ゆりあ
海を見に行こう と思った なぜ、そう思ったのかと言うと 海を見たい と言う自分の心の奥の声が聞こえた気がしたからだ そんな感じがしたからだ と、誰かに言ったら 多分…
消防車、救急車、タクシー、トラック、バス たくさんの働く車が並んでいるのが見える とは言っても、これらの車は全部ミニカーだ ここは、とある男の子の部屋だった ブーブ…
看護師さんから封筒を渡された なんでもおじいちゃんの友達から僕にということらしい 看護師さんが、封筒を僕に差し出しながら短く 説明をした言葉を聴きながら僕は、不思…
少年は、鶏小屋の藁の中をごそごそとかき分ける 藁のかさかさ言う音が少年の耳にかすかに響く その音を少年は、こそばゆいと感じていた そうしていると少年の手に生暖かい…
引き出しを開けると一本の鍵を見つけた 結構、頻繁に開けている引き出しなのに、この鍵を目にしたのは初めてだった いつから、この鍵は入っているのだろう? というより…
女の子は、水玉模様の傘を眺めていた こないだお母さんに新しいこの傘を買ってもらったのだ しかし、買ってもらった日から、ずっーと雨が降ることはなかった だから女の子…
なんでそうめんの上にさくらんぼを載せるんだろう? と不思議に思いながら、白いそうめんの上からつまみ上げたさくらんぼを眺めた 営業先からの帰り遅い昼ごはんを食べよう…
透明なガラス瓶が窓辺に 飾ってあるのが見える ガラス瓶は、窓から差し込む光を反射してキラキラと光を無数に放っている キラキラという音が聞こえてきそうなくらいガラス…
石の上に泥団子が、たくさん並んでいるのが見える どうやら子供たちがお店屋さんごっこでもしたあとの名残りらしい しかし、その遊んでいたであろう子供たちの姿は どこに…
銀色のスクーターが走り抜けて行くのが見えた もう夏も終わるんだな と、ふいに思った 銀色のスクーターが連れてきた風が、爽やかな 涼しげな風だったからかもしれない 俺…
とてもうららかな春の日の朝 とある国のお妃様がお姫様をおうみになりました そのお姫様は、それはそれは美しく、誰もが一目見ると目が離せなくなるほど可愛らしいお姫様で…
砂場で黙々とトンネルを掘っている子供の姿が見える 俺は、ブランコに乗りながら熱心に砂の山にトンネルを掘っている男の子の姿を見ていた 平日の昼間から、いい大人がブラ…
森の木々をかき分けて、奥へ奥へと進んでいくと 森のうっそうとした木々の間から細い紫色の煙がみえてくる その煙を追って更に森の奥へと進んでいく バサバサと森の木々の…
財布をしまおうとする僕の目の前にいきなり、三つのキャンディが現れた 「よろしければ、どうぞ」 と、運転席から運転手の声がキャンディを差し出した手の後から追いかけて…
少し日が西に傾きかけた夏の終わりの午後 下を見つめながら、砂浜を歩く 穏やかな波の音が、静かに耳に響く 疲れている心が、癒されていく感じがする 私は、桜貝を探して…
2023年10月30日 18:52
海を見に行こうと思ったなぜ、そう思ったのかと言うと海を見たいと言う自分の心の奥の声が聞こえた気がしたからだそんな感じがしたからだと、誰かに言ったら 多分、変なやつだとか、疲れてるんだよなんて言われてしまうだろうと思ったでも幸い私は一人暮らしで、どこに行くのか なぜ、そこに行くのかを誰かに説明したり、聞かれたりすることはない気楽だけど、少し寂しい感じもすると、支度を終えた自分
2023年9月2日 09:38
天覧山の近くにある2nd kitchen hamaさんへ国産和牛100%の手ごねハンバーグ今回はデミグラスハンバーグをいただきました熱々でお箸で食べれるぐらいふわふわな美味しいハンバーグ #飯能グルメ
2023年8月22日 17:28
消防車、救急車、タクシー、トラック、バスたくさんの働く車が並んでいるのが見えるとは言っても、これらの車は全部ミニカーだここは、とある男の子の部屋だったブーブーと車の音を真似て、ミニカーを机の上で走らせている男の子の声が聞こえる男の子は、車が好きだったが、そのなかでも働く車たちがお気に入りだったそして、男の子は、誰の視線も気にせずに大好きな働く車たちと遊べる時間を一番好きだと感じていた
2023年7月24日 18:58
看護師さんから封筒を渡されたなんでもおじいちゃんの友達から僕にということらしい看護師さんが、封筒を僕に差し出しながら短く 説明をした言葉を聴きながら僕は、不思議な感覚を感じていたなぜなら僕のおじいちゃんは3年前に死んでいたからだそのおじいちゃんの友達という人が、なぜ僕に手紙をくれるのかなぜ、その人は、僕がこの病院に入院していることを知っているのかそんないくつもの疑問が僕の頭の中を駆け巡
2023年6月23日 14:41
少年は、鶏小屋の藁の中をごそごそとかき分ける藁のかさかさ言う音が少年の耳にかすかに響くその音を少年は、こそばゆいと感じていたそうしていると少年の手に生暖かいようなそして 少しひんやりしているような滑らかな手触りの感触が伝わってくる少年がそれを掴むと藁の中から少年の手に包まれた真っ白い卵が現れた毎朝、ニワトリ小屋のうみたての卵を集めるのが 少年の仕事だった少年は一つの卵も見逃さないように
2023年5月29日 21:54
