hiroumi3

職業IT屋さん、運用設計やってます。 中年を通り越して、あと数年でアラカンとか信じられ…

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職業IT屋さん、運用設計やってます。 中年を通り越して、あと数年でアラカンとか信じられん。 音楽(特に洋楽)、低山、長距離ウォーキングが趣味。 川崎市麻生区在住。

マガジン

  • ロック・ミュージックと私

    わたくしの経験や思い出、主観たっぷりで過去のことを書いています。

  • 麻生区の階段

    川崎市麻生区は坂道が多いのですが、その分階段も多いです。その中でわたくしが実際に上り下りして気に入った階段を紹介しています。

  • アルバムレビューみたいなもの

    あまり人が取り上げないものを中心に書いています。

  • 麻生区または地域のこと

    タイトル通り、わたくしが住んでいる川崎市麻生区のことや、それ以外の地域のネタを書いてます。

最近の記事

毎年4月15日にはドナルド・フェイゲンの『The Nightfly』を必ず聴いている

スティーリー・ダンが大好きな俺は当然のようにドナルド・フェイゲンのソロ・アルバムも好きだし、『ザ・ナイトフライ』に至っては年に何十回聴いているか分からない。 そして4月15日には必ずその日の最初に聴くようにしている。亡き友人のことを想って。この日だけは特別で、普段聴いているのとは気持ちが違う。 彼(Yさんとする)とは26年ぐらい前、そのちょっと前にネットで知り合ったOさんからの紹介で出会った。プログレやAORが好きで、スティーリー・ダンも好きだと言い、特にフェイゲンの『ザ

    • 麻生区の階段:万福寺おやしろ公園、四季彩の丘

      新百合ヶ丘駅からすぐ、津久井道沿いにあり、小田急線からも見える「四季彩の丘」。万福寺おやしろ公園の一部であり、そのロケーションから結構使われている印象を受ける。 ヘッダーの写真に大きな建物が見えるが、「ガーデンアリーナ新百合ヶ丘ビュー」が数棟あり、恐らくここに住んでいる人にとっての生活路だと思う。ただ、彼らが主に使うのは今回紹介する階段ではなく、併設されているスロープだろう。 階段は丘に合わせて山道で見るような階段となっている。動画しか撮ってなくて、写真がないので早速紹介

      • 西新宿で働こうと思った20代前半のころの話

        20代の俺は将来どうなりたいとか、どんな仕事がしたいというのが無かった。だから最初の就職もろくに就活もせずに1か所行って決めてしまったけど、ITの営業職みたいな仕事が嫌でわずか2か月で辞めてしまった。そこから20代後半まで6年近くはフリーターだった。 ちょうどその頃、フリーターは「新しい働き方」みたいな言われ方をされていたものの、世間ではまだまだ認知されてもいなければ、それどころか白い目で見られるような立ち位置だった。当時まだ実家住まいをしていたけど、隣の家の親父からは「フ

        • スターズ・オンの「ショッキング・ビートルズ」を覚えている人はいるのだろうか

          洋楽を聴き始めた13歳の頃、FMでオンエアされる曲をテープに録音して聴いていたわけだが、その中の1曲に「ショッキング・ビートルズ・45」という曲が入っていた。 アーチストは「スターズ・オン」と言って、オランダのグループのようだ。正しくはStars On 45というグループ名だそうだが、当時は「スターズ・オン」だった。 ビートルズの曲をメドレーにしてディスコ調にアレンジしたものだが、この曲は全米1位はもちろんのこと、カナダやオーストラリア、ヨーロッパの国々でも1位を記録して

        毎年4月15日にはドナルド・フェイゲンの『The Nightfly』を必ず聴いている

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        記事

          ソニック・ユースの『TV SHIT』を語る

          前にソニック・ユースの『Daydream Nation』のことを書いた際に、冒頭で「ソニック・ユースのディスコグラフィーをいまから極めようと思ってもかなり難しいのではないかと思う。と書いた。 彼らは活動初期こそインディー・レーベルからアルバムをリリースしていたが、1990年からはメジャー・レーベルのゲフィン・レコードに移籍している。インディーからメジャーというのであれば、同じようなミュージシャンはごまんといる。ソニック・ユースがユニークなのは、メジャー移籍後も自分たちでレー

