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俺たちの新潟。

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記事一覧

愛さずにはいられない:2024 J1 第11節 アルビレックス新潟×サンフレッチェ広島

意識せずにはいられないビックスワンでの一戦は発表された予想外のメンバーで試合前からどうなるのか何が起きるのか読みにくいものだった。 広島ボールでキックオフ。ロン…

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3日前
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圧力系442守備攻略:2024 J1 第10節 アルビレックス新潟×FC東京

クラモフ東京の守備がなんか強かった。別に新潟のサッカーが悪かったわけじゃないけど大事なところでモノにできなかったりモノにされたりという試合だった。 FC東京は442…

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3日前
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サイドチェンジと擬似カウンター:2024 J1 第9節 京都サンガ×アルビレックス新潟

スーペルゴラッソマシーン谷口海斗の日本海キャノンが炸裂! 前節札幌戦はいったいなんだったんだと思わずにいられないのだが、以降はこの調子で俺たちを熱くさせてほしい…

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9日前
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アルビレックス新潟の縦パス戦術:2024 J1 第8節 アルビレックス新潟×北海道コンサドーレ札幌

秋山が吠えた!J1クラブ通算600ゴールのメモリアル! このシーンだけ観れば熱いものが込み上げてくるのだが試合としては新潟っぽい要素、いわゆるロンド地獄の薄い内容だ…

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2週間前
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松橋力蔵監督の交代戦術:2024 J1 第7節 アルビレックス新潟×セレッソ大阪

徹底して守備を準備してくる相手に勝てない。ガンバもセレッソも表向き前線の破壊力で勝っているように見せかけてその内容は徹底された新潟専用に準備しているであろう守備…

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3週間前

遠藤 凌:2024 J1 第6節 ジュビロ磐田×アルビレックス新潟

ターンオーバー失敗!アルベル時代からリーグ戦ターンオーバーで成功した記憶がない! このメンバーでリーグ戦に勝てたらチームとしても選手個人としても自信と経験をガッ…

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4週間前
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サリーダ・ラボルピアーナ(サッカー用語雑感):2024 J1 第5節 アルビレックス新潟×柏レイソル

絶望的な前半と輝きを取り戻した後半。これは面白い試合だった。サッカー観てるなって感じがした。 この輝きを取り戻した後半の新潟だが、秋山の立ち位置、いわゆるサリー…

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1か月前
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秋山と宮本:2024 J1 第4節 東京ヴェルディ×アルビレックス新潟

劇的被弾!ヴェルディの物語! リアルタイムで観れずに後でDAZN視聴したのだが漫画のような展開の非常に面白い試合だった。森田は幸せになってほしい。 さて、この試合で…

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1か月前
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ポジションレスサッカー(新潟式フリーロール):2024 J1 第3節 アルビレックス新潟×名古屋グランパス

これは素晴らしい長谷川元希! スコアこそウノゼロだが内容としては圧巻だった俺たちの新潟。 そんな新潟の新しいスタイルが見えてきたので記録しておこうと思う。その名…

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1か月前
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新潟式カウンター:2024 J1 第2節 ガンバ大阪×アルビレックス新潟

ガンバの守備が凄すぎた。完敗としか言いようがない。 それでも何度か訪れた決定機、そのトリガーはガンバの超絶守備をひっくり返す見事なカウンターだったので今後も頻繁…

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1か月前
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期待せずにはいられない:2024 J1 第1節 サガン鳥栖×アルビレックス新潟

開幕したJリーグ2024シーズン。今シーズンもトップリーグで楽しまずにはいられない。 結果としても内容としても全新潟が満足する試合。昨シーズンまでのスタイルをさらに…

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2か月前
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新潟式サイドアタック:2023 J1 第34節 アルビレックス新潟×セレッソ大阪

どんなシーズンになるのかドキドキしていたJ1昇格の年、終わってみれば圧倒的に楽しかった去年のJ2優勝をさらにスケールアップさせた楽しさだった。最高すぎるだろ俺たちの…

