かいごの木

老人ホームで働いている「かいごの木」です。介護福祉士、介護支援専門員、認知症リーダー研…

かいごの木

老人ホームで働いている「かいごの木」です。介護福祉士、介護支援専門員、認知症リーダー研修などの資格を持っている、56歳男性です。介護業界に入る前は、色々な業種についていました。現在は、入居されている高齢者の幸せを実現するために日々努力しています。

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固定された記事

介護士が考える感謝される仕事の仕方

これから介護の仕事を始める方へ、 感謝される仕事の仕方についてお伝えします。 介護の仕事は、入居者さんやそのご家族から感謝される仕事です。 しかし、中には「入居者…

かいごの木
5か月前
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高齢者でも思考が変われば、生き方が変わる

私は、老人ホームで働く介護士として、多くの高齢者の方々と接してきました。その中で、年齢に関係なく、思考を変えることで生き方が大きく変わっていくのを見てきました。…

かいごの木
5時間前
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人生をあきらめようとした時、終着点がみえるということ

私は、老人ホームで介護士として働き始めて20年になります。毎日、様々な高齢者の人生と向き合い、時には喜び、時には悲しみを分かち合ってきました。 この仕事を通して、…

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怒らない人イコール優しい人と考えていませんか?

今日は少し考えさせられるテーマについてお話ししたいと思います。私たちが普段の生活の中でよく耳にするフレーズの一つに、「あの人は怒らないから優しい」というものがあ…

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日々の暮らしの中で幸せを感じられない方へ

介護士として働く皆さんにとって、入居者様の幸せを願う気持ちは強いのではないでしょうか。 しかし、日々の忙しさの中で、自分自身の幸せを見失ってしまうこともあるかも…

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何をやってもケチをつけてくる人の特徴

介護の仕事において、利用者の方やご家族だけでなく、同僚との人間関係も円滑に進めることは非常に重要です。しかし、中には、どんな仕事をしていてもケチをつけたり、文句…

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気遣いしなくても人生を楽しむ方法

私たち誰もが抱える「気遣い」について、そして「気遣いしなくても人生を楽しむ方法」について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。 気遣いとは 気遣いとは、周り…

8

他人を助けると自分も元気になれる

私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。毎日、様々な高齢者の方々と接する中で、人との繋がりや、助け合いの大切さについて深く考えさせられることがあります…

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うらやましさは憎しみに変えず努力に向ける

老人ホームで働く介護士として、日々入居者様と真摯に向き合い、寄り添う仕事に携わっています。そんな中で、周囲の同僚や先輩の活躍を見聞きし、うらやましさを感じること…

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真の幸せは私たちの内側にある

介護の仕事は、やりがいと責任感の大きい一方で、心身ともに大きな負担を伴うこともあります。入居者様の心身のケアに日々向き合う中で、感情労働の負担や、死と直面する葛…

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物より経験にお金をかける時代

近年、「物より経験にお金をかける時代」という考え方が広まっています。これは、物質的な豊かさよりも、人生を豊かにする経験や思い出にお金を使うことを重視する考え方で…

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心の闇に飲まれ光を失うことがある

介護士として働く中で、高齢者の方々が直面する様々な課題や悩みを目の当たりにしてきました。特に、家族や友人との死別、自身の体調不良、将来への不安など、心の闇に飲ま…

かいごの木
10日前
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自分自身が自立できなくなった時の備え、どうしていますか?

私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。日々の業務を通して、入居者様の老いや介護について深く考える機会が増えています。 そして、ふと自分自身のことにつ…

かいごの木
11日前
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悲しみは喜びの2倍以上に感じる?

介護の現場で働く私たちにとって、入居者様の様々な感情と向き合うことは、決して簡単なことではありません。特に、悲しみや喪失感といった負の感情は、入居者様だけでなく…

かいごの木
12日前
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あなたの心のあり方で人生に彩りが加わる

介護士として、日々の業務の中で、様々なご高齢者の方々と接する機会があります。中には、人生の波乱万丈を乗り越えてきた方、長い人生の中で様々な経験を積み重ねてきた方…

かいごの木
13日前
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高齢者になり「ジャッチ」する気持ちが無くなった人の特徴

若い頃には、周囲の人や物事を厳しく「ジャッジ」してしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、年齢を重ねるにつれて、そういった「ジャッジ」する気持ちが薄れていく…

かいごの木
2週間前
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介護士が考える感謝される仕事の仕方

