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140字小説【乗せれない】

空腹を紛らわすため職場の水道水をがぶ飲みしていると、意中の後輩が話しかけてきた。「山田さん、車は何に乗ってるんですか?私ドライブ好きなんですよ。今度連れてって下さい」僕に興味を持ってくれるのは嬉しい。でも今は距離を縮めたくない。意中の後輩を“火の車”の助手席になんて乗せれない…。

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