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俺たちの新潟。

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アルビレックス新潟の縦パス戦術:2024 J1 第8節 アルビレックス新潟×北海道コンサドーレ札幌

秋山が吠えた!J1クラブ通算600ゴールのメモリアル! このシーンだけ観れば熱いものが込み上げてくるのだが試合としては新潟っぽい要素、いわゆるロンド地獄の薄い内容だった。ロンド地獄がないだけでタラレバが一つでもあれば普通に勝てたはずだし、これは勝てない現状を打破するためとか次のステップに進むためみたいな前向きな捉え方をしておきたい。シーズン途中における流れが良くないだけで新しいことにチャレンジした結果でしかない。対札幌特化の戦術とかそういう意図はあんまり見えなかった。 で

    • 松橋力蔵監督の交代戦術:2024 J1 第7節 アルビレックス新潟×セレッソ大阪

      徹底して守備を準備してくる相手に勝てない。ガンバもセレッソも表向き前線の破壊力で勝っているように見せかけてその内容は徹底された新潟専用に準備しているであろう守備である。 そんな守備の前に何もできないのかというと別にそんなことはなくて当たり前のように自分たちのスタイルで攻略している俺たちの新潟なのだが、なんともゴール前の火力不足は否めない。 そんな火力不足をなんとかするために交代という対応があるのだが、今シーズンの松橋監督は70分以降に3人同時交代という対応が非常に多い。そ

      • 遠藤 凌:2024 J1 第6節 ジュビロ磐田×アルビレックス新潟

        ターンオーバー失敗!アルベル時代からリーグ戦ターンオーバーで成功した記憶がない! このメンバーでリーグ戦に勝てたらチームとしても選手個人としても自信と経験をガッポリ手に入れることができたはずなのだが結果としては語れることがあまりない試合となってしまった。全体としては別に悪く無かったし新潟のスタイルを体現していたし後半はアタッキングサードのアイデアもあったし小見は最初から最後までギラギラしていたし秋山のフリーキックがタラレバだったしということでジャーメインと川島が全部悪い。ジ

        • サリーダ・ラボルピアーナ(サッカー用語雑感):2024 J1 第5節 アルビレックス新潟×柏レイソル

          絶望的な前半と輝きを取り戻した後半。これは面白い試合だった。サッカー観てるなって感じがした。 この輝きを取り戻した後半の新潟だが、秋山の立ち位置、いわゆるサリーダの仕方を変えることで状況を変えた試合でもあった。 前半は秋山が最終ライン中央に落ちて島田が高い位置にいるという配置になるのだが、秋山と島田が中央縦に並ぶ形になるので柏の442守備に引っ掛かりまくりでうまくいかず新潟のストロングが何も出せなかったという展開になる。サイドチェンジで松田にフリーでボールが入ってもジエゴ

        アルビレックス新潟の縦パス戦術:2024 J1 第8節 アルビレックス新潟×北海道コンサドーレ札幌

        • 松橋力蔵監督の交代戦術:2024 J1 第7節 アルビレックス新潟×セレッソ大阪

        • 遠藤 凌:2024 J1 第6節 ジュビロ磐田×アルビレックス新潟

        • サリーダ・ラボルピアーナ(サッカー用語雑感):2024 J1 第5節 アルビレックス新潟×柏レイソル

          秋山と宮本:2024 J1 第4節 東京ヴェルディ×アルビレックス新潟

          劇的被弾!ヴェルディの物語! リアルタイムで観れずに後でDAZN視聴したのだが漫画のような展開の非常に面白い試合だった。森田は幸せになってほしい。 さて、この試合でも俺たちの秋山と宮本のボランチコンビが抜群の関係性でピッチを掌握していた。このコンビは今シーズンとんでもなく輝くはずなのでシーズン序盤のこのタイミングで記録しておきたい。 プロデビューから見ていた新潟サポはここまで登ってきた秋山に絶対の信頼を持っているし、この道はまだ半ばだということも知っている。今の秋山を見