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4か月前
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王道メタ戦術攻略(新井と藤原)2023 J1 第33節 横浜Fマリノス×アルビレックス新潟

王者マリノスに逃げることなく真っ向勝負してのスコアレスドロー。俺たちの松橋監督が言うには勝ち点2の価値があったらしい。勝ち点2どころか勝ち点3だって獲ることができ…

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5か月前
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キーパーへのバックパス:2023 J1 第32節 アルビレックス新潟×FC東京

アルベルを本気の声援のビッグスワンのピッチに招きたかったが全新潟の願い叶わず。本当になんてことしてくれたんだFC東京は。 試合自体は面白かったのだが、終わってみれ…

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5か月前
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5バック戦術:2023 J1 第31節 京都サンガ×アルビレックス新潟

アルベル体制以降、そのスタイルの尖り方から難敵として対峙していた京都だったが、そんな京都を自分たちのスタイルで抑え付けた俺たちの新潟が誇らしい。ゴールもここ最近…

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5か月前
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奪いどころ:2023 J1 第30節 アルビレックス新潟×サガン鳥栖

前回対戦時には鳥栖の強烈な新潟シフト守備に沈黙してしまったが、今回は初見ではないのできちんと対策してくるだろうと思っていた試合前。試合としては双方の類似したビル…

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6か月前
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愛さずにはいられない:2024 J1 第11節 アルビレックス新潟×サンフレッチェ広島

意識せずにはいられないビックスワンでの一戦は発表された予想外のメンバーで試合前からどうなるのか何が起きるのか読みにくいものだった。 広島ボールでキックオフ。ロングボール蹴飛ばしでスタート。 広島はソティリウをトップに置いた3421で前半0:45に左サイド塩谷のクロスからゴール正面で頭で合わせるもバーの上。遠藤と宮本で挟んでもその上から当てるソティリウが怖い。この試合、遠藤はエアバトルとデュエルに勝てるだろうか。 広島はわかりやすくサイドで前進してクロスからのソティリウ、

圧力系442守備攻略:2024 J1 第10節 アルビレックス新潟×FC東京

クラモフ東京の守備がなんか強かった。別に新潟のサッカーが悪かったわけじゃないけど大事なところでモノにできなかったりモノにされたりという試合だった。 FC東京は442守備で外誘導して奪えればショートカウンター発動してゴールに襲いかかり、新潟が中央を通そうとすれば後ろからバチコーン!と激しく当たってきて前を向かせてくれない激しい守備というガンバにやられた嫌な記憶が蘇るやつ。ガンバの時ほど強烈ではなかったと思うんだけどヤンも慶も古巣に配慮してくれよ。 そんな厳しいFC東京の守備

サイドチェンジと擬似カウンター:2024 J1 第9節 京都サンガ×アルビレックス新潟

スーペルゴラッソマシーン谷口海斗の日本海キャノンが炸裂! 前節札幌戦はいったいなんだったんだと思わずにいられないのだが、以降はこの調子で俺たちを熱くさせてほしい。 そして京都線だが、J2時代からビルドアップ vs ハードプレスという同じ構図の試合にしかならないので観る方も変な安心感を持って観ることができる。今回も当然のように水戸黄門のごとく読みやすい展開が繰り広げられ、海キャノンの印籠で締めるという新潟にとって理想的な結末で終わった。最高。 そんなわかりやすい試合なので

アルビレックス新潟の縦パス戦術:2024 J1 第8節 アルビレックス新潟×北海道コンサドーレ札幌

秋山が吠えた!J1クラブ通算600ゴールのメモリアル! このシーンだけ観れば熱いものが込み上げてくるのだが試合としては新潟っぽい要素、いわゆるロンド地獄の薄い内容だった。ロンド地獄がないだけでタラレバが一つでもあれば普通に勝てたはずだし、これは勝てない現状を打破するためとか次のステップに進むためみたいな前向きな捉え方をしておきたい。シーズン途中における流れが良くないだけで新しいことにチャレンジした結果でしかない。対札幌特化の戦術とかそういう意図はあんまり見えなかった。 で

