友だちが虐待(ぎゃくたい)されているのを助けたいあなたへ
「大好きな友だちが、家の人からヒドいことをされている」
「めんどうを見てもらえてないみたい」
「なんとか助けてあげたい」
もしかすると、あなたはそう思って、このページを読んでくれているのではないでしょうか。あなたのような友だちを持って、その子はとても幸せだと思います。心配してくれて、本当にありがとう。
虐待(ぎゃくたい)は、ほかの人から見つかりづらく、また解決するのがとてもむずかしい問題です。親どうしの人間関係や、おカネの問題、病気、いろいろな原因がふくざつにからまり合って、学校の先生や専門家などほ大人もすごく苦労しています。
だから、「あなた一人のチカラでは、すべてを解決することはできない」。きびしいかもしれませんが、まずはそれを覚えておいてください。あなたが友だちの問題を一人で抱え込んで、倒れてしまわないためにも必要なことです。
あなたは、大人のように「たくさんのお金を出して友だちを養う」ことも「ヒドいことをする親をつかまえる」こともできません。
でも、「友だちとして」その子にしてあげられることは、実はとてもたくさんあるのです。それは、大人にはできないことかもしれません。
実はわたしも、お母さんからなぐられたり、けられたりして育ちました。だから、そのお友だちの気持ちを少しは想像することができます。
虐待にあうと、体も大変ですが、心までもが死んでしまいます。一度死んだ心は、生きかえるのに長い長い時間がかかる。友だちの力は、心を死なないように勇気づけてくれます。
あなたの力をその子に注げるように
・もし、心配してくれる友だちがいたら、こんなことをしてほしかった
・あんなことをしてもらったら助かったかもしれない
そんなことを下の紙に書き出してみました。虐待されている子を見分け、救うための「虐待ヘルプシート」(子ども版)です。よかったら、参考にしてみてください。
虐待の見分け方、その子を救う方法などは、虐待を生きのびた人たちが「自分の経験をもとに」案を出し合ってくれました。
「紙に印刷したい」という人は、わたしにメール(honamifuko@gmail.com)をくだされば、印刷用のデータ(PDFといいます)を送ります。もちろん無料ですし、勧誘メールなども一切ないので安心してください。
(もしメールアドレスを知られたくないという人は、ここにコメントをもらえれば「ファイル共有サービス」(ギガファイル)という方法でデータをお送りします)
来月11月は「児童虐待防止推進月間」といって、「国をあげて虐待を防ごう!」というキャンペーンがあります。このシートが必要な人たちに届きますように!
スキを押してくださった方には、ドリンクをお出ししています。くつろいでね。