介護士が考える感謝される仕事の仕方

これから介護の仕事を始める方へ、
感謝される仕事の仕方についてお伝えします。

介護の仕事は、入居者さんやそのご家族から感謝される仕事です。
しかし、中には「入居者さんやご家族に感謝されるような仕事がしたい」と思っても、なかなかうまくいかないという方もいるのではないでしょうか。

そこで、介護士として19年以上働いてきた筆者の経験から、感謝される仕事の仕方について、3つのポイントをご紹介します。

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高齢者でも思考が変われば、生き方が変わる

高齢者でも思考が変われば、生き方が変わる

私は、老人ホームで働く介護士として、多くの高齢者の方々と接してきました。その中で、年齢に関係なく、思考を変えることで生き方が大きく変わっていくのを見てきました。

100歳時代と言われる現代社会において、高齢者の方々にとって、単に長生きするだけでなく、質の高い人生を送ることが重要になっています。そのためには、「人生はまだまだこれからだ」という前向きな思考を持ち、新しいことに挑戦していくことが大切で

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人生をあきらめようとした時、終着点がみえるということ

人生をあきらめようとした時、終着点がみえるということ

私は、老人ホームで介護士として働き始めて20年になります。毎日、様々な高齢者の人生と向き合い、時には喜び、時には悲しみを分かち合ってきました。

この仕事を通して、多くのことを学びました。人生の尊さ、人の強さ、そして人間の心の脆さ。そして、どんな絶望的な状況でも、必ず希望の光が存在することを。

人生をあきらめようとした時

老人ホームには、様々な事情で入所している方がいます。中には、家族との確執

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怒らない人イコール優しい人と考えていませんか?

怒らない人イコール優しい人と考えていませんか?

今日は少し考えさせられるテーマについてお話ししたいと思います。私たちが普段の生活の中でよく耳にするフレーズの一つに、「あの人は怒らないから優しい」というものがあります。でも、果たして本当にそうでしょうか?

私は老人ホームで介護士として働いています。日々、多くのお年寄りと接しながら、その方々の生活を支えるお手伝いをしています。

その中で、時に怒りたくなることやストレスを感じることも少なくありま

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日々の暮らしの中で幸せを感じられない方へ

日々の暮らしの中で幸せを感じられない方へ

介護士として働く皆さんにとって、入居者様の幸せを願う気持ちは強いのではないでしょうか。

しかし、日々の忙しさの中で、自分自身の幸せを見失ってしまうこともあるかもしれません。

そこで今回は、日々の暮らしの中で幸せを感じられない方へ、順番を変えるだけで幸せになれるというメッセージをお伝えしたいと思います。

1. 幸せの基準を見直してみる

私たちは、社会や周囲の人々から植え付けられた「幸せの基準

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何をやってもケチをつけてくる人の特徴

何をやってもケチをつけてくる人の特徴

介護の仕事において、利用者の方やご家族だけでなく、同僚との人間関係も円滑に進めることは非常に重要です。しかし、中には、どんな仕事をしていてもケチをつけたり、文句を言ってきたりする人がいるものです。

このような人たちは、周囲にとって非常にストレスの存在となります。しかし、彼らにも彼らなりの理由があるのかもしれません。

今回は、介護の現場でよく見かける「何をやってもケチをつけてくる人」の特徴につい

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気遣いしなくても人生を楽しむ方法

気遣いしなくても人生を楽しむ方法

私たち誰もが抱える「気遣い」について、そして「気遣いしなくても人生を楽しむ方法」について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

気遣いとは

気遣いとは、周りの人に対して思いやりを持ち、配慮することです。
気遣いは、人間関係を円滑にするために必要なものです。

しかし、あまりにも気遣いすぎると、自分自身を犠牲にしてしまうことになりかねません。

気遣いすぎると起こる問題

気遣いすぎると、以

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他人を助けると自分も元気になれる

他人を助けると自分も元気になれる

私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。毎日、様々な高齢者の方々と接する中で、人との繋がりや、助け合いの大切さについて深く考えさせられることがあります。

そんな中で、特に実感しているのが、他人を助けると自分自身も元気になれるということです。

介護の仕事は、決して楽ではありません。体力的にきつい仕事も多く、時には入居者様の方から厳しい言葉をかけられることもあります。

しかし、そんな中

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うらやましさは憎しみに変えず努力に向ける

うらやましさは憎しみに変えず努力に向ける

老人ホームで働く介護士として、日々入居者様と真摯に向き合い、寄り添う仕事に携わっています。そんな中で、周囲の同僚や先輩の活躍を見聞きし、うらやましさを感じることもあるのではないでしょうか。