          秋山と宮本:2024 J1 第4節 東京ヴェルディ×アルビレックス新潟

          ポジションレスサッカー(新潟式フリーロール):2024 J1 第3節 アルビレックス新潟×名古屋グランパス

          これは素晴らしい長谷川元希! スコアこそウノゼロだが内容としては圧巻だった俺たちの新潟。 そんな新潟の新しいスタイルが見えてきたので記録しておこうと思う。その名もフリーロール。2024シーズンの新潟はポジションレスサッカーというスタイルを確立させるはずということを予言しておく。カオスとは違う規律のある自由、ポジションレスサッカーである。 フリーロール。その名の通り自由な役割である。ロジカルな戦術を遂行するという規律が優先されるモダンサッカーと相反するし、ロジカルなビルド

          ポジションレスサッカー(新潟式フリーロール):2024 J1 第3節 アルビレックス新潟×名古屋グランパス

          新潟式カウンター:2024 J1 第2節 ガンバ大阪×アルビレックス新潟

          ガンバの守備が凄すぎた。完敗としか言いようがない。 それでも何度か訪れた決定機、そのトリガーはガンバの超絶守備をひっくり返す見事なカウンターだったので今後も頻繁に見ることになるであろう新潟式カウンターについて語っておきたい。 まずはこの日のガンバの守備から。442で構えた形から中央封鎖しつつ前線がプレスを掛けてサイドに誘導する。 そこで追い込んで刈り取れれば刈り取るし、サイドを嫌って中央から縦に入れるのならば必然的に背負う形でボールを受けることになるレシーバー目掛けて後

          新潟式カウンター:2024 J1 第2節 ガンバ大阪×アルビレックス新潟

          期待せずにはいられない:2024 J1 第1節 サガン鳥栖×アルビレックス新潟

          開幕したJリーグ2024シーズン。今シーズンもトップリーグで楽しまずにはいられない。 結果としても内容としても全新潟が満足する試合。昨シーズンまでのスタイルをさらに厚くさせた上で尖らせている俺たちの新潟が誇らしい。 そんな開幕戦を記録しておこうと思う。 スタイルは当然のように継続でスタメンは孝司と谷口のツートップと見せかけていつもの4231。ボランチには逞しい秋山とニューカマーの宮本。 攻撃はやっぱりいつもの通りにまずはボランチにつけてから中央突破を狙いましょうという

          期待せずにはいられない:2024 J1 第1節 サガン鳥栖×アルビレックス新潟

          新潟式サイドアタック:2023 J1 第34節 アルビレックス新潟×セレッソ大阪

          どんなシーズンになるのかドキドキしていたJ1昇格の年、終わってみれば圧倒的に楽しかった去年のJ2優勝をさらにスケールアップさせた楽しさだった。最高すぎるだろ俺たちの新潟。 そんな2023シーズンの最終節、今まで中央突破を信条としてきた新潟が最後の最後で繰り出してきたサイド攻撃について書いておきたい。 キーマン松田という戦い方この試合のキーマンとしては松田になるだろう。松田が深さを作って守備を押し下げてから仕留めよう!みたいなサッカーが展開されていた。松田は来シーズンもレン

          新潟式サイドアタック:2023 J1 第34節 アルビレックス新潟×セレッソ大阪

          王道メタ戦術攻略(新井と藤原)2023 J1 第33節 横浜Fマリノス×アルビレックス新潟

          王者マリノスに逃げることなく真っ向勝負してのスコアレスドロー。俺たちの松橋監督が言うには勝ち点2の価値があったらしい。勝ち点2どころか勝ち点3だって獲ることができた試合だっただろう。この小島神が凄い2023でもある。 そんな真っ向からの信念と信念のぶつかり合い、まさに信念バトルだったマリノス戦だった訳だが、この試合は大外浅い位置の幅取りから中央に超太なベクトルをブッ刺してくるウィンガーのヤンマテウスとエウベルがとにかく派手だった。 これがマリノスのサッカーというか現時点で

          王道メタ戦術攻略(新井と藤原)2023 J1 第33節 横浜Fマリノス×アルビレックス新潟

          キーパーへのバックパス:2023 J1 第32節 アルビレックス新潟×FC東京

          アルベルを本気の声援のビッグスワンのピッチに招きたかったが全新潟の願い叶わず。本当になんてことしてくれたんだFC東京は。 試合自体は面白かったのだが、終わってみれば先鋭化し続けてJ1でもスタイルという尺度で見れば頭ひとつ抜けてる新潟と、普通のサッカーしてるなという印象のFC東京という試合になった。 コントラストが特に色濃く出ていたのはビルドアップが手詰まりになった時の対応で、具体的にはセンターバックやキーパーへのバックパスとなる。 新潟はFC東京の442ゾーンプレスでタ

