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『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「存在の意味」自我が 崩壊してゆく
これは 壊れてゆくのか
それとも 復元しているのか
始まりも 終わりも わからない
増殖か 減少か わからない
始まりは 終わり
崩壊は 復元
増殖は 減少
現実は 幻想
凡てが バラバラで 散在し
散在の 凡てが ひとつ
##存在の意味は
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「愛が熔けてゆく」もうだめだ キミが切れて
気が狂れてきた
此処に居てくれなきゃ 駄目なんだ
なにを言っているのか 分からない
ボクの身体が 僕ぢゃない
心と身体が 分離して
遠くの空 まで 飛んでゆく。
##愛が熔けてゆく
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「時に流されながら」流れ 流され 何処から 何処へ
ながれ ながされ どこから どこへ
緩やかな 風が 頬を 擽った
ゆるやかな かぜが ほおを くすぐった
優しく やさしく
優しい風に 背を押されて 前に進んだ
やさしいかぜに せをおされて まえにすすんだ
##時に流されながら
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「狂人は 狂人の儘で」僕は 狂ってる
そんなこと わかってる
狂いたくて 狂ったんじゃない
普通って云う 言葉は分かっても
いつでも 君の普通を 探って生きてきた
ひとクラス 45人
いつも 44対1
その比率は 変わらなかった
##狂人は狂人の儘で
子供らしくない 子供は
大人らしくない 大人に成った。
##ボクはホントに人間
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「時空を越えて」届け この想い 時空を越えて
宇宙の果てまで 飛んでゆけ
もしも 僕を待っている 僕だけの君が
そこに居るのなら
いつか其処で 逢えるんだろう・・
だから 飛んでけ この想い
##未だ見ぬ君へのこの想い
お伽の国の 見知らぬ君まで 時空を越えて 飛んでゆけ。
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「無意味の創造者」僕は 透明なのだろうか
凡ての人が 僕を 通り抜けてゆく
自由 廃退 虚無 虚構 愛 平和・・・
どれも これも 同じ言葉に 見えてきた
それぞれは 意味のある 言葉だった
それなのに 人 と云う フィルターで
濾過された 途端に 変容する
##無意味の創造者
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「もう 連絡してくんな」揺れる ゆれる 心が ゆれる
あっちへ フラフラ こっちへ フラフラ
戻る気 ねえなら
連絡すんなって 言ったよな
もう 誰とも 付き合う気ねえ
なんて 言いながら 三年も振り回して
だから こいつに 決めようって
考え始めたとこ なのに・・
##連絡してくんな
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「俺の所為で病気になったって云う」あんなに 苦しめられたのに・・
ふとした時に 思い出す
誰かと一緒に歩こうと
歩み出す度 見透かすように
連絡をしてきた あいつ
死ぬほど好きだったから
もう連絡しないでって
お願いだから・・
##俺の所為で病気になったって云う
最後の電話は 病院からだった。
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「孤独な怪物」誰かに向けたウタは 響かない
誰かのためのウタでも 自分に向けて描く
だって 他人の身になってみたところで
きっと 的外れだろうから・・
自分が 響くウタなら
きっと 幾人かの 心に響くハズだろ
万人に同時に 響くことなど 無くとも・・
##人は孤独な怪物なのさ
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「心のバリアを 打ち破れ」己の馬鹿さに 嘔吐を吐き
自由気ままに 生きながら
自由気ままな 彼奴に嫉妬する
自由気ままも ひと それぞれ
コンフォートゾーンと云う 檻の中
抜け出せなくて 崩壊する
##自由という名の不自由
熱い思い 迸らせて
安全柵を 乗り越えて
心のバリアを 打ち破れ
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「心にディストーションが」寂しい とか 虚しい とか
なんとも言い難い この感情は
何処から湧いてくるのだろう
そんなもの 誰も求めちゃいない
やり切れなくて 叫んだら
余計に 虚無感が増幅されて
心にディストーションが かかってしまった。
##EmptinessAndHeartache
ウォーーーっ!
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「夢追い人の街」夢の海を 泳いでた
周りは なにも見えなかった
真っ直ぐに 前だけ向いて
その街は 人混みで 溢れてたのに
いつも 閑散としてた
見えない明日に 戸惑い乍ら
ビートに合わせて 腰を振り
裸電球 灯して
流しで 身体を洗いあう
夢が追い越してく街
##夢追い人の街
『虐待児の詩』 青い鳥の記憶
「なんのために」涙が乾くまで 歩いて
涙が乾くまで 走って
涙が乾くまで・・
涙が乾いたら 帰ろうと決めて
だけど 心の涙が止まらない・・
##僕はなんのために走ってたんだろう
その昔 日本のために走りきった若者がいた。