共通テストをこの時期から去らせるためだけの、「大学だけ秋入学に」という空論

 今年の「大学入学共通テスト」が明日から行われます。受験生がベストを尽くせることを願うばかりですが、今年もコロナ禍の中での実施となり、そういった不安が隣り合わせの2日間となるのは大変なことだなぁと思います。
 ただ、北日本に住む受験生には試験以外の懸念がコロナ前から常時あったと言えます。それは雪の問題です。ここ数年の印象でしかありませんが、この時期にやけに積もる印象があります。先週・今週共に、関東・関西でも積雪を記録しましたが、私が住む新潟も今シーズン一の積雪となっています。
 もちろん雪国民は雪に慣れているとは言え、試験会場に送迎のため乗り入れる自家用車は多く、ただでさえ渋滞しやすい雪道はさらに混みます。交通機関が遅れるリスクもこの時期は高まります。そういった中での受験は大学だけに限った話ではありませんが、共通テストの特徴は一つの会場に多くの受験生が集中することにあるのではないかと思います。
 しかも、先述のように年々想定外のことが多くなっているように思われる空模様です。普段雪が降らない都市部もいつどうなるかは分かりません。

 この前提に立ち、大学だけを秋入学にしてもいいのではないかという「空論」です。とりあえず言ってみるだけです(^^;; 個人的に、これ以外の理由で積極的に秋入学を推すつもりは全くないんですが、この一点だけで考えてもそうせざるを得ないのではないかと思ってしまうのです。
 具体的にどうするかというと、共通テストを約半年ずらして5月10日前後とします。気候面で全国的なリスクが最も低い時期と言えるはずだからです。ゴールデンウィークを最後の追い込み期間にしてもらえればいいのではないかと。推薦等を含めた大学入試全体を高校卒業後の4月1日以降に移行し、できれば大学卒業者に向けた採用活動も卒業後の半年間に回したいんですがどんなものでしょうか。通年採用している企業は、春を待たずに雇用してもいいと思います。そういう流動性を持たせることによって、日本の企業文化が活性化しないものかなぁと思うのです。
 硬い話ばかりになりましたが、生徒・学生にとっては半年ずつモラトリアム期間が(基本的に)保証されることになります。これを生かして、バイトで学費等の資金を稼いだり、(入試以外の)学校からの束縛から解放された状態で好きなことに打ち込んでみるのもいいんじゃないでしょうか。

1/18追記:fbの「過去のこの日」で、大学の講義日程についての私案が出てきました。これも完全に雪国視点ですね(^^;;
 原案は春入学想定でしたが、秋入学に仕立て直して転載します。
 前 期:9月~12月28日 冬休み:12月29日~2月
 後 期:3~6月    夏休み:7~8月

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