西 大成 | Taisei NISHI

社会学に足場を置きつつ、社会学・経営学・経済学の狭間に漂う。社会学への態度が矛盾してい…

西 大成 | Taisei NISHI

社会学に足場を置きつつ、社会学・経営学・経済学の狭間に漂う。社会学への態度が矛盾しているように見えるが、それを可能にするのが「社会学」という営みである。〈社会〉の生々しさを汲みとると同時に、〈学〉としての論理性と体系性を維持する社会学は、私自身の生き方でもある。

記事一覧

『資本論』Ⅰ, 第一篇 -- EXCÈSのゆくえ

 マルクス『資本論』第一巻第一篇では、市民社会のなかから「商品」と「貨幣」が自然発生して…

『資本論』第2章・第3章のまとめ

第2章 交換過程 第1章において、私たちがごく当たり前の存在だと思っていた「商品」が、実…

『経済学・哲学草稿』をつかむ

序論 -- 『経済学・哲学草稿』をつかむ 『経済学・哲学草稿』は、決して完成された論考では…

《備忘録》檸檬の重さとヴェーベルン

 2024年4月7日、上原悠の演奏を聴いて。〔誤解のないように断っておくと、これはあくまで私が…

《備忘録》漂流するカナリアとの対話

 2024年3月30日、ENさんとの対話より。〔誤解のないように断っておくと、これはあくまで私が…

「弁証法」から「存立構造論」へ -- ヘーゲルとマルクスの眼光をめぐって

1. 「大哲学者ヘーゲル」という虚像 ヘーゲルが哲学史において果たした役割の大きさは疑う…

《備忘録》国外脱出などについての対話

 2024年3月27日、HIさんとの対話より。〔誤解のないように断っておくと、これはあくまで私が…

『資本論』第1章のDialektik

第1章 商品 「商品」というものは、何も不思議のないもののように思える。我々は、労働によ…

Dialektikとしての『資本論』

 『資本論』の特徴は、その全体がDialektikによって貫かれていることである。Dialektikとは、…

《備忘録》福祉などについての対話

 2024年3月14日、SKさんとの対話より。〔誤解のないように断っておくと、これはあくまで私が…

《備忘録》バレエなどについての対話

 2024年3月13日、RHさんとの対話より。〔誤解のないように断っておくと、これはあくまで私が…

人間解放の実践のために [4/4]

「人間主義」の射程 -- マルクスを超えて マルクスは、資本主義の仕組みを鋭く分析するととも…

人間解放の実践のために [3/4]

「マネジメント・ゲーム」の射程 -- 会社を奪還せよ マネジメント・ゲームがいかに会社を変え…

人間解放の実践のために [2/4]

「理想工場」の射程 -- 小林茂の理念と実践 ソニーの設立趣意書に刻まれたこの文言は、今や世…

人間解放の実践のために [1/4]

序文 -- 人間解放の実践のために 「人間解放」は、すでに過去の言葉になってしまったのか。そ…

熱い創作と冷たい創作 -- 創作者の「自殺」を必然とする現代社会の構造

 現代社会における創作活動は、〈熱い創作〉と〈冷たい創作〉という二つの極を持っている。前…

『資本論』Ⅰ, 第一篇 -- EXCÈSのゆくえ

 マルクス『資本論』第一巻第一篇では、市民社会のなかから「商品」と「貨幣」が自然発生して…

『資本論』第2章・第3章のまとめ

第2章 交換過程 第1章において、私たちがごく当たり前の存在だと思っていた「商品」が、実…

『経済学・哲学草稿』をつかむ

序論 -- 『経済学・哲学草稿』をつかむ 『経済学・哲学草稿』は、決して完成された論考では…

《備忘録》檸檬の重さとヴェーベルン

 2024年4月7日、上原悠の演奏を聴いて。〔誤解のないように断っておくと、これはあくまで私が…

《備忘録》漂流するカナリアとの対話

 2024年3月30日、ENさんとの対話より。〔誤解のないように断っておくと、これはあくまで私が…

「弁証法」から「存立構造論」へ -- ヘーゲルとマルクスの眼光をめぐって

1. 「大哲学者ヘーゲル」という虚像 ヘーゲルが哲学史において果たした役割の大きさは疑う…

《備忘録》国外脱出などについての対話

 2024年3月27日、HIさんとの対話より。〔誤解のないように断っておくと、これはあくまで私が…

『資本論』第1章のDialektik

第1章 商品 「商品」というものは、何も不思議のないもののように思える。我々は、労働によ…

Dialektikとしての『資本論』

 『資本論』の特徴は、その全体がDialektikによって貫かれていることである。Dialektikとは、…

《備忘録》福祉などについての対話

 2024年3月14日、SKさんとの対話より。〔誤解のないように断っておくと、これはあくまで私が…

《備忘録》バレエなどについての対話

 2024年3月13日、RHさんとの対話より。〔誤解のないように断っておくと、これはあくまで私が…

人間解放の実践のために [4/4]

「人間主義」の射程 -- マルクスを超えて マルクスは、資本主義の仕組みを鋭く分析するととも…

人間解放の実践のために [3/4]

「マネジメント・ゲーム」の射程 -- 会社を奪還せよ マネジメント・ゲームがいかに会社を変え…

人間解放の実践のために [2/4]

「理想工場」の射程 -- 小林茂の理念と実践 ソニーの設立趣意書に刻まれたこの文言は、今や世…

人間解放の実践のために [1/4]

序文 -- 人間解放の実践のために 「人間解放」は、すでに過去の言葉になってしまったのか。そ…

熱い創作と冷たい創作 -- 創作者の「自殺」を必然とする現代社会の構造

 現代社会における創作活動は、〈熱い創作〉と〈冷たい創作〉という二つの極を持っている。前…