          ソニック・ユースの『TV SHIT』を語る

          Samuel Purdey / Musically Adrift

          スティーリー・ダンを長年聴いていて、俗にいう「フォロワー」的なミュージシャンもチェックしているが、近年こそ良いなと思うアルバムに出会ってはいるものの、90年代や00年代はまだまだ満足いくものには出会えなかった。 かつては「スティーリー・ダン・シンドローム」と言って、いくつものグループ(大体ユニットが多い)が紹介されていたが、俺にとってはどれもダメで、単純にデュオだからじゃねみたいなのが多くて音楽的には好きになれなかった。 そんな中、1999年にこれぞスティーリー・ダン・フ

          Samuel Purdey / Musically Adrift

          あさお境界トレイルハイクを歩いた

          以前ここに書いた「あさお境界トレイルハイク」に参加してきました。 川崎市市制100年記念事業のひとつとして開催されたイベントで、麻生区内の小田急多摩線側の町田市、多摩市、稲城市と隣接する境界ぐるっと約19㎞歩くというものです。 わたしくは19㎞ぐらいなら休まずに歩きとおせるだろう、7:00スタートというならどんなに遅くても11:00には戻ってこれるだろうと思い、ひたすら歩きました。 まずは道中の景色なんかをまとめて。 地味にアップダウンがあるので、5.5km/hをキー

          あさお境界トレイルハイクを歩いた

          誰とも分かち合えなかったオリジナル・ラブの衝撃

          中学生で洋楽の沼にハマった俺は「日本人の音楽なんてダセえ!」と、いまでいう中二病のような思考のままハタチを超えた。いや、正確にいうと18歳の時にザ・スターリンを聴いてはいたが、それ以外は全部洋楽だった。だからほとんどの同年代とは音楽の話が合わない。 90年代前半のある日、テレビのCMから魅力的なヴォーカルが聴こえてきた。海に飛び込む西田ひかるの画面の右隅に「Original Love」の文字。それまでに何度か目にしてきたグループ名。良い声だな、そう思った。 それ以前にも「

          誰とも分かち合えなかったオリジナル・ラブの衝撃

          麻生区の階段:小田急多摩線高架下

          麻生区の幹線道路のひとつ、津久井道。東京都内だと「世田谷通り」なんて言われているが、神奈川県に入れば津久井道と呼ばれるこの道路は、自分がこの地に引っ越してきてからずっと柿生から新百合ヶ丘の区間の車線工事が行われている。 今回紹介する階段は、そんな道路工事の影響であまり利便性を感じないところだ。 階段ファイルNo.18:津久井道沿い、小田急多摩線高架下にある階段 段数:43段 正直、段数も大したことないし、これと言った特徴もないのだけど、注目しているのはこの階段のいまの状

          麻生区の階段:小田急多摩線高架下

          麻生区の階段:早野聖地公園

          麻生区内には墓地も結構ある。その中でもここ早野聖地公園は「公園」と名付けるだけあって、お墓がたくさんあるものの、ちょっとした散歩のコースにもいい場所である。 早野という場所は麻生区のかなり西側ですぐ隣は横浜市青葉区になる。そしてとてもローカルな地域だ。野山や畑が多く、「川崎」と聞いてイメージするような場所とは180度かけ離れている。 そこが良いんだよ。 そんな早野聖地霊園にも良い階段があるので紹介したい。 では、早速登ってみようか。 階段ファイルNo.17:早野聖地公

