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ひらのエッセイ

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自分思いを綴っています。
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価値のある存在であること

価値のある存在であること

家庭や友人、目上の人の言葉に何年、何十年と縛られている人はいないだろうか。

私自身そのうちの1人だと言える。

幼い頃や大人になってから言われた言葉の数々が突き刺さり自分の価値観を無意識のうちに失わせて自信を失っていた。

無意識レベルというのが又厄介な所だ。

特に幼い子供達は大人の影響力が大きい。否定的な言葉がそのまま自分の存在価値へと反映してしまうのだ。

遡ること数年前、息子の高校3年生

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夢中になる事を見つけることで…

夢中になる事を見つけることで…

2020年6月28日からnoteを始めて、もうじき2年が経とうとしてます。

今まで記事をご覧頂いたり、スキやコメント本当にありがとうございました。

普段は長文をあまり書かないのですが、今日は過去を振り返りながら自分のことについて書いてみようと思います。

「お母さん、noteでもやってみたら?」始めるきっかけになったのは娘の一言でした。

それまでの私はこれと言った趣味もなく、自己表現をする事

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秋を感じて…

秋を感じて…

ちょうど3週間前、東京のコロナ感染者数が落ち着き始めた頃神奈川の実家に帰省した。

身体が不自由な父と一人で介護する母の様子が気になったからだ。

父は浴室で倒れ、脳の手術をしてからというもの段々と足も弱り今では外出時は車椅子、普段はずっとベッドにいる。

私が帰省した時は終始穏やかで、ベッドに座り長時間テレビを観ていた。

そんな父は孫のことはだいぶ記憶から薄れているが、私のことはまだ覚えている

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SUWADA OPEN FACTORYを訪ねて

SUWADA OPEN FACTORYを訪ねて

今日は新潟県三条市にあるSUWADA OPEN FACTORYをご案内します。

諏訪田製作所と言えば爪切りで有名です。

一人一人の方が最初から最後まで手作りで作られています。

足用の爪切りやベビー用等、用途に合わせて様々な種類がありました。

工場内で販売しているものはアウトレット商品もありお手頃で購入する事が出来ます。

購入の際¥500プラスで爪切りの内側に名前や文字もその場で刻印しても

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フィンレイソン展を訪ねて

フィンレイソン展を訪ねて

ある雨の週末、美術館でフィンレイソン展が開催されていましたので、足を運んでみました。

一部を除き撮影可能でしたので、今回は展示されていた一部をご紹介します。

1820年北欧のフィンランドで始まったフィンレイソン紡績工場。200年に渡りホームデザインとして人々の生活に浸透しているそうです。

時代を感じさせない美しい動植物等のデザインが、200年もの間人々から愛され生活の一部として取り入れられる

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noteを始めて一周年、皆さんありがとうございます

noteを始めて一周年、皆さんありがとうございます

noteを始めて一周年を迎えることができました。

いつも記事をご覧頂いている方々、そしてスキやコメント・フォローをしてくださっている方々本当にいつもありがとうございます。

私が写真を夢中で撮るようになったのは最近で、昨年の春頃からです。

以前の私はこれと言った趣味もなく、時間があれば過去や悩み事に囚われていた気がします。景色の良い場所や旅行に行っても仕事のこと等が心を占め、曇ったフィルター越

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ホタルの夜は…

ホタルの夜は…

昨日はホタルを見に行った。

家から約40分車を走らせると着く所で、子供が小さい頃毎年のように連れて行った場所。

まだ朝晩は少し冷たい夜風が吹くので、上着が欠かせない。

昨日も半袖の上から羽織る上着を持ち、19時半ごろ目的の場所に向かう。

外は少し明るく、車の窓を開けるとひんやりとした風が火照った身体を冷やしてくれる。

そしてホタルの場所に近づくに連れて、窓の外から大好きな緑の匂いを感じる

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Zawaさん、素敵な演奏をありがとうございました

Zawaさん、素敵な演奏をありがとうございました

昨日つぶやきしましたが、フォローさせて頂いてますZawaさんのサックスの演奏を聴きに行きました。

まだ涼しく、心地よい風が吹く夜。

Zawaさんの人柄が伝わる優しい音色が響き渡りました。

ブルーノ・マーズの曲から始まり、アリシア・キーズ等など…

音楽の演奏はよく聴きに行きましたが、ここ最近は行っていなかったので本当に素敵な時間を過ごさせて頂きました。

サックス演奏で、日本一周されてますの

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山古志アルパカ牧場を訪ねて

山古志アルパカ牧場を訪ねて

山古志村アルパカ牧場に行ってきました。

こちらはアメリカコロラド州から地震の復興を願って3頭のアルパカが寄贈されたそうです。

現在では50頭以上に増えて、そして今年の5月にも2頭の可愛らしいアルパカの赤ちゃんが誕生していました。

名前は左がミルトン(2021年5月15日生)と右エイト(2021年5月1日生)だそうです。

こちらはまだ生後1ヶ月も経たないミルトン。好奇心旺盛に近づいてきます。

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正直に生きることで

正直に生きることで

幼い時から自分の気持ちに正直に生きる習慣がなかった私。

「もし離婚したらどちらに付く?」

両親に聞かれれば本当は母親に付きたかったが、正直に答えれば父親が傷つく。

「わからない」と答える。

友達と3人で遊べは、1人外れてしまう役を自分から買ってでる。

いつの間にか心とはうらはらな態度が習慣化していった。

自分の気持ちを蔑ろにしていったのだ。

結婚したら今度は自分の事よりも子供を優先的

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ヘデラに願いを込めて

ヘデラに願いを込めて

久しぶりに神奈川県の実家に帰ってきた。

再就職が決まり、働き出すと中々帰れなくなる。

昨年から度重なる入退院を繰り返す父に会いに行くべきだと思った。

父の姿は以前のエネルギーに満ちた姿から一変していた。

身体も痩せ細り、穏やかにベットに座っている。認知症も少し入り、あれだけ可愛がった孫の事も分からなくなりつつある。

そんな父に対して母は、時折キツイ言葉を掛けてしまうと自己嫌悪に陥っている

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黒のヒート〇ック

黒のヒート〇ック

それは去年の4月まだ肌寒い日、
私が洗濯物を畳んでいると息子が部屋に入ってきた。

「あのさ、母親のヒート○ック俺の洗濯畳んだ中に混ぜるの辞めてくんない?いつも着て気づくんだけど…」

「えっ!混ぜてないでしょう?じゃあ、今畳んだ3枚着てみなよ!」

と是が非でも認めない私。

黒のヒート○ックを1枚ずつ着てみる息子

1枚目

「いいねー。俺のだねー。」

2枚目

「おっ、これも俺のだ。」

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お風呂の栓の締め忘れにご注意ください♪

お風呂の栓の締め忘れにご注意ください♪

今回はお義母さんと主人の妹さんが家を建てたばかりの冬の寒い時期、泊まりに来てくれた時のお話。

まだ小さい子供達は、お義母さんと妹さんに沢山遊んでもらい楽しい時間を過ごしていた。そして夕食の時間が終わる頃私はお風呂の準備を始めた。

「お義母さん、お風呂どうぞ」

よそ行きの声で一番風呂を勧めた。

「では先に頂くね!」

お義母さんはそう答え洗面台に向かった。

暫くして洗面台のほうから

「え

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