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「山があるから登るんだ。」


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プロと素人の違いは何か?
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では、本題。

映画・「MERU メルー」を観た。

インドのヒマラヤ山脈のメルー峰にある「シャークス・フィン」。


それはまだ誰も制覇したことがない4000フィートにもなる巨大な壁。

そんな壁を、三人の登山家が人類初登頂するまでを追ったドキュメンタリー映画。



少し前に紹介した「フリーソロ」とはまた違ったスリリングさを感じた。


こっちの方がチームプレーの大切さがよくわかったし、自分の人生に勝たせたい人がいるって素晴らしいことだなと思った。



「そこに山があるから」


という有名な言葉がある。

これは「なぜ、あなたはエベレストに登りたいのか?」の問に対して、

人類史上初エベレストに登頂したと言われている(ハッキリしていない)ジョージ・マロリーが答えたもの。


まぁ厳密にいえば山があるからじゃなくてエベレストがあるからだし、実はそもそも本当に彼が言ったのかはハッキリしていない。


でもとりあえず彼が本当にこう言ったとして、俺は昔からこの言葉が格言・名言として扱われている理由がわからなかったんだよね。笑


「なぜ山に登りたいのか?に対して山があるからってなんだそれ!なんで皆んなこの言葉を聞いてオーってなるんだ??」と思っていた。



でも「フリーソロ」やこの映画を観ると、マロリーがそこに山があるからと言った理由がなんとなくわかってきた。


多くの登山家が命を懸けてまでも登る理由は、純粋な好奇心が正体じゃないのかなと思った。



三人はシャークス・フィンをもう少しで登頂するところまで行ったのに、一度失敗している。


しかもその後の登山家活動で、一人は雪山で転落事故を起こし登山家生命が奪われるほどの大ケガを負い、一人は大規模な雪崩にあう。


精神的にも肉体的にも三人がチームを組んでシャークス・フィンを登頂するのはムリだと思われた。


でもその夢を諦めず、また三人がチームを組み、登頂を目指し、初制覇したんだよね。



そんな彼らの原動力を考えると「誰も観たことがないその景色を観たい」という純粋な好奇心と少しの競争意識しかないんだよね。


だってそれ以外にないでしょ。


別にお金になるわけではない、誰かに認められたいからでもないのに、命を懸けて登っているんだから。


大した理由・論理的な理由なんて存在しないけど、そこに山があるから登るんだ。




多くの人は理由を求めたがるし、作りたがる。

「なんでこんなことしているんですか?」

「それが達成できたらどうするんですか?」


と聞いてくるヤツは多いし、そんなヤツが多いせいか理由がなければいけないみたいな意味不明が固定概念も生まれる。


でも三人のような登山家を知れば、理由なんてそんなに重要じゃないとわかる。


というか理由なんて突き詰めれば、

「達成したその景色をただ観たいから」

「どうなるか知りたいから」


のような純粋な好奇心しかないでしょ。


なのにちゃんとした理由がないといけないみたいな風潮・固定概念ってマジでおかしいから。



だから重要なことは理由じゃなくて、その山に自分の好奇心が刺激されるかどうかだ。

刺激されれば頂の景色を目指してみればいいんだ。


ほんと、ただそれだけ。


その山に登りたいから登ってるんだから、「それが達成できたらどうするんですか?」なんて知らねーよ。笑



その景色を観たかったら登ればいい。

理由じゃなくて純粋な好奇心を大切に。

山があるから登るんだ。



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