          麻生区の階段:早野聖地公園

          「パンクなんか聴いたら気が狂っちまうよ」と言ったやつの気を狂わせてやりたいと今でも思っている

          あれは高校3年の時だった。俺はレンタルレコード屋でセックス・ピストルズの『Better Live Than Dead』という、当時リリースされたばかりのライヴ盤を借りて、帰りの電車に乗り込んだ。 そこに同じクラスのKとWが乗っていて、俺に「何借りたの」と聞いてきたので、ピストルズと言ってもどうせ分からないだろうと思って「パンク」と答えた。するとKが吐き出すかのようにこう言った。 「パンク?パンクなんて聴いたら気が狂っちまうよ」 俺はバカじゃねこいつと思いながら鼻で笑って

          「パンクなんか聴いたら気が狂っちまうよ」と言ったやつの気を狂わせてやりたいと今でも思っている

          麻生区にはでかい仏像や観音像がありすぎ

          麻生区内をくまなく歩いていて、突如出くわしたでかい仏像と観音像たち。「ありすぎ」と書いたが紹介するのは3体である。 1.黒川、西光寺の仏像 黒川駅より徒歩5分ほど、鶴川街道沿いにある曹洞宗西光寺にある仏像。小田急多摩線からもきっと見えることだろう。街道よりは高いところにあるから目立つかなと思ったけど、この敷地に来て初めてその存在を知ったので、恐らく気づかない人も多いと思う。 わずかに「墓所」という文字が見えるが、この背後には歩道を挟んでお墓が並んでいる。 2.王禅寺、

          麻生区にはでかい仏像や観音像がありすぎ

          Nara Leao / Nara

          ナラ・レオンのイメージは後年のボサノヴァ歌手という人は多いと思う。それ以前に「誰?」と思う人の方が多い気もするが、ここでそこから説明するつもりはない。 ボサノヴァを形作ったのはアントニオ・カルロス・ジョビンとジョアン・ジルベルトというのは有名な話ではあるが、ボサノヴァが育ったのはナラ・レオンのアパートだというのもボッサファンであれば承知の事実。1950年代後半、ギター教室を開いていたロベルト・メネスカルやカルロス・リラといった後に名を残す人たちやその仲間がナラのアパートに集

          Nara Leao / Nara

          Fiona Apple / Extraordinary Machine

          フィオナ・アップルは「孤高の人」という表現がとても合う。18歳でデビューしてから28年間でリリースしたアルバムはわずか5枚。それでもその存在感は翳ることなく、他のどの女性ミュージシャンにも劣らない唯一無二の存在だ。 俺がフィオナ・アップルを知ったのは1999年にリリースされた2枚目のアルバム『When The Pawn…』からだったが、遡ってデビュー・アルバムの『Tidal』を聴いたときの驚きといったら半端なかった。1曲目の歌いだしからして、18歳の女性シンガーのデビュー・

          Fiona Apple / Extraordinary Machine

          麻生区の階段:栗平の生活道となっている階段

          小田急多摩線の栗平駅から2分ほど歩いたところにある階段。サンライズ栗平というマンションの真ん前から下りて、上麻生連光寺線のほうに出られるのだが、この階段は人の通行量が多い。 今回訪れた際も、人が途切れるのを少し待つようだったし、平日や土曜日に行った日には時間帯によっては桐光学園の生徒がたくさん通るので、今回はいいタイミングで撮れたなと思った。 駅の場所から階段を下りきったところの高低差は結構あって、駅南口と階段の降り口で比べても15mはあると思う。ざっくり調べただけだけど

          麻生区の階段:栗平の生活道となっている階段

          ベン・フォールズ・ファイヴをまたやって欲しいと思い続けている

          きっかけ あれは1998年の春ごろ、家人が「フジロックってやつにイギー・ポップが出るって」と教えてくれたことで、豊洲で開催された第2回フジロックフェスティバルに行くことになった。 すでに齢30となっていた俺だが、相変わらず60年代70年代ロックばかりを聴いていて、90年代のものはあまり聴いていなかった。なのでフジロックも初日だけ、そして目当てはソニック・ユースとニック・ケイヴ、そしてイギー・ポップという感じだった。 後日、WOWOWで2日間のダイジェストを放送したので録

          ベン・フォールズ・ファイヴをまたやって欲しいと思い続けている