          キーパーへのバックパス:2023 J1 第32節 アルビレックス新潟×FC東京

          5バック戦術:2023 J1 第31節 京都サンガ×アルビレックス新潟

          アルベル体制以降、そのスタイルの尖り方から難敵として対峙していた京都だったが、そんな京都を自分たちのスタイルで抑え付けた俺たちの新潟が誇らしい。ゴールもここ最近復活しているデザインされたコーナーキックというのも新潟のスタイルが体現されていて非常に良い。 川崎戦もそうだったけど、本当に強くなってるんだなと実感する。気づけば順位も10位まで上がっているし一桁順位も現実的になってきた。 新潟サポの誰もが今シーズンの目標は残留だったしメディアの順位予想も降格候補筆頭みたいな扱いだ

          5バック戦術:2023 J1 第31節 京都サンガ×アルビレックス新潟

          奪いどころ:2023 J1 第30節 アルビレックス新潟×サガン鳥栖

          前回対戦時には鳥栖の強烈な新潟シフト守備に沈黙してしまったが、今回は初見ではないのできちんと対策してくるだろうと思っていた試合前。試合としては双方の類似したビルドアップとそれぞれの特徴が良く出た守備戦術のぶつかり合いという内容になった。 それでは確認していこう。まずはボール奪取位置のプロット。一般的に何をもってして奪取成功となるのかよくわかっていないのでセカンドボール回収ではない対人またはインターセプトという定義でプロットしてみた。 両チーム綺麗に傾向が分かれていて、右サ

          奪いどころ:2023 J1 第30節 アルビレックス新潟×サガン鳥栖

          実感せずにはいられない:2023 J1 第29節 川崎フロンターレ×アルビレックス新潟

          素晴らしすぎる勝利。全てにおいて上位互換として君臨していた川崎に対して内容も結果も嘘偽りのないシーズンダブル。とにかく素晴らしい。新潟の全てが凝縮されたベストバウトと言って良いだろう。 そんな素晴らしい試合を記録しておきたい。 金曜日なのに等々力に大集結するオレンジが圧巻。新潟は4231で川崎は433の布陣。いつもの新潟と知ってる形の川崎。川崎のボールでキックオフ。 開始直後に早速これぞ新潟なパスワークが光る。キックオフ直後の蹴飛ばしを回収したデンが落ちて受ける孝司にハ

          実感せずにはいられない:2023 J1 第29節 川崎フロンターレ×アルビレックス新潟

          全ゴール振り返り:2023 J1 第28節 アルビレックス新潟×横浜FC

          スカッと快勝して残留もほぼ決まったといいんじゃないだろうか。最後まで油断できないけど残留はできると思う俺たちの新潟。J1最終盤が来る前に降格というキーワードを手放すことができたのはいつぶりだろうか。 そんな感じで全新潟の気分が良くなった横浜FC戦の3ゴールを振り返ってみよう。 まずは試合開始早々に決まった三戸のゴールから。 解説もなにも必要ないだろというレベルの圧倒的個人技。 ゴール直前のシーンについては何も語るものが無いのだが、ゴール前まで運ぶ新潟のビルドアップがこ

          全ゴール振り返り:2023 J1 第28節 アルビレックス新潟×横浜FC

          幅取りジョーカー松田詠太郎:2023 J1 第27節 ガンバ大阪×アルビレックス新潟

          とんでもない中央突破によるゴール!こりゃすげぇぇぇ!DAZNの前で変な声が出た! このガンバ戦、過去数試合において途中出場から輝きまくっていた松田がまたしても途中出場から眩しく輝いてくれた。ブリリアント松田。 ということで、モダンウィンガーへと進化した松田について記録しておこうと思う。いろいろ迷走して辿り着いたスタイルは至極シンプルなものだったという成長過程も良い。三笘は偉大。 モダンサッカーにおけるウィング2023年のワールドフットボールにおいてウィングは欠かせないポ

          幅取りジョーカー松田詠太郎:2023 J1 第27節 ガンバ大阪×アルビレックス新潟