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親のことが心配で離れられなかった本当の理由

こんにちは!
鈴木綾恵(あやえ)です。


突然ですが皆さんは
親に対して
「心配する気持ち」が
あったりしますか?


というのもわたし自身、
24歳の頃に


「一人暮らしをしたい」
「親から離れたい」
という気持ちがあったものの


親のことが心配で…
離れるのに凄く
時間がかかったんですね。


それに、
実際に親と離れてからも
なんだか漠然とモヤモヤしてしまって…。


長年、そのモヤモヤの理由が
わからなかったんです。


そして、あることがキッカケで
モヤモヤの理由を知れて


両親との関係も
やっと受け止めることが
できたりしたんですね。


今回はそんな
親のことが心配で離れられなかった本当の理由』
というテーマでお話しようかと思います。


あくまでわたしの親子関係の
話にはなってしまうのですが、


「親のことが心配で一歩が踏み出せない…」
という方に少しでも
参考になったら幸いです^^



24歳の頃、わたしは
一人暮らしに憧れるようになっていました。


というのも
その時の生活環境はというと、


両親と揃って経済的に自立ができず…
祖父の家に居候させてもらっている状況
だったんです。


祖父の住んでいた部屋は
4人で住むにはかなり手狭で
家の中にプライベートな空間は
一切ありませんでした。


それに父が
一向に働こうとしない状況だったり、


そんな父に母が
「いつになったら働くの」
「いつになったら引っ越すの」
と言ったり、


その度に父が不機嫌になって
言い合いになっては
自分が仲介したりと


「こんな息苦しい状況から
早く逃げ出したい…」
「自分だけの空間を持ちたい」
と思い始めていました。


ですが、そんな思いがありつつも


わたしが両親を
支えなかったらどうなるんだ…?
わたしが両親から離れたら
もっと仲が悪化するんじゃないか…?


