仲村 ほたる

これまでの人生の半分が昭和で、後半の半分がちょうど平成でした。 令和が始まって一区切り…

仲村 ほたる

これまでの人生の半分が昭和で、後半の半分がちょうど平成でした。 令和が始まって一区切りがついて、残りの人生は好きなことをして過ごそうと決めた。 瞑想と妄想の間でふらふら、ゆらゆら、漂えど沈まず。それでも男は男。やっと61歳になりました。

マガジン

  • 男と女、友達のままでいい。

    お互い好きだけど、友達のままでいられるのか。自由でいることと男と女の関係。好きだけど、お互い干渉し合わない。気持ちいい時間を共有するためにセックスしてる。だけど、相手を傷つけてしまって未だに謝れていない僕です。

記事一覧

ある老人の溜息と液だれ事情 #9

浮気相手の美幸とは、結婚生活よりも長いお付き合いとなっていた。 子供は僕のところに残って一緒に住んでいる。 彼には彼なりの事情があって、僕のところに残った。 僕か…

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ある老人の溜息と液だれ事情 #8

美幸と過ごして幸せになれた。いつも美幸がそこにいるから。 美幸と付き合ってから長い月日が経っていた。 それはもう、結婚生活と同じくらいになろうかとしていた。 それ…

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ある老人の溜息と液だれ事情 #7

美幸と過ごして幸せになれた。いつも美幸がそこにいるから。 「元カミさん」と離婚したのは、美幸と結婚したいから。 という気持ちは、全くなかった。 美幸とは同じ職場…

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ある老人の溜息と液だれ事情 #6

僕なりに幸せな時間を過ごしていた。 美幸と自由に過ごしていた、何年も。 後ろめたいものが無くなったので。 一方的な自分勝手に過ぎない、けど。 やはり自由は、素敵だ…

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ある老人の溜息と液だれ事情 #5

二人の女性を同時に愛せない。 僕は浮気をしていました。 まる6年間。 そして自分から終わりを決めたが、「元カミさん」はどんな気持ちだったんだろう。 喧嘩別れとか、…

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ある老人の溜息と液だれ事情 #4

お互い、傷つけないで別れよう。できればそうしたいのだ。 出会いは嬉しいものです。 お互い信頼し会えるって素晴らしいことだし。 でもなぜだか、それが長続きしない。 …

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ある老人の溜息と液だれ事情 #3

四十半ばで初めての一人暮らし。 自宅近くにマンションを購入する前は、実家暮らしで何も困ることはなかった。 実は、バツイチではある。 結婚して両親と住んでいて、離婚…

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ある老人の溜息と液だれ事情 #2

初めての一人暮らしから3ヶ月にして、福岡で暮らすことになった。 福岡に友達なんていない。 学生時代の知り合いはいたが、親しい友人と言える関係でもない。 年賀はがき…

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ある老人の溜息と液だれ事情 #1

僕は40歳を過ぎて、初めて実家を離れて一人暮らしをすることになった。 実家で両親と暮らしていて、それなりの給料もあって、普段の生活は何ら苦労をしたことがなかった。…

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うつらうつらな自分の世界

実話に基づいたフィクション、語りながらその世界の中に。 自分で想像した出来事が、後から思い起こしてみたら実はすでに経験したことだったりする。 僕のマスターベーシ…

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自分がイメージしていた世界感のようなもの。
ある時は空想じみていて、作り話のようでもある。

体験と空想じみた世界があって、ある時それが現実じみたものでもあって。

彼女でもなくて、友達でもない。
だから二人は、一緒に過ごす時間は無くて、いつも気まぐれ。

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今日は朝から部屋の掃除をしていました。
9時に開始して、12時から午後1時までは休憩。
午後からまた掃除。予定は5時半までだったけど、途中、腰が痛くなってきてくじけてしまった。
ズルして4時半上がり。
リビングは中途半端にブッ散らかったまま、まぁいいや。

