ブックバーひつじが

福岡白金の本棚と日本酒と焼酎と果実酒があるバー。営業時間:17時頃〜26時頃。不定休。

ブックバーひつじが

福岡白金の本棚と日本酒と焼酎と果実酒があるバー。営業時間:17時頃〜26時頃。不定休。

マガジン

最近の記事

【第2回ひつじが文学賞結果発表】

ひつじが2回目の文学賞、おわりました。 前回同様、3ヶ月(7/1〜9/30)の応募期間とその後1ヶ月(10/1〜10/31)の投票期間は瞬きの合間に過ぎ去り、11月某日営業終了後の静かな店内でひっそりと開票作業を行いました。期間中、ご近所から遠方から様々な方がこの文学賞を話題にあげてくださり、また作品を出したり読んだりを楽しんでくださる方もたくさんいらっしゃって、改めて催してよかったなと昨年以上に喜びを噛みしめています。 そんな喜びを少しでも長く噛み締めていたいと、開票後

    • 【ひつじが月報】2020年7月

      7月21日頃から「そろそろ月報を……」と意識の片隅に置きながら、あれよあれよと日が進み、梅雨も明けて8月がきてしまった。きてしまったものはしょうがないので、ざっくり今月を振り返りたい。 7月は梅雨も梅雨といった感じで、なかなかに激しい雨の日が多かった。ひつじがは最上階(2階建の2階)にあり、かつ天井が抜けていて屋根ダイレクトなので雨音もダイレクトに聞こえてくる。ずっと聞いていたおかげで最近では降り始めのタイミングや、おおよその降水量まで分かるようになってしまった。ひつじがの

      • 【ひつじがの自由研究vol.2】『ミッションボトル』

        面白そうな匂いはするけどいきなり大々的に始めるのはおそろしい……なんて企画の種をひつじがではとりあえず自由研究として試験的に導入しています。そんな「ひつじがの自由研究」第二弾。 三月頃からひっそりと始めていましたが、最近口頭で趣旨を伝えた方々からじわじわと「私も協力したい!」というありがたいお声をいただくことが増えたので、今更ながら『ミッションボトル制度』についてご紹介です。 【なぜミッションボトルを?(冒頭から余談)】いきなり余談から始めます。「そもそもミッションボトル

        • 【ひつじがの自由研究vol.3】『匿名文通』

          面白そうな匂いはするけどいきなり大々的に始めるのはちょっと……みたいな企画の種をひつじがではとりあえず自由研究として試験的に導入しています。そんな「ひつじがの自由研究」第三弾のご紹介です。 メールやLINEやSNSなど便利で簡単に繋がれてしまう世の中で、あらためて「手紙」のようなゆったりとした繋がる手段を大切にしたいと近頃強く思うようになりました。店内で手紙を書いてもらうためにポストカードの販売を始めたり、文学賞のテーマを「手紙」にしたり。いろんな角度から「手紙」というアナ

        【第2回ひつじが文学賞結果発表】

        マガジン

        • ひつじが週報
          14本

        記事

          【ひつじが月報】2020年6月

          ひつじが再開からあっという間に1ヶ月近くが経った。この6月をざっくり振り返ると土曜日以外はどの曜日も凪で、吹いてもそよ風。坊主(お客さんが終日一人も来ない)で終わる日もひつじがではじめて経験した。 再開したので週報も書こうと思ったけれど如何せん凪いでいるので内容も乏しく、しばらくは月の出来事をまとめて振り返る月報にシフトしようと思った次第。日報を始めた頃にいずれこれは週報になり月報になると予測していたが、見事に的中したので誰か褒めてほしい。さすがに年報にはならないように気を

          【ひつじが月報】2020年6月

          【第2回ひつじが文学賞のご案内】(7/18追記)

          第1回の案内から早いものでちょうど一年。今年もやります、文学賞。 まだお店をはじめて数ヶ月の段階で開催した前回の文学賞。認知度もそこまで高くない中でご近所から遠方からさまざまな方にご参加いただきました。お店に来られた方々による投票も大変盛り上がり、《書くこと》を中心に置いて、その場に関わる人たちによって作り上げる文学賞の面白さをひしひし実感しました。中にはこれがきっかけで初めて創作をしたなんて方もいらっしゃって、言葉に触れることを面白がってくださる方が一人でも増えたのがまた

          【第2回ひつじが文学賞のご案内】(7/18追記)

          【ひつじが週報】200529-200604

          ●200529 2ヶ月の沈黙を経て営業を再開。なので日報も再開。 おやすみ期間中は必然日報も書けずにいて、ひっさびさの更新で言葉がなかなか出てこない。2ヶ月のブランクでこれなんだから三井寿が失った2年間の途方もなさが伺い知れる。ポカリスエットを片手に「俺はなぜあんな無駄な時間を……」と当時を振り返ることのないよう感覚を取り戻していきたい。 再開に際してさまざまな方から「おめでとう」と言っていただいた。ただお店を開けただけで果たしてこれがめでたいかどうかは正直怪しいものの

          【ひつじが週報】200529-200604

          【ご案内】ひつじがの営業について(5/29~)

          ごぶさたしてます! 長らくおやすみをいただいてたブックバーひつじがですが、 5月29日(金)より店舗営業の再開を予定しております。 それに伴い、どのように再開していくのかなど含めて お伝えしておきたいことを書いておきますので お時間のあるときにどうぞお読みください。 今後の営業について(随時変更予定)「営業再開!」と冒頭から威勢良く言いましたが、しばらくの間は世の状況を様子見しながら席数や営業時間などを柔軟に変えつつじわじわやっていきます。変更点は随時こちらで更新し

