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のはな あい
2016年4月23日 14:02
きっと 吐いた息は白い手足はかじかんで とうに感覚がない全てが暗闇に飲み込まれた森の中吹きすさぶ風音と自分の呼吸しか聞こえない 一秒が永遠のように感じる本当に夜は明けるのか期待は ことごとく風に飛ばされていくもうダメかもしれない憤りを通り越し無力感に支配され微かな祈りに命を預けてしまおうというところですーっと風が引いた闇の奥に気配を感じ 眼を凝らす誰かが歓
2016年4月15日 18:21
誰も通ったことのない道目が覚めたら全ての痕跡が真っ白になっていたあまりの美しさに息をのんだふつふつと湧き上がる感情この真っ白な世界に一番先に足跡をつけたい絶対に誰よりも先に好きなところを歩きたいどこを踏み固めようか最初の一歩は いったいどんな感触なんだろうか胸が高鳴る衝動が抑えきれない さぁ 踏み出そう好きなように飛び跳ねようどんな軌跡を描くか
2016年4月12日 19:12
先輩後輩である前に ひとりの人恋人同士である前に ひとりの人売り手と買い手である前に ひとりの人先生と生徒である前に ひとりの人社長と社員である前に ひとりの人友達同士である前に ひとりの人日本人と外国人である前に ひとりの人親と子である前に ひとりの人あなたもわたしも ひとりの人自分と同じ 大切な人自分と違う 特別な人ーーーーー #詩 #ポエム #創作
2016年4月7日 18:09
今日は雨かぁ少し残念な気持ちがよぎるそれと同時にどこからともなく不思議な安らぎが広がっていくどこか心の奥のほうのしっとりとした場所でいつもは陽の当たらない柔らかい部分でひっそりとしている何かがドアを開けて深呼吸をしているようなその優しい何かが 雨と混ざりあって喜んでいるような傘に当たる雨音を聞きながら少し湿ってきた爪先の不快感を感じながら微かにほほえんでしまう
2016年4月2日 12:27
心が波立っていると雑音にかき消されて聞こえないくらい危うくて齢を重ねるほど耳を研ぎ澄ます必要があって他のものとはまるで違う響きがある凪でシーンと静まりかえった心にポツンと雫が落ちてその音が美しく反響するたいして大きな音量じゃないのにとりわけシンプルな波形なのにからだが自然と受け入れて心地よくスーッと入ってきて隅々まで溶け込んでいく音色その音が私の本音だったりする