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朝はカーテンを開ける。

朝起きるとまずすることは、閉め切っていた部屋の遮光カーテンを開けて朝の光を取り入れることから。 カーテンを開けないと、朝なのか、がわからないから。 iPhoneのアラ…

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何年か前に、立て続けに怖い夢を見て朝に目覚めたことがあった。
外出から帰ってきてリビングに入ると異様な雰囲気で、ベランダへの窓が開いていてカーテンがひらひら。
寝ていたら、強面のマフィア風の男3人が、合鍵でドアを開けて間髪入れずに乗り込んできた。
ただそれだけだが怖かった。

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今日初めて投稿。いつもの散歩コース中に、実がつく桜の木があります。かなり色づいてきたので、歩みを止めて食べてみました。甘酸っぱいさくらんぼの味がする。富士山も見えていて青空も綺麗で、気持ちいい朝でした。

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ある老人の溜息と液だれ事情 #9

ある老人の溜息と液だれ事情 #9

浮気相手の美幸とは、結婚生活よりも長いお付き合いとなっていた。

子供は僕のところに残って一緒に住んでいる。
彼には彼なりの事情があって、僕のところに残った。
僕からしてみれば他愛のないことだが、彼にとっては一大事だったのだ。
その意思を大事にしてあげたので、僕はしれを受け入れた。

美幸は、息子が僕のところに残って一緒に暮らすことを望んでいるので、そうしていることは承知していた。

美幸は以前に

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ある老人の溜息と液だれ事情 #8

ある老人の溜息と液だれ事情 #8

美幸と過ごして幸せになれた。いつも美幸がそこにいるから。

美幸と付き合ってから長い月日が経っていた。
それはもう、結婚生活と同じくらいになろうかとしていた。
それと同じくらい、僕は嘘つきでいたのだ、、、。

思い出すと、職場ではバレンタインデイでの義理チョコは控えましょう、みなさん。
という風潮があった。
その方が、女子にも都合がいいと思った。
社交辞令的で無尽のようなものだし。
頂く男性からし

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ある老人の溜息と液だれ事情 #7

ある老人の溜息と液だれ事情 #7

美幸と過ごして幸せになれた。いつも美幸がそこにいるから。

「元カミさん」と離婚したのは、美幸と結婚したいから。
という気持ちは、全くなかった。

美幸とは同じ職場で10年ほど仕事をしていた。
僕が美幸から気持ちを伝えられたのは、職場で初めて出会ってそれほど時間は経っていなかったと思う。

ある日、仕事を終えて職員用の通用口を出て、駅まで続く商店街に差し掛かった時、美幸は僕の退社時間を知っていたよ

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ある老人の溜息と液だれ事情 #6

ある老人の溜息と液だれ事情 #6

僕なりに幸せな時間を過ごしていた。

美幸と自由に過ごしていた、何年も。
後ろめたいものが無くなったので。
一方的な自分勝手に過ぎない、けど。
やはり自由は、素敵だよ。

仕事も順調で、結果も思った通りの成果が積み上がってきて、
まるで我が世の春を謳歌しているが如く。

離婚後は両親と住む実家で、依然と変わりなく不自由なく暮らせていて、自由を謳歌していた。
とはいえ、美幸を実家に連れて行くには少々

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ある老人の溜息と液だれ事情 #5

ある老人の溜息と液だれ事情 #5

二人の女性を同時に愛せない。

僕は浮気をしていました。
まる6年間。
そして自分から終わりを決めたが、「元カミさん」はどんな気持ちだったんだろう。

喧嘩別れとか、性格の不一致とかではない。
僕が言っても説得力はないが、性格の不一致っていう理由はどうも好きではない。
夫婦ってもともと他人だし、血の繋がりはないのだし。
育った環境も違うし全て違う、だから性格なんて違って当たり前ではないか。