          【ご案内】ひつじがの営業について(5/29~)

          【ひつじが週報】200321-200327

          ●200321 前日ひつじが一期生(卒業生)との卒業旅行をし、その時に貰ったひつじがパーカーを着て営業。嬉しさのあまり来店された方にこれ見よがしに自慢した。 その子らを含めこの一年でお店に関わってくれた卒業生達からサインを書いてもらって、その色紙をお店の壁に飾った。自分が大学生の頃に通っていたお店で同じように卒業する時にサインを書いて、それが今だに飾ってあるのが嬉しくて、お店をやると決めた時にまずこれだけは絶対にやろうと思ってた構想。懐で温めてたが、どれだけ自分が頑張って

          【ひつじが週報】200321-200327

          【ひつじが週報】200314-200320

          ●200314 たとえそれが何度めの来店であっても、そもそもお店に来てくれるだけで飛び上がるほどに嬉しい気持ちはあるものの、中でも二度めの来店は飛び抜けて嬉しかったりする。(もちろん三度めも四度めも嬉しい) 一回めはまだお店の中を《知らない》ので、その中で何が起こるかもわからない中でお店の扉を開けなければならない。めちゃくちゃ面白くなるかもしれないし、もしかしたら嫌な気分(事故)になるかもしれない。なので、その時点では《興味がある》という好奇心はあっても、そこに《居たい》

          【ひつじが週報】200314-200320

          【ひつじが週報】200307-200313

          ●200307 2日の日報でも書いた『ひつじがの自由研究』で、現在「ミッションボトル制度」を実験的に導入している。これは東京湯島にある夜学バー"brat"さんがやっていて、(許可取得の上で)模倣させていただいた。 ミッションボトルとは、お客さんが開発・運営するメニュー。何かしらのボトルをお店に入れていただき(今の所はお店から買うか、直接持参か)、その時にミッションも決めてもらう。注文する側はそのミッションをクリアすることで、通常よりもお得に飲み物を飲むことができる。金銭的

          【ひつじが週報】200307-200313

          【ひつじが週報】200229-200306

          ●200229 閏年。四年に一度おまけみたいに貰える特別な日だからか、普段より少しばかり店内が賑やかに。もう毎年閏年であってほしい。展示期間中につき、在廊中の作家勢も含めて店内における作家比率も普段より少しばかり高かった。だからといって創作云々の話になるわけでもなく、いつもと変わらない当たり障りのない話で花が咲いていた。作家さん同士はすでに顔見知りであることも多く、店内で顔をあわせると一箇所に固まる傾向にあるが、そんな中で作家ではない方がふらっと来店されることもある。この日

          【ひつじが週報】200229-200306

          【ひつじが週報】200222-200228

          ●200222 猫の日。当方猫アレルギーにつき、店頭では猫本を紹介するに留まる。先月末にゲスト枠で出させていただいたajiroさんのイベント(お勧め本を紹介する催し)を聞きに来られてた方がご来店。その時に紹介した本を購入してくれたらしく、感想をお聞きする。うれしい。また、その時にも紹介してひつじがでも委託販売をしている書籍『小学校には、バーくらいある』も購入いただいた。うれしい。 もともと閲覧用として私物を置いていたが、それを読まれた方々に「なんだかひつじがみたいですね」

          【ひつじが週報】200222-200228

          【ひつじが週報】200215-200221

          ●200215 珍しく盛況。団体さんの来店が重なって、テーブル席側も含め店内が満席に。カウンター席の方々に移動してもらったりしてなんとかしのぎながら、それでも数名の来店を泣く泣くお断りした。自慢ではないがひつじがは基本満席になるような店ではなく、混み合うのは本当に稀。この日も満席になったのは1時間弱でさほど長くはないものの、皆で示し合わせたかのようにそこに来店が重なった。 瞬間最大風速的に混み合い、その数十分後にはさっきまでが嘘だったかのように静かになる。嵐の後の静けさを

          【ひつじが週報】200215-200221

          【ひつじが週報】200208-200214

          ●200208 凪営業。本を読みつつ、合間にご来店された方達と世間話をする。時節柄異動や転勤などで環境が変わる人も少なくはなく、この日もご近所さんと引越し先の間取りについて話していた。どこまでを「ご近所さん」と呼ぶのかはわからないけど、仮に「行こうと思ったときに行ける距離」にいる人をそう呼ぶのであれば、今よりも離れた場所に行ってしまうのは若干寂しくもある。とはいえ自分だってそうで、これまで過ごしてきた場所(長崎、京都、大阪)からご近所さんの称号を捨てて今福岡で暮らしている。

          【ひつじが週報】200208-200214

          【ひつじが週報】200201-200207

          ●200201 開店前に空調工事の業者を手配し、暖房が復旧。なんとか無事に二月の初日、そして企画展『ひつじが展』の初日を迎える(翌日無事に再度暖房は壊れる)。搬入もあったので開店直後は作家さんが多く来店され、それぞれがご挨拶や、名刺の交換をされていた。今回の展示で初めてお会いする方もいたので、参加のお礼とご挨拶をする。同じ名字の作家さんがいらっしゃって、お互いに「下田です」と自己紹介するのがなんだか照れくさかった。 展示期間とはいえ通常営業なので、いつも通り本を読まれる方

          【ひつじが週報】200201-200207