見出し画像

詩107 かっぱちゃん

雨の降らない 夜は無い。

風の止まない 時がない。


心のアタマに 傘をさしても

横から 下から 吹いてきて

結局 すべて ずぶ濡れや。


その点 カッパは すぐれもの

オシャレを見せるの できなくなるけど

なりふりなんか かまってられへん。


上から 下から 横からの

雨風なんか 屁でもない。


おぉっと、忘れておりました。


足元 すくわれないように

ゴム長 買いに いかなくちゃ。


完全防備で備えたら

僕は ゆっくりと 自転車を漕ぎ出すんだ。


変速ギアなんて 何もない

重いペダルの 中古の自転車を。
 

この記事が参加している募集

猫のいるしあわせ

今日の短歌

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?