ほぼ

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ある老人の溜息と液だれ事情 #4

ある老人の溜息と液だれ事情 #4

お互い、傷つけないで別れよう。できればそうしたいのだ。

出会いは嬉しいものです。
お互い信頼し会えるって素晴らしいことだし。
でもなぜだか、それが長続きしない。
原因は多分、僕自身なんだね、きっとそうだ。

別れてみないかって、そういって別れたのは「元カミさん」だけ。
別れてみないかって、自分から言った。
なぜなんだろう。
投げやりになったわけじゃないけど。

「別れることにしたよ」って、その時

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ある老人の溜息と液だれ事情 #3

ある老人の溜息と液だれ事情 #3

四十半ばで初めての一人暮らし。

自宅近くにマンションを購入する前は、実家暮らしで何も困ることはなかった。
実は、バツイチではある。
結婚して両親と住んでいて、離婚後もそのまま実家に住んでいた。
円満のうちに離婚して、ペナルティーもなかった。

大きな声では言えないが、付き合っていた女性がいた。
それも、二人。
二人とも会社関係。
僕は永らく本社勤務で、本社の女性と秘密裏に好意をお互い持つ関係にな

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ある老人の溜息と液だれ事情 #2

ある老人の溜息と液だれ事情 #2

初めての一人暮らしから3ヶ月にして、福岡で暮らすことになった。

福岡に友達なんていない。
学生時代の知り合いはいたが、親しい友人と言える関係でもない。
年賀はがきでしかやりとりがないので、もし訪ねてこられたとしても何をどういう風にこなすか、まがもたない気がする。

てんてこまいのうちに福岡暮らしが始まった。
購入したての自宅マンションは、賃貸で貸している。
おかしなもので、借主は福岡の方で横浜に

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ある老人の溜息と液だれ事情 #1

ある老人の溜息と液だれ事情 #1

僕は40歳を過ぎて、初めて実家を離れて一人暮らしをすることになった。

実家で両親と暮らしていて、それなりの給料もあって、普段の生活は何ら苦労をしたことがなかった。

僕には兄妹がいて、3人兄弟の真ん中でのほほんと暮らしていたのだ。

実家から徒歩数分のとこに巨大マンションが建てられることになった。

建設計画が発表されて、周辺住民からも大きな反対などがなくて、平穏のうちに工事が進んでいった。

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うつらうつらな自分の世界

実話に基づいたフィクション、語りながらその世界の中に。

自分で想像した出来事が、後から思い起こしてみたら実はすでに経験したことだったりする。

僕のマスターベーション、自分で作った世界。

自分がイメージしていた世界感のようなもの。
ある時は空想じみていて、作り話のようでもある。

体験と空想じみた世界があって、ある時それが現実じみたものでもあって。

彼女でもなくて、友達でもない。
だから二人は、一緒に過ごす時間は無くて、いつも気まぐれ。

今日は朝から部屋の掃除をしていました。
9時に開始して、12時から午後1時までは休憩。
午後からまた掃除。予定は5時半までだったけど、途中、腰が痛くなってきてくじけてしまった。
ズルして4時半上がり。
リビングは中途半端にブッ散らかったまま、まぁいいや。

朝はカーテンを開ける。

朝起きるとまずすることは、閉め切っていた部屋の遮光カーテンを開けて朝の光を取り入れることから。

カーテンを開けないと、朝なのか、がわからないから。

iPhoneのアラームは、いつも朝の6時半にセットしてある。

いつも同じ時間に起きたいので。

この時期のこの時間は、もう十分外は明るいので安心できる。

部屋はアパートの2階。

隣は昭和40年代と思しき住宅があったけど、今は解体されて更地にな

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何年か前に、立て続けに怖い夢を見て朝に目覚めたことがあった。
外出から帰ってきてリビングに入ると異様な雰囲気で、ベランダへの窓が開いていてカーテンがひらひら。
寝ていたら、強面のマフィア風の男3人が、合鍵でドアを開けて間髪入れずに乗り込んできた。
ただそれだけだが怖かった。

今日初めて投稿。いつもの散歩コース中に、実がつく桜の木があります。かなり色づいてきたので、歩みを止めて食べてみました。甘酸っぱいさくらんぼの味がする。富士山も見えていて青空も綺麗で、気持ちいい朝でした。