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Ep.17 【仕事術】会議で1番最初に意見を言う人は出世する

どうも!若手の研修兄さんこと、
海先輩です!

このマガジンでは、毎朝更新しているPodcast番組「MORE CASUAる ~スキルアップはカジュアルに~」の内容を記事として発信しています!

「勉強になった!」「もっと具体的に聴いてみたい!」「海先輩ってどんな声?」と思った方は、ぜひPodcastもチェックをお願いします!



■はじめに

僕のブログを毎日読んでくださっている方はミミタコかもしれませんが、何事も目的と手段を明確に棲み分けることが大事です。最近はこれ小学校で教えるべきではないか?と思い始めてきました。






会社で新人が任されやすい業務の1つに「議事録」があります。ただ多くの新人が勘違いしているのが、議事録を作成して上司に出すことが目的だと思い込むこと。目的を明確にした上で会議に臨むようにすると、仕事の質が変わってきます。

■今日のお話は──「会議」について

おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。今日は【会議】についてのお話です。

僕は新卒でIT企業に就職したのですが、まあ会議が多いこと。僕の直属の上司に関しては朝から晩まで会議づくしで、相談したいときも捕まえるのがやっとでした。

「働き方改革」が2019年頃から言われ出し、会議に対する考え方も少しずつ変化してきたかなと思います。「ほとんどの会議って実は意味なくね?」という声が出始めたんですよね。

正直僕も「この会議って俺いる意味あるか?」とか「そもそもこの会議自体必要か?」と、新卒の分際で生意気ですが、内心思っていました。

そこから転職を3回し、様々な会議に参加していく中で、「自ら意味のある会議にする気持ち」が1番大事なんじゃないかと考えがアップデートされたんですね。

今まで見てきた先輩や上司を思い出してみると、活躍している人は往々にして「会議で最初に意見を言う」人たちだったんですよ。

まずは会議の目的、決めるべきことを確認した上で、「だったら僕(私)は〇〇が良いと思いますね」という感じで、すぐ意見を言うんです。

そしてそのような人たちは皆大きな仕事を任されたり、出世したりしていました。若手でもできるシゴデキへの1歩は、会議で最初に発言することかもしれません。

■会議で最初に発言すると──主導権を握ることができる

ここで1つとあるエピソードを紹介させてください。商品の企画会議で勇気を出して発言をした若手社員のお話です。

ある会社で開かれた社内会議。内容は売れ行きが悪い商品の改善策についてでした。しかし、部門長が「何か考えがある人は発表してください」と言っても、誰も発言をしない状況。

それから5分ほど経ってから、1人の若手社員が自信なさげに手を挙げて、商品の売れ行きが悪いのは、商品のキャッチコピーに原因があるのではないかと意見を言い、新たなキャッチコピーのアイデアを披露したんですね。

ただ、そのキャッチコピーはやや稚拙で、他の会議参加者はやや苦笑いするような始末。でも唯一部門長だけが「非常に良い意見だ」とコメントをしました。

その後議論はどんどん膨らみ、価格設定、ターゲットの再設定、販促方法など多岐に話が展開し、最終的には新しい施策がまとまったそうです。

会議の後、とある社員が部門長に「なぜあのキャッチコピーを良い意見だと仰ったのですか?」と質問をすると、部門長はこう回答したんですね。

「どんな仕事でも、1番偉いのは『最初に案を出す人』なんだよ。批判は誰にでもできるけど、最初に案を出すのは勇気もいるし、何より皆から馬鹿にされないように一生懸命勉強しないといけない。だから会議で最初に案を出す人を尊重するのは、当たり前のことだよ」

最初の意見は議論のきっかけにもなりますし、勇気がいるからこそ周りからも一目置かれます。だからこそこのような人は活躍していく人材になるんですね。

■意見の伝え方は──結論(理想)→理由(事実)で

何かアイデアを出すような会議では、ぜひ「結論(理想)→理由(事実)」を意識してみてください。自分の考えが伝わりやすく、かつ説得力が増します。

例えばとあるコスメブランドで、商品拡販のための会議を行っているとします。あなたのアイデアを伝えたいときはこのように話してみましょう。

「私はポケットティッシュに当社のコスメ商品の広告を印刷し、無料で配布することで拡販を図るべきだと考えます。」これが結論(理想)ですね。

そして次に理由(事実)。

「ポケットティッシュはメイク直しに役立つアイテムとして認知されています。20〜40代女性の72%がポケットティッシュを常備しており、外出時のメイク直しに使用しているそうです。

女性がメイク直しをする場面は、外出先が多いと想定されます。女性の48%がお出かけ先でメイク直しをしているデータもあります。

外出先でコスメ販売店に立ち寄る機会もあり、そこで実際に製品を手に取り購入に繋がる可能性があります。

ポケットティッシュは無料で配布できるため、低コストかつ幅広い層にアプローチできる効果的な販促ツールになるので、拡販効果が期待できると思います。」

「お〜なるほど〜」と思いませんか?結論では「こうしたい」という理想を伝え、理由では調査などに基づいた事実を伝えることで、論理的に自分の意見を説明できるようになります。ぜひ参考にしてみてください!

■おわりに

ちなみに意見を出す時には、1つの意見だけでなく「Aという意見ですが、もしかするとBもいいかもしれません」という2つの案を出すと、なお良いですね。






ABテストと言って、2つの案を実行し、良い方をさらに進めるというマーケティングの手法があるので、これを踏まえた上で初めから2つの意見を出すと、より質の高い仕事の進め方ができます。


■海先輩のおすすめ本コーナー

今日も記事を読んでいただきありがとうございます。ここからはおまけ。

このコーナーでは、年間200冊以上の本を読む僕が、最近読んだ本の中から「おもしろかった!」「ためになった!」という本を紹介していきます。

今回ご紹介するのは…

渡辺 克之さん
『「伝わる資料」デザイン・テクニック』

▼おすすめの理由は?

仕事をする上で避けては通れない「資料作成」の極意が1冊に凝縮されており、ビジネスパーソンなら1冊は持っておきたい本としておすすめ!ダメな例と良い例を比較しながら解説しているので、改善点も一目瞭然です!

▼どんな人が書いた本?

渡辺 克之さん。テクニカルライター。コンサル系SIer、広告代理店、出版社を経て1996年に独立。エディトリアルデザインを中心に出版書籍の企画と制作、執筆で多くの経験を積む。企業取材や販促企画の分野でも活動。OfficeアプリやWindows、VBAに関する実用書を数多く執筆しており、本書で50冊目。

▼何が学べる?

プレゼン資料、報告書、LPなどにも使える「人に届けるデザインの極意」が丸っと学べます。フォント、色、図の使い方など、すぐに実践できるノウハウが満載!

▼読む前と後でどんな変化があった?

今までなんとなく自分の"感覚"で資料を作っていましたが、人に伝わるデザインにはロジックがあるんだと分かり、早速実践。資料を作ることが目的になってしまっていたのが、読む人にどういう行動を取ってもらいたいのか「目的意識」を持って資料を作成できるようになりました!

僕が思考や習慣を変え、自分の好きなことができるようになったのも間違いなく読書習慣のおかげです。ジャンル問わずいろんな本を読んで、ともに人生に彩りを添えていきませんか?ご興味ある方は、↑のリンクからぜひ!


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