松橋力蔵監督の交代戦術:2024 J1 第7節 アルビレックス新潟×セレッソ大阪

徹底して守備を準備してくる相手に勝てない。ガンバもセレッソも表向き前線の破壊力で勝っているように見せかけてその内容は徹底された新潟専用に準備しているであろう守備である。 そんな守備の前に何もできないのかというと別にそんなことはなくて当たり前のように自分たちのスタイルで攻略している俺たちの新潟なのだが、なんともゴール前の火力不足は否めない。 そんな火力不足をなんとかするために交代という対応があるのだが、今シーズンの松橋監督は70分以降に3人同時交代という対応が非常に多い。そ

遠藤 凌:2024 J1 第6節 ジュビロ磐田×アルビレックス新潟

ターンオーバー失敗!アルベル時代からリーグ戦ターンオーバーで成功した記憶がない! このメンバーでリーグ戦に勝てたらチームとしても選手個人としても自信と経験をガッポリ手に入れることができたはずなのだが結果としては語れることがあまりない試合となってしまった。全体としては別に悪く無かったし新潟のスタイルを体現していたし後半はアタッキングサードのアイデアもあったし小見は最初から最後までギラギラしていたし秋山のフリーキックがタラレバだったしということでジャーメインと川島が全部悪い。ジ

サリーダ・ラボルピアーナ(サッカー用語雑感):2024 J1 第5節 アルビレックス新潟×柏レイソル

絶望的な前半と輝きを取り戻した後半。これは面白い試合だった。サッカー観てるなって感じがした。 この輝きを取り戻した後半の新潟だが、秋山の立ち位置、いわゆるサリーダの仕方を変えることで状況を変えた試合でもあった。 前半は秋山が最終ライン中央に落ちて島田が高い位置にいるという配置になるのだが、秋山と島田が中央縦に並ぶ形になるので柏の442守備に引っ掛かりまくりでうまくいかず新潟のストロングが何も出せなかったという展開になる。サイドチェンジで松田にフリーでボールが入ってもジエゴ

秋山と宮本:2024 J1 第4節 東京ヴェルディ×アルビレックス新潟

劇的被弾!ヴェルディの物語! リアルタイムで観れずに後でDAZN視聴したのだが漫画のような展開の非常に面白い試合だった。森田は幸せになってほしい。 さて、この試合でも俺たちの秋山と宮本のボランチコンビが抜群の関係性でピッチを掌握していた。このコンビは今シーズンとんでもなく輝くはずなのでシーズン序盤のこのタイミングで記録しておきたい。 プロデビューから見ていた新潟サポはここまで登ってきた秋山に絶対の信頼を持っているし、この道はまだ半ばだということも知っている。今の秋山を見

ポジションレスサッカー(新潟式フリーロール):2024 J1 第3節 アルビレックス新潟×名古屋グランパス

これは素晴らしい長谷川元希! スコアこそウノゼロだが内容としては圧巻だった俺たちの新潟。 そんな新潟の新しいスタイルが見えてきたので記録しておこうと思う。その名もフリーロール。2024シーズンの新潟はポジションレスサッカーというスタイルを確立させるはずということを予言しておく。カオスとは違う規律のある自由、ポジションレスサッカーである。 フリーロール。その名の通り自由な役割である。ロジカルな戦術を遂行するという規律が優先されるモダンサッカーと相反するし、ロジカルなビルド

新潟式カウンター:2024 J1 第2節 ガンバ大阪×アルビレックス新潟

ガンバの守備が凄すぎた。完敗としか言いようがない。 それでも何度か訪れた決定機、そのトリガーはガンバの超絶守備をひっくり返す見事なカウンターだったので今後も頻繁に見ることになるであろう新潟式カウンターについて語っておきたい。 まずはこの日のガンバの守備から。442で構えた形から中央封鎖しつつ前線がプレスを掛けてサイドに誘導する。 そこで追い込んで刈り取れれば刈り取るし、サイドを嫌って中央から縦に入れるのならば必然的に背負う形でボールを受けることになるレシーバー目掛けて後

