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発達障害僕、”昔付き合いのあった人と久しぶりの再会”が苦手すぎる

初めましての方は初めまして、そうでない方はこんばんは。
すけりょーです。


今日の昼間ウォーキングをした後、セブンでコーヒー買おうと思って買って店を出たら、白髪交じりのおじさんに声を掛けられました。


よくみると以前付き合いのあった施設でスタッフとして働いているJでした。


Jは車から降り、コンビニに入るところで僕とすれ違い、僕に気づいたようです。


昔のアノニマスネーム(匿名性を尊重するGAにおいて名前の代わりに使われるもの)で呼ばれたため、


懐かしさを覚えるとともに、当時施設で生活していた頃の記憶がフラッシュバックしました。


ちなみに僕の中では当たり前なのですが、発達脳はこのフラッシュバックが定型の人以上にリアルに蘇ってくると言われています。実際にめちゃくちゃリアルでした。


僕がびっくりして振り向くと、Jは僕の背中を軽く叩きながら、


『いつか会うと思っていたよ!』
と言いました。


その時、なるほど、と思ったのは、


僕が施設を退所(決して円満ではなかった)した時に、引越し先の住所を当時の施設長に控えられたのを思い出したからです。


つまりこの辺に住んでいることは施設の一部の人たちには知られていたのです。


ちなみに僕もJがこの辺に住んでいることは僕が施設を出た後も付き合いがあった人から聞いていました。(なんなら住所教えた施設長もご近所さん。会ったことはないけど)


僕はテンパっていたのでその事実を知っているにも関わらず、『この辺に住んでるんすよね?』などと会話を繋げるための質問を投げました。


当然『この近くだよ』と返答が返ってきました。そりゃ知ってるよ、と思いながらw


そして僕の悪い癖なんですが、こういうときって久しぶり会った人と長く話すのに抵抗があるのか、無意識に進行方向へ向かいながら喋る傾向があり、今回もそれでした。


するとJもコンビニの中に向かっていくので、


『あぁ・・・じゃあ!・・・』


みたいな感じになりその場でお別れ。


家に帰って椅子に座った瞬間、僕の中で例の如くプチ反省会が行われます。


――— あぁもっとしゃべっときゃよかったな・・・なんであんな失礼な別れ方したのかな・・・


いわゆる発達特有の反芻思考のはじまりです。


正直、気持ち的には久しぶりに会えてうれしかったのです。


施設には嫌な人間や苦手な人間がほとんどでしたが、


フラットに会話できるJとは施設時代も付き合いやすく、会えてうれしかったのです。


だけど一方で、僕が施設を抜け出したくて仕方なくて、そのストレスからスリップを繰り返したことがありました。


その時僕と同居し世話をしてくれたのがJで、Jにはかなり迷惑を掛けた記憶がありました。(病みすぎて断片的な記憶でしかないのですが)


結局僕は別の病院へ移ることとなり、大した挨拶もせずに別れたのがJとの最後だったため、Jに会えたうれしさと同時にJに対する過去の自分の行いに罪悪感もありました。


僕の脳はうれしい気持ちよりも罪悪感や後悔など、ネガティブな気持ちが優先して脳内を支配してきます。


反芻思考が起こったのはこれが原因だと思います。


しかしいつもと違ったのは、


そのあと、やっぱりJと話したい!となったのです。


今日は金曜日、ということはJがやっていたGAが行われているかも・・・


場所は家からバイクで30分ぐらいと少し離れてはいたのですが、


実際にそこへ足を運ぶことにしました。(ここは微々たる衝動性を発揮した可能性あり)


しかし僕のめんどくさい脳みそは決断したのちもさらに追い打ちをかけるようにネガティブ信号を発してきます。


『いやいや行ったとしてよ、Jがもしいなかったら?完全アウェーで1時間半はきつすぎるだろ・・・』


『もし俺の嫌いだった他のスタッフがいたら?今の自分の説明めんどくさいだろ・・・』


しかしもう一人、ポジティブでスピリチュアルな俺もいて、


『Jに今日会えたのは、お前がGAに行ったほうがいいっていう神様からのお告げだよ。従った方がいい』


などと言ってきます。


接戦の末、結局、ネガティブが勝ちました。


でも会場の近くまではいきました。本当に接戦だったのです。

ただ最終的に中に入るのは怖かった。


もうこのままだと罪悪感と後悔と不安とで、いつものごとく鬱モードに入りそうだったので、帰路を走行しながら落としどころを作ることにしました。


『今日はJに会えた。嬉しかった。そしてGAの会場に行ってもう一回会おうという気持ちになれた。それは素晴らしいことだ。』


『実際には行けなかったけど、自分の中で人に会ってしゃべりたいという気持ちが湧いたことは成長だ。』


『時間があって余裕があるときに、Jに連絡を取って、近況を話したり、GAに行ってみようと思うと相談を持ち掛けるのもいいかもしれないね』


『もしかしたら近所だし、またJに会うかも。そん時には普段通りしゃべって、GAの事もネタにして話してみたらいいさ。』


そんなことを自分に語りかけました。


少し気分が楽になったところで、いまこの文章を書いている所存です(笑)


比べるつもりはないけど、定型の人だとどうなんだろ?こういう時。


久しぶり会って普通に喋れる人が多いのかな?僕はいろんな事を考えてしまいます。たぶん初対面よりも苦手かも。


しかしこれが決して悪い事だとも思わないです。相手の表情や声色等を見ながら頭の中で色々考えながら話すのは、相手に対する優しさの表れでもあると思うので。(当の本人はまぁ疲れるんですけどもw)


あらためて、人間関係においてめんどくさくて不器用でへたくそなんだけど、そんな自分ってかわいいな(笑)と思ったっていう、そんな話でした(笑)



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