引き出しを開けると一本の鍵を見つけた 結構、頻繁に開けている引き出しなのに、この鍵を目にしたのは初めてだったいつから、この鍵は入っているのだろう?というよりもこの鍵は、どこのなんの鍵だろうと、私は頭を捻ったしかし、いくら考えてもどこの鍵だかは思い出せない鍵は、どこにでもあるなんの変哲もないものだったどこかの家の合鍵かな?と、私は、鍵を眺めながら思った私は、何度か引っ越しをしていた
2023年4月26日 07:47
女の子は、水玉模様の傘を眺めていたこないだお母さんに新しいこの傘を買ってもらったのだしかし、買ってもらった日から、ずっーと雨が降ることはなかっただから女の子は、お気に入りの新しい傘をさして 外を歩くことができないことをつまらないと感じていた女の子は、毎日、お母さんにこう聞いた「お母さん、明日は、雨が降る?」すると、お母さんは、天気予報をみて「明日は、降らないみたいね。残念ね」と言っ
2023年3月29日 14:48
なんでそうめんの上にさくらんぼを載せるんだろう?と不思議に思いながら、白いそうめんの上からつまみ上げたさくらんぼを眺めた営業先からの帰り遅い昼ごはんを食べようと入った和風の喫茶店は、静かにクラッシックが流れていた店の中はお昼時を過ぎて客もまばらだった店員さんもランチどきをすぎて、まったりとカウンターの向こうで何を話しているのかわからないが、おしゃべりをしている声がかすかに聞こえている仕事
2023年2月27日 07:21
透明なガラス瓶が窓辺に 飾ってあるのが見えるガラス瓶は、窓から差し込む光を反射してキラキラと光を無数に放っているキラキラという音が聞こえてきそうなくらいガラス瓶を通して光が踊っているそれを私は、ぼーっと眺めながら、綺麗だなと 感じていたそのガラス瓶を私はいつ手に入れたのかそして、いつから窓辺に飾ってあるのか誰が窓辺に飾ったのか全く思い出すことができないそんなことを考えながら、キラキ
2023年1月20日 23:26
石の上に泥団子が、たくさん並んでいるのが見えるどうやら子供たちがお店屋さんごっこでもしたあとの名残りらしいしかし、その遊んでいたであろう子供たちの姿は どこにも見えないふいに午後5時のチャイムが耳に飛び込んできたもう夕方だから子供たちは帰ったんだなと僕は思ったさて、僕も会社に戻って報告書を書かなければと、泥団子をぼんやり眺めながら思ったそれにしても子供の頃は、よかったなと思った僕
2023年1月18日 07:39
銀色のスクーターが走り抜けて行くのが見えたもう夏も終わるんだなと、ふいに思った銀色のスクーターが連れてきた風が、爽やかな 涼しげな風だったからかもしれない俺は、今出てきたコンビニのレジ袋を持って、緑市役所と車体に書いてある車に乗り込んだエンジンをかけるとカーオーディオからFMラジオの放送が聞こえてくる今日は洗濯日和で、さらに遊びに行くには絶好の天気らしいでも俺には関係なかったなぜな
2023年1月14日 19:04
とてもうららかな春の日の朝とある国のお妃様がお姫様をおうみになりましたそのお姫様は、それはそれは美しく、誰もが一目見ると目が離せなくなるほど可愛らしいお姫様でした窓の外では、小鳥たちもお姫様の誕生を祝福する歌を楽しげに歌うのが聞こえてきますお姫様の誕生と同時に空には大きな虹がかかり世界中の全ての存在がお姫様の誕生を心から喜んでいるように感じられましたそんなお姫様のベットの脇にはそれはそ
2023年1月13日 22:29
砂場で黙々とトンネルを掘っている子供の姿が見える俺は、ブランコに乗りながら熱心に砂の山にトンネルを掘っている男の子の姿を見ていた平日の昼間から、いい大人がブランコに乗って遊んでいるわけではないこれでも仕事中だ 俺は、市役所のなんでもやる課で働いている公園のブランコの調子が悪い、変な音がする時があるという報告があったので現地調査に来ているのだということで、ブランコに乗って、その変な音とや
2023年1月12日 18:35
森の木々をかき分けて、奥へ奥へと進んでいくと森のうっそうとした木々の間から細い紫色の煙がみえてくるその煙を追って更に森の奥へと進んでいくバサバサと森の木々の間を獣が移動する音が聞こえる奥に進めば進むほど太陽の光が弱くなっていくのを感じる更に奥に進んでいくと、何か苦いような甘いような匂いも感じるようになったそして 「何か間違えたかもしれない」という声も聞こえてきたすると、ふいに視界
2023年1月11日 20:05
財布をしまおうとする僕の目の前にいきなり、三つのキャンディが現れた「よろしければ、どうぞ」と、運転席から運転手の声がキャンディを差し出した手の後から追いかけてくる「はあ、ありがとうございます」と、僕はいうと、キャンディを受け取って、タクシーを降りたタクシーの運転手がくれたのは、赤と白のシマシマな包み紙に包まれたキャンディだったあんまりキャンディは好きじゃないんだけどなと、僕は思いなが
2023年1月10日 19:06
少し日が西に傾きかけた夏の終わりの午後 下を見つめながら、砂浜を歩く穏やかな波の音が、静かに耳に響く疲れている心が、癒されていく感じがする私は、桜貝を探していた 砂浜には、たくさんの貝殻が落ちているけれど だいたいは踏まれたり、何かにぶつかったりで割れたり、かけたりしている綺麗に形を残している貝殻は、なかなか見つからないさらに、私が探しているのは、薄くて壊れやすい 桜貝の貝殻なのだか