本当はわたしが頑張って
この状況から
両親を救わなくちゃいけないのに…


という心配や不甲斐なさも
抱えていたんですね。


自分はもっと親のために
頑張らないといけないはずなのに、


でも本当は離れたい、
一人になりたい


そんな矛盾する気持ちが
自分の中にあって、


親から離れようとする自分が
凄く悪者に感じてしまったんです。


そんな混乱から自分の頭だけでは
一人暮らしをするかどうか
決められなくて…


職場で憧れていた人に
相談するようになっていました。


両親から離れることに心配があることや
両親にこう言われて…と
いうことを伝えると


「で、お前はどうしたいの?」


って言われたんです。
わたしはもう頭を抱えました。


「自分がどうしたいかなんて、
自分が一番わからないよ…」


「それがわからないから相談してるのに、
なんでそんなこと言うんだ!」と


泣きじゃくることしか
できませんでした。


それからその人に
無理やり背中を押してもらう形で
一人暮らしに踏み切って、


賃貸の契約など諸々
引き戻れないところまでやってから
両親に一人暮らしすることを
伝えたんですね。


もう、とてつもなく、
ドキドキしました。


でも意外にも両親は
覚悟を決めたような雰囲気で、
引っ越しの手伝いなども
してくれました。


そうして始めた一人暮らしは
思っていたよりも順調でしたが、
徐々にモヤモヤする気持ちが
湧き上がってきたんですね。


というのも
わたしが離れてからの方が
両親同士の関係がよくなったんです。


父は少しずつ働くようになり、
母はわたしに対して
ベタベタと甘えただったはずなのに
わたしに甘えなくなっていったんですね。


それどころか
わたしが一人暮らしをはじめてから
仕事を辞めてしまった時、


本当に生活ができなくなってしまって
親にしか頼ることができず…
むしろ、助けられてしまったんですね。


「わたしの心配ってなんだったんだろう…?」
「両親は両親でもう、やっていけるんだ…。」


「自分は、もう両親にとって必要ないんだ…。」


そう思ったらとても辛くて、
自分の無価値感を感じるのが
怖くてしょうがなくて、


両親とはどんどん
会わなくなっていきました。


「もう両親に関わることはないんだな」
「もうこのまま会わない方
がいいのかもしれない」


そう思って、
両親へのモヤモヤした気持ちは
ずっと押し殺して
なかったことにしていたんですね。



でも、そんな
自分の親子関係に
自分の感情に


向き合わざるをえない時が
一昨年にきたんですね。


この時、本当に自分の意思が、
本当は自分がどうしたいのかが
究極に、わからなくなっていました。


そんな時に知ったのが
“リミッティングビリーフ”
という言葉だったんです。


リミッティングビリーフとは
0歳〜12歳の間に
両親との関係からできる


「自分を制限する癖」
のことを言ったりします。


そしてこのリミッティングビリーフは
両親との間で感じた


「違和感」「愛情不足」から
できると言われているんですね。


違和感?愛情不足?
なんだか自分には縁がない話かな?
って思われるかもしれませんが、


わたし自身もずっと
「両親から愛されてきた」
「大事にしてもらってきた」
そう思っていました。


ですが、
実際に自分の幼少期を思い出していくと…


本当は両親との関わりの中で
「自分の存在価値はない」
というリミッティングビリーフが
できていたいんですね。


というのも父も母も
自分たちの経験から
「自由に生きていってほしい」


わたしにあれこれ言わず、
全く関わろうとせず
放任主義でいてくれていました。


ですが、
子供のわたしは放任されたことを


「わたしのことなんて
どうでもいいと思ってるんだ…」
と受け止めてしまっていて、


両親が愛情を持って
放っておいてくれてるとは
どうしても、思えなかったんです。


思い返せば父に
「お前に自由に生きてほしかったから」
と言われるたびに


「そんなことわたしは望んでなかった!」
「わたしの気持ちを全くわかってくれてない!」
「自由って言いつつ責任を逃れてるだけだ!」
とモヤモヤしていたんですね。


でも抑圧されて生きてきた人に
比べたら自分は
凄く幸せでありがたい立場なはずで、


親の善意を受け止められない自分のことが
とても悪い人間のように見えていたんです。


その結果、
子供の頃感じたはずの
自分の無価値感や


関わってもらえない
寂しさや孤独感を
ずっとずっと押し殺してきて
しまっていたんですね。


最初は親に対しての
そんな本音を吐き出すのは
本当に申し訳なく感じていたのですが、


吐き出せたおかげで
「両親への心配は
自分の無価値感を埋めるためだったんだ…」


と自分のモヤモヤの原因を
知ることもできたんですね。


子供の頃から
親に対する承認欲求を
燻らせていたことで


親を心配したり
自分が親のために役に立つことで


「自分は存在してもいいんだ」
って安心しようとしていたんです。


だからこそ、
親にとってもう自分は必要ないのかも
しれない…と感じた時、
モヤモヤしてしまっていたんですね。



子供の頃にフタをしてしまった感情と
大人になってから向き合えたことで


子供の自分では
絶対に気づけなかったことに
気づけていったような感覚でした。


母や父はそれぞれ家庭環境は
違いましたが、


親に束縛されること
あれこれ言われることに
とても苦痛を感じていたんですね。


そんな思いから
「自分の子供にはこうやって生きてほしい」
と接してくれていたんです。


これは子供のわたしにとっては
とても辛いことではありましたが、


「両親なりの愛情を
わたしにかけてくれていた証拠」
だったんだ…と思えたんですね。


その愛情の意味を
幼い時のわたしが気づけるはずも
なかったな…と


初めて両親の言動を
冷静に受け止めることが
できたりしたんです。


そしてわたし自身もまた
両親が良かれと思って
放っておいてくれることを


自分の気持ちを押し殺してまでも
受け止めようとしていた


ということに気づけて、
お互いがお互いを
本当は思い合っていたんだな…


人生で初めてと言っても
過言ではないほどの
安心感を感じたんですね。


そうやって自分の感情や
両親との関係と向き合えたことで、


わたしは一人暮らしを通して
「自分の人生を諦めたくなかった」
という自分の意思があったこと


そして両親は両親で
「自立すること」
自然と向き合えたんだなと


自分と両親の行動を
やっと前向きに肯定することが
できたんですね。


最近本当によく思うのですが、
わたしが離れてから
特に母は凄く変化があって


自分の好きなものを買ったり
仕事もほどほどにしたり
苦手だった祖母に頼るようになったり


一緒に住んでいた頃と
大違いだったりするんですね。


父はなんだか相変わらずで
何も変わってないようにも
見えますが…笑
前よりは働いてるようです。


そんな両親の様子を見て
自分の行動が
自分にとっても両親にとっても
前に進むキッカケになったんだな


って思えること自体が
今、凄く嬉しかったりします^^



一人暮らしに挑んでみようとしたり
親から離れることって
想像しているよりも
とても勇気のいることだと


自分の経験を通して
本当にそう思うんですね。


でもその一歩で
あなた自身にとっても、
ご両親にとっても


どんな形であれ
何か大きなキッカケにもなるように
思うんですね。


わたしは背中を
無理やり押してもらうんじゃなくて、


ちゃんと自分の気持ちで
一人暮らしを決められてたなら…
って後悔は正直少し、あります。


それに金銭的にも辛かったり
自分が倒れたら終わり…
という壁もありました。


でもそんな辛さを感じていても
やっぱり、行動しなかったら
何も変わらなかったな


行動してよかったな…!って
感じていたりします^^


なので
どんなことがキッカケでも少しでも


「自分がそうしたい」


と思った気持ちを
大事にしてみてほしいなと
わたしは感じていたりします。


そしてわたしと同じように


"両親への心配"


を少しでも感じているのだとしたら、
自分でも気づかないところで


自分を制限する癖、
【リミッティングビリーフ】
影響しているかもしれません。


もし、両親との関係で
思い当たることがありましたら、


リミッティングビリーフが
どうしてできるのか?


そしてリミッティングビリーフを
どうやって乗り越えていくのか


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気になるなと感じていましたら
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お問い合わせくださいね。


それでは、ここまで読んでいただき
ありがとうございました!


少しでもわたしの体験や
電子書籍が参考になったら幸いです^^

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