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自分自身の話を書くエッセイ集(仮)

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Haruki-UCとは何者なのか。どんな人生を生きてきたのか。
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2019年12月の記事一覧

2019年に図書館で借りて読んだ本たちを振り返る

2019年に図書館で借りて読んだ本たちを振り返る

自分の家から近いので、割とよく図書館に行きます。

毎回、何冊かの本を借ります。
帰る前に閲覧スペースで借りた本の冒頭に目を通していきます。

モチベーションがあるときに少しでも読み始めておくことで、日々の読書がはかどる気がします。同時に図書館の空気を吸っています。空気は大事。

図書館で借りてきた本を返すときは、整理して袋に入れて持っていきますが、ついでにスマホで写真を撮って記録を残しています。

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寂しくてしかたがなかった大学時代にずっと聴いていたSyrup16gの音楽、そして再度「着ぐるみ」の話

僕は毒親育ちの影響で、寂しがり屋です。
とくに大学生のときが人生の中で最も強く寂しさを感じていたと思います。(今も寂しいけど)

その時期に狂ったように聴き続けていたのがSyrup16gという、スリーピースロックバンドの歌でした。

どういう種類の寂しさ、孤独を感じていたのか
一口に寂しさといっても、いくつか種類がありますよね。

僕は授業にしろ課外活動にしろ、ほとんどいつも誰かと行動を共にしてい

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「着ぐるみ」探しをあきらめて、同じように生身の誰かを探し始めた日

「着ぐるみ」探しをあきらめて、同じように生身の誰かを探し始めた日

穂村弘の「短歌ください」に、このような歌とその評がある。

着ぐるみが着ぐるみを抱くこの世界わたしが着られる着ぐるみがない
(つきの・女)

面白い感覚。<わたし>の目には普通の人間たちがみんな「着ぐるみ」に見えているんですね。「着ぐるみ」探しはどこかで諦めて、<わたし>と同じように着ぐるみをもっていない誰かを探すしかないのかも。

(穂村弘「短歌ください その二」 p.133より引用)

良きも

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