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Ep.23 【恋愛と経済学】小さな確率は大きく見えてしまう

どうも!若手の研修兄さんこと、
海先輩です!

このマガジンでは、毎朝更新しているPodcast番組「MORE CASUAる ~スキルアップはカジュアルに~」の内容を記事として発信しています!

「勉強になった!」「もっと具体的に聴いてみたい!」「海先輩ってどんな声?」と思った方は、ぜひPodcastもチェックをお願いします!



■はじめに

「人は、得たものより失ったものの方が大きく感じてしまう」聞いたことがある人も多いのでは無いでしょうか。差し入れでたい焼きをもらう喜びよりも、買ったたい焼きを食べようとして道端で落っことしてしまう悲しみの方が大きく感じてしまいます。






そういえばこの間、ズボンのお尻のポケットに財布を入れて自転車を漕いでいたのですが、いつの間にか無くなってて。後日警察から拾得物の連絡があって取りに行くと、中に入っていた2万円は綺麗さっぱり抜き取られていました。きっと2万円臨時収入が入る嬉しさよりこのショックは大きかったと思います。

■今日のお話は──「恋愛と経済学」について

おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。今日は【恋愛と経済学】についてのお話です。

経済学の用語で「サンクコスト」というものがあります。これは、過去にかけたお金や時間のうち、後から考えても取り返しがつかないもののことを言います。

例えば、あなたが5万円の新しいゲームを買ったとします。でも、実際にプレイしてみると思ったほど面白くありませんでした。このとき、既に払った5万円は取り返しがつきません。これが「サンクコスト」に当たります。

このサンクコストを気にして、面白くなくとも最後までプレイしようとすると、買ったときのお金だけでなく、面白くないことに費やした「時間」も無駄になってしまいます。

「いつまでも後悔してても意味がない」的な話を聞くことがありますが、これは精神論の話ではなく極めて論理的、合理的な考え方だと思うんですよね。

その例として「恋愛」をあげてみます。恋愛は論理で語れないものの代表格ですが、そんな恋愛にも論理的思考を活用すること自体はできます。

失恋してしまったら、その恋は戻ってきません。しかし多くの場合は失恋したことをいつまでもクヨクヨしてしまいがちです。僕は心当たり大アリです。

しかし、自分の「幸せ」を本当に求めるのであれば、失恋に落ち込む時間を過ごすよりも、新しい恋を探しに出るか、美味しいものを食べるか、友達とはっちゃけるかした方が、絶対に幸せです。

■限りなく小さい確率は──なぜか大きく見えてしまうもの

失恋して悲しんでいる自分に酔っている時間がエモくて幸せなら、止めはしません。が、「もしもあのとき、」とか考えるのは生産的では無さそうです。

僕の記事を読んでくださっている方は比較的ポジティブ体質な方が多いので、共感してくださるかと思うのですが、僕は振られたときでも「次こうすればイケるんじゃないか?」と考えてしまうんですね。

つまり一度砕けた恋でも、また元に戻せるんじゃないかと考えてしまうということです。もちろんこれは2人の関係によるので全てのケースで言えることではないですが、「ひょっとしたら」と考えてしまったことがある人は多いのではないでしょうか。

「少しでも可能性があるなら諦めたくない」いやぁ非常に素晴らしい考え方ですが、経験者から言わせてもらうと、そんな気持ちは捨てた方がいいです。

詳しくいうと、「客観的に見ても恋が戻る可能性がゼロに近い」のであれば、捨てた方が吉です。つまり周りが「次にいけよ」というのであれば、素直にそうした方が良いということ。

で、難しいのが「限りなくゼロに近いのか」が判断しにくいということです。これは人は小さい確率に対して、実際よりも大きく感じてしまうからなんですね。

バンジージャンプで事故が起きたらどうしようとか、宝くじ当たるかも!と思うように、破れた恋に奇跡が起こると思い込んでしまうのが普通です。

それでも恋を諦めない!というのであれば、ご自身で判断いただければと思います。が、宝くじは数百円で買えるものの、恋を追いかけるのにかかるコストはなかなか大きいですよ。