しかし、うらやましさは憎しみに変えてはいけません。むしろ、その気持ちを努力の原動力に変えることこそが、成長への近道です。

今回は、私が実際に経験した「うらやましさ」と向き合い、努力することで成長できた経験に

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真の幸せは私たちの内側にある

真の幸せは私たちの内側にある

介護の仕事は、やりがいと責任感の大きい一方で、心身ともに大きな負担を伴うこともあります。入居者様の心身のケアに日々向き合う中で、感情労働の負担や、死と直面する葛藤など、様々なストレスが蓄積していくのです。

そのような日々の忙しさの中で、ふと立ち止まって考えてみることはありませんか?「本当の幸せってなんだろう?」

外側ではなく、内側に目を向ける

私たちは、社会や周囲の期待に応えようと、常に努力

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物より経験にお金をかける時代

物より経験にお金をかける時代

近年、「物より経験にお金をかける時代」という考え方が広まっています。これは、物質的な豊かさよりも、人生を豊かにする経験や思い出にお金を使うことを重視する考え方です。

介護士として働く中で、私もこの考え方に深く共感しています。入居者の方々と接する中で、物質的な豊かさよりも、かけがえのない経験や思い出こそが、人生を真に豊かにするものだと実感する機会が多々ありました。

そこで今回は、介護士の視点から

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心の闇に飲まれ光を失うことがある

心の闇に飲まれ光を失うことがある

介護士として働く中で、高齢者の方々が直面する様々な課題や悩みを目の当たりにしてきました。特に、家族や友人との死別、自身の体調不良、将来への不安など、心の闇に飲まれ光を失ってしまうような苦難を経験する方も少なくありません。

私も人間ですから、常に明るく前向きな気持ちで仕事に取り組めるわけではありません。時には、心の闇に飲まれ、絶望的な気持ちになることもあります。

しかし、そんな時でも希望を忘れず

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自分自身が自立できなくなった時の備え、どうしていますか?

自分自身が自立できなくなった時の備え、どうしていますか?

私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。日々の業務を通して、入居者様の老いや介護について深く考える機会が増えています。

そして、ふと自分自身のことについて考えた時、将来、自分が自立できなくなった時のことをどのように備えたら良いのか、不安を感じ始めました。

そこで、今回は、介護士として働く中で得た知識や経験をもとに、自分自身が自立できなくなった時の備えについて、考えてみたいと思います。

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悲しみは喜びの2倍以上に感じる?

悲しみは喜びの2倍以上に感じる?

介護の現場で働く私たちにとって、入居者様の様々な感情と向き合うことは、決して簡単なことではありません。特に、悲しみや喪失感といった負の感情は、入居者様だけでなく、私たち介護スタッフにとっても大きな負担となります。

しかし、悲しみは決して悪い感情ではありません。むしろ、悲しみをしっかりと受け止めることで、人は新たな一歩を踏み出すことができるのです。
今回は、「悲しみは喜びの2倍以上に感じる」という

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あなたの心のあり方で人生に彩りが加わる

あなたの心のあり方で人生に彩りが加わる

介護士として、日々の業務の中で、様々なご高齢者の方々と接する機会があります。中には、人生の波乱万丈を乗り越えてきた方、長い人生の中で様々な経験を積み重ねてきた方、そして、これからの人生をどのように過ごしていくか模索している方など、それぞれ異なる人生を歩んでこられた方がいらっしゃいます。

そんな方々とお話をしていると、人生を彩り豊かに生きることの大切さを改めて感じさせられます。人生には、喜びも悲し

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高齢者になり「ジャッチ」する気持ちが無くなった人の特徴

高齢者になり「ジャッチ」する気持ちが無くなった人の特徴

若い頃には、周囲の人や物事を厳しく「ジャッジ」してしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、年齢を重ねるにつれて、そういった「ジャッジ」する気持ちが薄れていく人も少なくありません。

高齢者になると、なぜ「ジャッジ」する気持ちが薄れていくのでしょうか?
この記事では、高齢者になり「ジャッジ」する気持ちが無くなった人の特徴について、心理的な要因や具体的な事例を交えながら考察していきます。

「ジャ

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