マガジンのカバー画像

おいしいワークショップのつくりかた

9
子ども向けワークショップ企画のコツや普段考えてること、大事にしていることを書いていきます。
運営しているクリエイター

記事一覧

vol.8 ひとりひとり違うアウトプット③

vol.8 ひとりひとり違うアウトプット③

わくわくするものづくりワークショップの企画を立てていく上で大事にしている5つのルール、ひとつめ「ひとりひとり違うアウトプット」について続きです。

1. ひとりひとり違うアウトプット
2. 完成しない
3. 誰かのために
4. 可能性を広げるテクノロジー
5. 参加者が主役、でもその周りの人まで含めてワークショップ

前回は「愛着: 好きであり続けるものをつくる」についてでした。最後は「フィードバ

もっとみる
vol.7 ひとりひとり違うアウトプット②

vol.7 ひとりひとり違うアウトプット②

わくわくするものづくりワークショップの企画を立てていく上で大事にしている5つのルール、ひとつめ「ひとりひとり違うアウトプット」について続きです。

1. ひとりひとり違うアウトプット
2. 完成しない
3. 誰かのために
4. 可能性を広げるテクノロジー
5. 参加者が主役、でもその周りの人まで含めてワークショップ

前回は「勇気: 新しいことを始める勇気を後押し」についてでした。今回は「愛着」で

もっとみる
vol.6 ひとりひとり違うアウトプット①

vol.6 ひとりひとり違うアウトプット①

わくわくするものづくりワークショップの企画を立てていく上で大事にしている5つのルール、ひとつめです。

1. ひとりひとり違うアウトプット
2. 完成しない
3. 誰かのために
4. 可能性を広げるテクノロジー
5. 参加者が主役、でもその周りの人まで含めてワークショップ

ものづくりは正解のない取り組みです。自分の思っていること、好きなこと、やりたいこと、色、手触り、音、におい、仕組み、カタチ、

もっとみる
vol.5 企画を決める5つのルール

vol.5 企画を決める5つのルール

前回までは企画のフレーミングについてでしたが、今回からは企画内容についてのお話です。

わくわくするものづくりワークショップの企画を立てていく上で大事にしている5つのルールがあります。

1. ひとりひとり違うアウトプット
2. 完成しない
3. 誰かのために
4. 可能性を広げるテクノロジー
5. 参加者が主役、でもその周りの人まで含めてワークショップ

必ずしも全てのパターンに当てはまるわけで

もっとみる
vol.4 ひとことで伝えられるか

vol.4 ひとことで伝えられるか

ワークショップの企画について相談を受けた時、最も多い課題は

「たくさんの要素を詰め込みすぎ」

な時です。

・ロボットもデザインも組み立てもプログラミングもやってほしい
・3DプリンタもiPadもパソコンにも触れてほしい
・自分でトライできるところをたくさんつくりたい
・探求学習も入れたい
・つくることもアウトプットすることもみんなで遊ぶことも入れたい
・チーム開発もしてほしい
・親子で楽しん

もっとみる
vol.3 だれにとどいてほしいか

vol.3 だれにとどいてほしいか

ワークショップは複数の人に届けることが多いのでこういう子がいたら〜と色んなパターンを詰め込みがちです。

それだけ自由度が高いということなのですが、相手にとっての存在感はだんだんと薄れて行きます。

企画はサプライズ・わくわくを届ける場の設計なので僕は企画をする際「だれかひとり」を想定してつくります。「この子だけには確実に刺さる、届ける」と内容を集中させます。

誕生日のサプライズってその人ならで

もっとみる
vol.2 「わくわく」はどこからくるのか

vol.2 「わくわく」はどこからくるのか

この連載ではおそらくかなりの数の「わくわく」という言葉が出てくると思いますが、その実態は非常に言語化しづらいものであったりします。

皆さんは普段どんなことにわくわくしますか?

コンビニで新しいお菓子を見つけたとき?
新しいゲームを買ったとき?
好きな人とのデートプランを妄想しているとき?
新しい仕事のミッションを任されたとき?
撮りためていたドラマを一気観するとき?
誰かにサプライズ、いたずら

もっとみる
vol.1 どこからどこまでワークショップなのか

vol.1 どこからどこまでワークショップなのか

ワークショップとは何かとか、こうやったらうまくいく的なテクニックなどもたくさんあるのですが、まずワークショップの企画をする際、

全員で「わくわく」しているか
その「わくわく」はどこからどこまで続いているのか

ということを大事にしています。狙いや学びやその他たくさんの要素がありますが、個人的にはほぼこれだけだと思っています。

大好きなアーティストのライブに行く時、たくさん準備して、たくさん曲を

もっとみる
おいしいワークショップのつくりかた

おいしいワークショップのつくりかた

「教育xテクノロジーxわくわく」を企画するようになって2年半。いろんなお子さんや機会に恵まれて自分のスタイルとノウハウがようやく言語化できるようになってきました。

「おいしいワークショップのつくりかた」はそんな自分の中にある学びとあそびとコミュニティのエッセンスを少しづつ連載していく企画です。

学ぶということに大人も子どもももっとわくわくできる、そんな企画を考えていく上で大事にしていることをベ

もっとみる