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ジャグリングの郵便箱

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「書くジャグリングの雑誌:PONTE」の編集長が(おおよそ)ジャグリングに関する文章を、毎日掲載。 基本的には日記・雑感です。
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記事一覧

東京

東京

 ジャグリーな日だった。
 CwCというカンパニーの公演のリハーサル見学と、王子で行われた、aubeという団体の演劇&ジャグリング公演観覧。途中、皇居周辺でジャグリングをした。ランダムに外でジャグリングをする、ということはあまりないのだ。

 朝はゆっくり起きて、11時頃ウィレム君と東京に向けて出発。
 渋谷で半蔵門線に乗り換える時、ちょっと外に出てスクランブル交差点を見に。外国の人と一緒にいる時

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ジャグリングがつなげるもの アメリカのウィレム・京都編 〜僕は京都には行ってない〜

 そうそう、ひとつ前の話に出てきた、ネギ鳥丼なんだけど、これ、ネギトロと間違えて食べに行ってしまったのだった。丁寧に話すとこれは面白いんだけど、経緯が複雑なので特に語らずにおく。

 ウィレム君は、京都に行ってきた。

 Negitori丼を食べた後、ウィレム君は朝早く新幹線で京都に行った。ホステルに泊まったことがない、というウィレム君に、僕が以前ボクダンと泊まったホステル銀閣寺というところを紹介

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ジャグリングがつなげるもの アメリカのウィレム・横浜編 〜トンビに襲われて〜

ジャグリングがつなげるもの アメリカのウィレム・横浜編 〜トンビに襲われて〜

 アメリカからジャグラーのウィレム君が来て、二日目。
 朝は7:30ごろ、ウィレム9時ごろ起きる。旅疲れしたよな。
 僕は横でかちゃかちゃ、翻訳していた。

 朝はトースト。コーヒーと一緒に出したら喜んでくれた。

 昼になったら、桜木町へ。いつものルート。駅からランドマークタワーを抜け、臨港パーク、赤レンガ倉庫を通り、象の鼻パークへ。
 近くの弁当屋「タイム」で弁当を買い、そのまま、大桟橋方面。

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第44回 今日、わからないと判明したこと。

 普通、人が何かものを書くときは、「わかった」ことを書く。
 ふと「わからないと判明したこと」を書いても面白いかもしれないと思った。
 一番面白い思考はそこから始まっている気がしたからである。

 というわけで、今日、わからないと判明したこと。

 僕はIT関係の翻訳をやっているのだが、はっきり言って実践経験はほぼゼロである。かろうじてHTMLのタグ打ちでHPを作ったことがあるとか、中等教育に毛が

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第43回 2020/02/03 日記

2020/02/03 日記

 朝、ジャグリング会。コワーキングスペースの人と一緒にジャグリングをする会。今日はS宮さん、ダイチさんのみ参加。晴れた日の部屋でゆるゆるとジャグリングするのは楽しい。一度家に帰り昼寝。再びコワーキングスペースに戻り、ちょっとだけ仕事をし、関内でやっているボードゲーム会に向かう。これも、S宮さん、ダイチさんら、関わっている。ボードゲーム会というものに初めて参加した。いき

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第42回 文章インプロヴィゼーション

 今日はいつになく、「インプロヴィゼーション」を意識して書く。文章の書き方が分からなくなってしまったからである。だから、一度、自分の想像をそのまま文字にすることで、準備運動みたいなことをしようと思う。しばらく、ここをほったらかしにしてしまったからね。なんでそうなったのか、と聞かれると、まぁ、なんだか、忙しくなってしまったから、とか答えるしかないんだけど、忙しいからやらない、ってんじゃ話にならないの

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第41回 特に重大な合理的な理由はないんだけど、なんとなく避けていること

第41回 特に重大な合理的な理由はないんだけど、なんとなく避けていること

久々に髪を切った。
2ヶ月ぶりである。
ここ10年以上、数回をのぞいて、自分で切る以外では地元の美容師Oさんに切ってもらっている。まぁ、安いから通っていたのだけど、僕が高校生の頃から今まで(28歳)を知っているので、もはや友達を尋ねるような感覚なのだ。なんとなく他のところに行きづらくなっていた。
さて、今日初めて、現在住んでいるところの近所にある散髪屋に行ってみた。
結果は、上々であった。
好きな

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第41回 求め始めたときに顔を出すもの

第41回 求め始めたときに顔を出すもの

 「&Premium」のいい暮らし特集みたいなものを読んでいて、いったい僕は今以上の暮らしが欲しいだろうか、と思った。
 で、結論から言うと、別に、必要ないんだよね。
 たとえばもう少し広いリビングとか、もう少し広い玄関とか(まぁうちはワンルームなので「リビング」というのは大袈裟だけど)年中旅に出たり、外で仕事をしているノマドワーカーの僕には要らない。二面採光の我が家は陽当たりもいいし、家具も必要

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第40回 またいつもの凡庸な気づきだけど

 人に少し前に送ったメッセージを読んだ。
 なんでその時の自分はこんなことを書いたのだろう、と思った。

 これは別に、「前の僕はなんてバカだったんだろう」という気づきではない。(いや、そう感じはするけど)
 それよりも、そもそも感情の表現として、あまり長くそこに留まっているような表現方法、たとえば文字のような形式は、正直なところあまり適していないからこういうことが起こるのではないか、と思った。

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第39回 出発のあさに

第39回 出発のあさに

 自分がかつて「出版」した本を読む機会があった。
 主に、自分で書いた海外旅行のエッセイをまとめた小さな文庫本である。僕はこの本を作ったはいいものの、一冊をのぞいて全て5人くらいの人にあげてしまい、自分でとっておいたぶんはどこかに行ってしまったので(もしくは、母にあげる分があるので、実家でいつでも読めるからいいや、と思って自分の分を確保しておかなったのかもしれない)長い間その本を読むことができなか

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第38回 おしゃれなカフェにだって行ったぞ

第38回 おしゃれなカフェにだって行ったぞ

 1月10日は、特に予定を決めていなかったが、起きた時間にのそのそと新横浜に行って、京都行きの新幹線に乗った。本当は新幹線なんて高いから普段は乗らないが、今回は一緒に京都にいくボクダンがJR RAIL PASSというJRの電車乗り放題の切符を持っていたから、それに付き合うために新幹線に乗った。フランスだとネットでやたらに安い特急電車のチケットを買えたりするから、いいよなぁ。日本は、移動費がちと高い

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1月15日の音声

青木 直哉 aoki naoya

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大阪の夜の街で思ったこと。

第37回 ウェス・ピドゥンにはなれないけれど

 今まだ、奥底に暗い気持ちがずっとつづいている。
 自分自身がしてしまったことで、自分が信用できなくなったりもする。
 けれど、生活そのものはそこそこまともである。

 今、家に再びボクダンくんが来ている。マリンバやバスクラリネットといった楽器もやるし、ジャグリングもとてもうまい。そして彼は、日本語を勉強している。
 ボクダンとはなるべく日本語で話すようにしている。先月21日、つまり2週間ちょっと

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第36回 海流になる

 仕事でほてった頭を冷やすために川辺を歩いていて、職業人は何者でもなくなることが一番大事なのだろうなぁ、と、思った。

 nendoの佐藤オオキさんは、インタビューで、「僕はいない方がいいんです。
空気とか水みたいな存在で、つくったモノが全てを語っているべきなんです。」と言う。彼は、様々な機会で同じことを述べる。
 これはデザインの領域に限らないよね。「人に喜ばれる存在である」ためには、「人が喜

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