぼろで。特に、10月、11月、12月。本当に、ぎりぎりでした。なんとか、来年に繋げていけそうです。出会いもたくさんありましたし、悲しい別れもたくさんありました。傷つくことに慣れてはいけないと思うんです。と言いますが、全然慣れないんだけど!大人になったの

          What you throw out

          宝箱はあけておくよ

           アメリカ人の写真家、アレック・ソスの写真展を見に、神奈川県立近代美術館、葉山館に行ってきました。とても、とても良かったです。距離感が、彼の写真にはあって、被写体との距離を大事にしている方だなと思いました。大判カメラで撮った迫力、気持ちのいい圧、鋭さ、美しかったです。大判カメラは難しいけれど、中判カメラ、欲しいな。いつの日か。そして、僕は、一生、写真を撮り続けようと誓ったのである。  もう、あそこまで行くと、鎌倉、江ノ島も近いのですね。天気も良く、よく見れました。江ノ島周辺

          宝箱はあけておくよ

          徒然なる心

           いよいよ、10月ですね。よく、ここまで生きましたね。なんか、年末の頃になると、ほんとよく思う。よく生きたな、って。僕はこれを市立図書館で書いている。平日の昼間とあって、全然人がいなく、閑散としている。でも、ここを生き甲斐にしている人は、たくさんいるんだろうな、って思います。僕も含めて。空気も秋めいていて、黄色い落ち葉も目立ち始め、秋なのである。秋花粉も落ち着きました。くしゃみは、まだ出るけれど。 9月上旬(時を逆行)  小さな町の小さなフェスに来ています。今年、最初で最

          徒然なる心

          もうひとりの君へ

           大人になったら、誰も気にかけてくれる人はいないし。そうなんだよ。当たり前とか使いたくないけど、普通にそうなんだよ。学生の頃は、気にかけてくれる先生とか、見守られていた。そういう面では、とても救われた学生生活だった。僕が、ぼろぼろだったから、気にかけてくれたのかもしれないけれど。僕が、あからさまにアレだったから。  どうしても憎しみめいたものがあって。この先、ずっとそうなんだろうなと思ったりして。  久しぶりに、何もない夜を過ごしている。安心する。夜更かしもできて、朝寝坊

          もうひとりの君へ

          温かな孤独を纏う

           なぜか、すべての言葉を書き連ねても、嘘っぱちの様に感じる。  僕の人生、特に学生時代は、あと一歩。が足りなかった。あと1点とか、僅かな選択ミスとか。何が出来て、何が出来なかったか、何もかもわからなかった。そんな余裕、全然無かった。でも、全力で生きてきたつもりです。でも、足りなかった。時間が無かった。悔しい思い、救えなかった人も、何人もいた。僕自身も。その人が結果的に、いま幸せなら、それでいいのだけれど。思い出も僕も、今の僕も、全然幸せじゃない。  確かに、求めているもの

          温かな孤独を纏う

          愛という名の思い出

           今回は、愛する犬について書いておこうと思う。  2022年7月18日(月)海の日、愛犬が死んだ。  寂しい。  悲しい。  死とは、何か。久しぶりに、もの凄く考えたし、泣いた。どうして、生き物は、死ぬ前提で生まれ、当たり前のように死んでゆくのだろうか。映画『C'mon C'mon』でもそんな問いがあった。死ぬには、絶対に理由があると思うの。頑張ったんだと思うだ。彼も。死ぬ、っていうことは、頑張った「証」なんだと思う。生きてることは、特別で、だから、死ぬことも、特別で

          愛という名の思い出

          さよならの向う側

           やっぱり表現してる人でありたいなと、思った。何を見てとか、誰を見てとか、言い出したら切りがなのだけれど。とにかく、カッコよく。優しく。あったかく。そんな人でありたい。やりたいことは、幾つもあって。叶えたいことも、何個もあって。でも、人生は一度きりで。僕は、僕の感性を使い切るには、この一つの人生しかなくて。だから大切で、無駄な時間なんて1秒たりともなくて。僕が見ている景色には、かっこいい大人がたくさんいて。映画だってそうだし、小説だってそうだし、写真だってそうだし、音楽だって

          さよならの向う側

          Kamakura,Enoshima.Solo travel. Episode 2

           前回のお話の続きですが、紹介したカフェ周辺の小道が素敵で、住んだ感覚になります。大好きです。初めてだったからなのかもしれないですけど、新鮮さもあったからかな?長谷駅周辺はおすすめです。注目すべきところは、大仏(高徳院)や、長谷寺だけではない!  海まで続く道とか、美しすぎて、感動してしまいました。  それでも、長谷寺は美しかった。(めっちゃ混んでたけど)  極楽寺駅のお話に戻りますが、ここは映画『海街diary』ですずが雨宿りしていた小屋?なのかな、名前はわからないけ

          Kamakura,Enoshima.Solo travel. Episode 2

          Kamakura,Enoshima.Solo travel. Episode 1

           鎌倉、江ノ島へ、一人旅してきました。(江ノ島へは渡っていない)無事に帰還しました。また、一人旅かよって?そうです、今回も一人旅です。気楽で良いですよ。思い出を共有できる人がいないのは寂しいけれど。  まぁ、なんか。鎌倉とか江ノ島って、関東にいると、ちょうどいい距離で、日帰りするのにはちょっと時間的にキツキツで、泊まるにもなんだかな、な距離で。紫陽花も見たかったし、行きたいお寺も、神社も、カフェも、あったので、ゆっくり一泊してみようじゃないか!と一念発起。  まずは、鶴

          Kamakura,Enoshima.Solo travel. Episode 1

          カネコアヤノ単独演奏会2022春後記

          今夜は、 カネコアヤノ単独演奏会2022春 ツアーファイナル、中野サンプラザホール公演に 行ってきました。 とても強く、びっくりするくらい優しく、 いろんな表情を見せてくれる、 カネコアヤノさんが大好きです。 変わらず、グレープルーツで 心奪われてしまう… 今日も凄まじかった。 めっちゃ気持ちよかったです。 かっこよかったです。 アーケードや光の方へ の無いライブもありだなぁ と、新鮮に感じました。 楽しかった。 あと、エメラルドがめっちゃ良かった… 今日は、ちょっと

          カネコアヤノ単独演奏会2022春後記