■自分時間を計画して──幸せを最適化する

「幸せ」というものに計画だの最適化だの言うと、なんだか味気ない感じもするかもしれません。しかし、幸せというのは意外に合理的に作り出せるものなんです。

まずは幸せを感じるために1番必要なリソースから考えます。例えばお金はどうでしょう。使いきれないほどのお金がたくさんある。でも使うための時間が1秒もないのであれば、お金は1番大事ではなさそうです。

そう答えが出ましたが、「時間」こそ1番大事なリソースです。なぜかというと時間は「命」だから。つまりこの時間をどう使うかを考える(=自分時間の計画)が幸せの最適化をするということです。

第一歩として、月曜から日曜まで1週間、自分が何に時間を使っているか、分単位で書き出してみてください。

そしてその中から自分の“本当の”幸せに繋がっていると感じる時間はどれくらいあるか把握するんです。TikTokを見ている時間は本当にあなたの幸せに繋がっていますか?(繋がってたらいいんですよ!誤解しないで)

先ほど失恋の例で、「クヨクヨするより新しい恋を探す方が…」この新しい恋を探すと言うのも、手段の1つでしかありません。新しい恋を探す時間より、独立にむけて副業を頑張る時間に充てる方が良いのであれば、その道を選ぶ方が合理的です。

大事なことは今自分が何に時間を使っているか把握した上で、「もしこの時間を他のことに充てたらどうなるか?」を考えてみることです。

幸せは待つだけでやってくることもあるかもしれませんが、自分から取りに行く方が断然早いです。今年ももう5月。早いと感じましたか?そう、人生なんて秒ですよ。

■おわりに

合理的思考で言うと、予測できないものことに頭を悩ませるのはナンセンスです。となると「相手の気持ちを考えて」というのはナンセンスなのでは?と思ったり。人がどう思ってるかは、はっきり言って絶対に分からないですからね。






誕生日プレゼントをもらった時に「嬉しい」と感じる人と、「お返しめんどくせー」と感じる人がいる。もらう側もあげた人に対して気持ちを考えてあげるということが大事なのかもしれないですね。お互い様ってことだ。


■海先輩のおすすめ本コーナー

今日も記事を読んでいただきありがとうございます。ここからはおまけ。

このコーナーでは、年間200冊以上の本を読む僕が、最近読んだ本の中から「おもしろかった!」「ためになった!」という本を紹介していきます。

今回ご紹介するのは…

杉山 直隆さん
『文章は「つかみ」で9割決まる』

▼おすすめの理由は?

全noterの必読書です!noterに限らず人に読んでもらうための文章を書く習慣のある方は絶対に読んでおくべきですね。文章の書き出しは、髪型や清潔感などの第一印象のようなもの。そのノウハウが事例をもとに全て凝縮された1冊です。

▼どんな人が書いた本?

杉山 直隆さん。1975年生まれ。専修大学法学部卒業後、カデナクリエイト入社。ビジネス誌やビジネス書、企業の社内報・PR誌の執筆・編集を主に手がける。2016年に独立(屋号:オフィス解体新書)。社会人インターンシップ情報を紹介するブログメディア「30歳からのインターンシップ」を立ち上げ、取材活動をしている。共著に『課長・部長のための労務管理 問題解決の基本』『図解&事例で学ぶ入社1年目の教科書』『クイズ商売脳の鍛え方』など。

▼何が学べる?

文章においてなぜつかみが大事なのか。良いつかみと悪いつかみの違い。良いつかみを書くコツ。つかみを意識した上で文章を書く具体的な流れ。

▼読む前と後でどんな変化があった?

なんとなく殴り書きでnoteを書いていたが、この本を読んでつかみを実践していくことで作品としてのクオリティが上がり、スキやフォローが格段に増えました!「創作」の楽しさも倍増し、毎日更新のモチベーションも上がっって良かったです!

僕が思考や習慣を変え、自分の好きなことができるようになったのも間違いなく読書習慣のおかげです。ジャンル問わずいろんな本を読んで、ともに人生に彩りを添えていきませんか?ご興味ある方は、↑のリンクからぜひ!


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