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『瞬く命たちへ』+『続く僕らの命』などマンガ原作向け

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コンテスト(ジャンププラス原作大賞)に応募した作品です。 『続く僕らの命』は『瞬く命たちへ』の続編のような扱いです。 なるべく単独読みでも分かるように書いてますが、続けて読んだ方… もっと読む
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ジャンププラス原作大賞応募作品『瞬く命たちへ』&『続く僕らの命』&『ひとつになり…

※登場人物が増えてきたため、これから随時更新します。 ☆生野七緒鈴(いくのなおりん)…命…

宙の音
1年前
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『ひとつになりたい(…けど)離れたくない』<あらすじ>#ジャンププラス原作大賞

高三の主人公・命多朗は彼女(揺波)と付き合って三年になるが、キス以上はできずにいた。命多朗…

宙の音
1年前
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『ひとつになりたい(…けど)離れたくない』

 彼女と正式にお付き合いを始めてから三年が経とうとしていた。彼女とは小学一年生の頃に出会…

宙の音
1年前

『続く僕らの命』<第4話>秘密の帰り道とプレゼントの秘密

 「ところで命多朗くんって、そろそろ帰ろうとしてたところ?」 「うん、そうだよ。」 「命多…

宙の音
1年前

『続く僕らの命』<あらすじ> #ジャンププラス原作大賞

初めての夢精で目覚めた朝、12歳の主人公・命多朗は誰かの声が聞こえるようになった。それは彼…

宙の音
1年前
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『続く僕らの命』<第3話>もうひとつの告白

 おじいちゃんからの突然の信じられない告白にショックを拭いきれないものの、一番傷付いてい…

宙の音
1年前
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『続く僕らの命』<第2話>突然の告白

 冬休みに入ったばかりの12月24日。クリスマスイブのその日、お兄ちゃんの計画通り、僕は揺波ちゃんと遥生くんのデートを尾行する前に、大好きなおじいちゃんが入院している病院へ花束を抱えてお見舞いに行った。 「おぉ、命多朗…見舞いに来てくれたのか。うれしいよ…。おまえも一人で病院に来られるくらい、大きくなったんだな。こんな風におまえの成長を見られるなら、もう少し長生きしたかったよ…。」 病気が長引いているせいか、おじいちゃんは弱音を吐くことが多くなっていた。 「おじいちゃん、長生

『続く僕らの命』<第1話>二人の出会い

 初めて夢精を経験した朝、その声は突然、聞こえ始めた。僕の頭の中で…。  「おめでとう…

宙の音
1年前
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「命の行方」(『瞬く命たちへ』いつかの最終回)

 母が中絶したため、俺は生まれることができなかった。別に生まれたかったわけではない。むし…

宙の音
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『瞬く命たちへ』<第8話>それぞれの策略 再会を果たした二人の行方

 あの娘…予想通りだが、一筋縄ではいかないな。太朗の子、孫を簡単に諦めてなるものか。この…

宙の音
1年前

『瞬く命たちへ』<第7話>プレゼントの行方 そして新たなターゲットの出現

 「ターゲットワンが受精しました。」 芽久実先生が帰って間もなく、突然テレビの電源が入り…

宙の音
1年前
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『瞬く命たちへ』<第6話>クリスマスの行方 それぞれのプレゼント

 ラブラブなカップル二組に刺激的な場面を見せつけられた僕は、鈴音ちゃんと二人でクリスマス…

宙の音
1年前
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『瞬く命たちへ』<第5話>それぞれの12月24日 芽久実先生の過去

 「光くん、あのね、24日、うちでクリスマスパーティーするから、良かったら来てね。鈴音ちゃ…

宙の音
1年前
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『瞬く命たちへ』<第4話>それぞれの二人暮らしスタート

 ひょんなことからタイムスリップし、へその緒の化身であるナオリンという女の子と同棲することになった俺は、その日初めてこれから二人で暮らすことになる部屋に足を踏み入れた。 「うぁ…やっぱり狭いね…。魔法でもっと広くしてよ、ナオリン。」 一人暮らしなら我慢できる広さだったけれど、二人で暮らすには手狭な感じの部屋だった。 「さっきは魔法でどうにでもなるって言ったけど…でもねぇ、命の使いに与えられた魔力はやみくもに使えないことになってるのよね。」 「えっ?そうなの?さっきと話が全然違