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薬中のやりすぎ土佐造り、もはやサラダ。


むしゃくしゃしてやった。

そう言ってもおかしくないくらいの料理を作ってしまった。

薬味中毒の私には、時々禁断症状のようなものが出る。
「とにかく薬味を、色んな薬味をいっぱい食べたい...。」
これが発動した状態でスーパーなどに向かうと、とても危険だ。
手当り次第、目につく美味しそうな薬味を買いあさり食べたくなってしまう。

そしてその日私は、その夢が叶ってしまうかのようなとっておきのお相手を見つけてしまった。カツオだ。
「タタキ、土佐造りに!」と書かれているスーパーの人のコメントのようなPOPがきらめく。

私は、タタキとは程々のネギなどが散らしてあるもので、土佐造りとは玉ねぎが敷いてあり、その上にニンニクや茗荷、ネギなどの薬味が乗っているものという風に勝手に認識していたが、調べてみるとそれはどうやら違うということがわかった。タタキと土佐造りの違いはタレにあるらしい。

がしかし、そんなことを言っては土佐の人に怒られてしまうかもしれないが、厳密な違いは割とどうでもよい。
今私の中で重要なのは薬味をもりもりと食べることである。
そんなわけで、カツオを買ってきた私が欲望のままに薬味を買いあさり、作ったのがこれだ。

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もう、土佐造りでもなんでもない気がする。
このうずたかく積まれた緑は全て薬味でできている。
いくら薬味が大好きとはいえ、ここまでくると下品な盛り方、もはや森である。
カツオが1ミリも見えていない。
そしてその周りには、薬味かどうかすら怪しいアボカドまで盛られてしまっている。

アボカドに関しては、調子に乗って薬味を盛りつけたがカツオに対して薬味の量が多すぎたかもしれないと若干正気を取り戻した私が、カツオの不足を補うようにこの薬味と一緒に食べたら美味しいのではないかと思って苦肉の作として参戦させた結果である。
とにかく盛りすぎて、森過ぎて全貌が見えないため、材料をメモしておく。

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