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Vol23 知らなかった!「空き家バンクの盲点③」建築年数より空き家年数!

空き家の状態はHPだけでは良く解りません。そこで、自治体の「空き家バンク」から空き家を購入するとき、失敗をしない注意点について書いてみました。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2000組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣  「空き家バンク」の盲点をお伝えする理由

 
2017年「空き家相談士」の資格を取得。
(一社)リアンをの創立に参加し、空き家の有効活用に取り組みました。
そして「空き家と移住希望者のマッチング事業」をスタートし、自治体が運営する「空き家バンク」を活用し、これまでに300件近くのマッチングに成功をしました。

しかし、自治体の運営する「空き家バンク」では、トラブルにつながった事例も多くあります。
そこで、私のこれまでの経験から、「空き家バンク」の活用時の盲点として、注意していただきたいポイントをお伝えしていきます。
これまでに、聞いたこともない、目から鱗のような事案もあるかもしれません。

2⃣ 「築年数」よりも「空き家年数」



移住相談では空き家の「築年数」をよく聞かれます。
しかし、大切なことは、「築年数」よりも「空き家年数」です。
それは「空き家年数」によって物件の状態が変わるからです。

「空き家バンク」に掲載されている物件は、概ね、不動産業者が扱いたくないような物件が多いです。
単に築年数が古いだけでなく、老朽化が進んでいる物件が多くなります。

その一方で、ほとんどの自治体では空き家バンクで「築年数」を表示しても、「空き家年数」を表記していません。

自治体はどうしても「右に習え」から、こうなるのでしょうね。
それに、所有者に聞いても、「空き家年数が解らない」というケースも多くあります。
どうして分らないのか?不思議ですよね。
確かに、空き家年数が長くなれば、所有者も関心もがなくなるのかもしれません。

3⃣ 空き家年数よりも放置年数


空き家期間が長くなると、当然、家の傷み具合もがひどくなります。
しかし、さらに言えば、「空き家年数」よりも「放置年数」を気にしなくてはなりません。
例えば、「1週間に一度は空気の入れ替えをしている」など、管理がされている物件と、放置されている物件では、同じ空き家年数でも物件の状態は大きく変わるからです。
ただし、「放置年数」の「放置」に基準がありません。
所有者が「放置していない」と言えばそれまでです。
やはり大切なことは、しっかりと自分の目で確かめることになります。


4⃣ TOPの画像

最後に私のおススメ移住地をご紹介します。


滋賀県マキノ町
日本に数少ないカタカナ表示の町です。
この町は写真にもあるメタセコイアの並木道がとても有名です。
琵琶湖のほとりにある小さな町は、古くから別荘地としても栄えており、
私も友人の別荘によく遊びに行きました。
琵琶湖でマリンスポーツ、近くの川でアユの稚魚を投網で取ったりして遊びました。
また、冬は近くにあるスキー場、日本海にも1時間圏内と、とてもアクセスのよい場所。
関西圏からの移住先としては、とても良い場所ですね。

最後まで読んでいただき有難うございました。
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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで17年間2000組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。