期待せずにはいられない:2024 J1 第1節 サガン鳥栖×アルビレックス新潟

開幕したJリーグ2024シーズン。今シーズンもトップリーグで楽しまずにはいられない。 結果としても内容としても全新潟が満足する試合。昨シーズンまでのスタイルをさらに厚くさせた上で尖らせている俺たちの新潟が誇らしい。 そんな開幕戦を記録しておこうと思う。 スタイルは当然のように継続でスタメンは孝司と谷口のツートップと見せかけていつもの4231。ボランチには逞しい秋山とニューカマーの宮本。 攻撃はやっぱりいつもの通りにまずはボランチにつけてから中央突破を狙いましょうという

新潟式サイドアタック:2023 J1 第34節 アルビレックス新潟×セレッソ大阪

どんなシーズンになるのかドキドキしていたJ1昇格の年、終わってみれば圧倒的に楽しかった去年のJ2優勝をさらにスケールアップさせた楽しさだった。最高すぎるだろ俺たちの新潟。 そんな2023シーズンの最終節、今まで中央突破を信条としてきた新潟が最後の最後で繰り出してきたサイド攻撃について書いておきたい。 キーマン松田という戦い方この試合のキーマンとしては松田になるだろう。松田が深さを作って守備を押し下げてから仕留めよう!みたいなサッカーが展開されていた。松田は来シーズンもレン

王道メタ戦術攻略(新井と藤原)2023 J1 第33節 横浜Fマリノス×アルビレックス新潟

王者マリノスに逃げることなく真っ向勝負してのスコアレスドロー。俺たちの松橋監督が言うには勝ち点2の価値があったらしい。勝ち点2どころか勝ち点3だって獲ることができた試合だっただろう。この小島神が凄い2023でもある。 そんな真っ向からの信念と信念のぶつかり合い、まさに信念バトルだったマリノス戦だった訳だが、この試合は大外浅い位置の幅取りから中央に超太なベクトルをブッ刺してくるウィンガーのヤンマテウスとエウベルがとにかく派手だった。 これがマリノスのサッカーというか現時点で

キーパーへのバックパス:2023 J1 第32節 アルビレックス新潟×FC東京

アルベルを本気の声援のビッグスワンのピッチに招きたかったが全新潟の願い叶わず。本当になんてことしてくれたんだFC東京は。 試合自体は面白かったのだが、終わってみれば先鋭化し続けてJ1でもスタイルという尺度で見れば頭ひとつ抜けてる新潟と、普通のサッカーしてるなという印象のFC東京という試合になった。 コントラストが特に色濃く出ていたのはビルドアップが手詰まりになった時の対応で、具体的にはセンターバックやキーパーへのバックパスとなる。 新潟はFC東京の442ゾーンプレスでタ

5バック戦術:2023 J1 第31節 京都サンガ×アルビレックス新潟

アルベル体制以降、そのスタイルの尖り方から難敵として対峙していた京都だったが、そんな京都を自分たちのスタイルで抑え付けた俺たちの新潟が誇らしい。ゴールもここ最近復活しているデザインされたコーナーキックというのも新潟のスタイルが体現されていて非常に良い。 川崎戦もそうだったけど、本当に強くなってるんだなと実感する。気づけば順位も10位まで上がっているし一桁順位も現実的になってきた。 新潟サポの誰もが今シーズンの目標は残留だったしメディアの順位予想も降格候補筆頭みたいな扱いだ

奪いどころ:2023 J1 第30節 アルビレックス新潟×サガン鳥栖

前回対戦時には鳥栖の強烈な新潟シフト守備に沈黙してしまったが、今回は初見ではないのできちんと対策してくるだろうと思っていた試合前。試合としては双方の類似したビルドアップとそれぞれの特徴が良く出た守備戦術のぶつかり合いという内容になった。 それでは確認していこう。まずはボール奪取位置のプロット。一般的に何をもってして奪取成功となるのかよくわかっていないのでセカンドボール回収ではない対人またはインターセプトという定義でプロットしてみた。 両チーム綺麗に傾向が分かれていて、右サ