ジュンイチヤマシタ@外資FMCGでビジネスデザインとDX中

※発言は全て個人としての見解です。 グローバルメーカーでデジタルドリブルなビジネスモデ…

ジュンイチヤマシタ@外資FMCGでビジネスデザインとDX中

※発言は全て個人としての見解です。 グローバルメーカーでデジタルドリブルなビジネスモデルへ変革すべく、デジタル、フィジカル両面から戦略立案、推進 前職は大手プラットフォーマーでエコシステム・メンバーシップ戦略、EC、スマートデバイス、ショッピングSNSのグロースなどを担当

最近の記事

組織リーダーシップの3要素とタイプ別リーダー配置

Facebook開いたら2018年に投稿していた、組織のリーダーシップのタイプに関する投稿があったのでnoteに再掲。 ある程度の人数の組織になると部署はいくつかのグループで構成されるし、複数の(プレイイング)リーダー、マネージャーがいる。このあたりの適正配置をすることが組織の監督の腕の見せ所だし、疎かにすると組織方ないしていった例は枚挙にいとまがない ------以下再掲----- 【組織リーダーシップ論】 思うに、急激な時代の変化に対応し得る組織のには3つのタイプのリ

    • DX ・変革に求められる組織リーダーシップの3つのタイプ

      4年前に自分がFacebookに投稿してた内容が意外といい事言ってるんじゃないか(笑)と思ったのでnoteに転載 〜以下転載〜 【組織リーダーシップ論】 思うに、急激な時代の変化に対応し得る組織のには3つのタイプのリーダーシップ人材が必要かと。 ・絵を描く(道筋を示す) ・調整する ・ケツを叩く (特殊要因として、「謝る(責任とる)人」とか、「金を出す」とかもいるが除外) それらを上下の構造で持つ組織もあれば(外資なんかは典型的)、横で一体のチームとして担保する組織も

      • ジョブ型組織への転換は組織や人の考え方を天動説から地動説に転換するほどの根本的変化が必要

        ジョブ型の話はClubhouseでも盛り上がっていますね。 ジョブ型組織運用なのかジョブ型採用なのか、ジョブ型人事制度なのか、そもそも論点すらそろってないケースもよく見ます。ジョブ型そのものについては、人材コンサルタント山本紳也の記事が非常に参考になりますのでそちらをご覧ください。私もよく山本さんのClubhouseのRoomにお邪魔させていただいています さて、ジョブ型組織を模索している企業が増えているという話をよく耳にしますが、外資FMCGでゴリゴリのジョブ型を生身で

        • 外資スタートアップ・カントリーマネージャーに挑戦して失敗した話 #3 ~ 違和感の種を見逃すな【前編】

          こんにちは。ジュンイチヤマシタです。 だいぶ前回から時間が開いてしまいましたが、外資スタートアップのカントリーマネージャーに挑戦したものの、結果うまく行かずに8ヶ月で断念した経験からのラーニングの記事の3回目です ↓第二話 この韓国系スタートアップの日本カントリーマネージャーの職に就くにあたって、様々な期待(立ち上げ経験、現法社長、広がるネットワーク、広い裁量)をしていたわけですが、オファーをもらったあたりから、ところどころ「おや?」と思うような点もありました そもそも

        組織リーダーシップの3要素とタイプ別リーダー配置

          経営者が持っておくべき「DXの深さ5段階」の視点と、求められるDX人材要件

          DX (Digital Transformation)という言葉は様々な領域で様々な意味合いで使われていますね。一口にDX言ってもデジタルツールの導入から、企業のビジネスモデルの変革という深いものまであります。私なりに、DXの深さを5段階に整理してみました その前に誰をDXするのか?自社をDXするという意味で使ったり、業界や行政をDXするという意味でも意味合いは結構異なります。全社はITだけでなく業務プロセスそのものを変えていく「改革行為」が中心の意味合いになりますが、後者

          経営者が持っておくべき「DXの深さ5段階」の視点と、求められるDX人材要件

          外資スタートアップ・カントリーマネージャーに挑戦して失敗した話 #2 ~ カンマネの構造的弱点

          こんにちは。ジュンイチヤマシタです。  外資スタートアップのカントリーマネージャーに挑戦したものの、結果うまく行かずに8ヶ月で断念した経験からのラーニングや経験値をぼちぼちと書いていこうと思っています。 第1話はこちら↓ 起業家とカンマネは何が違う?起業家もカンマネも、代表取締役、つまり社長という意味では同じですが、起業家経営者は自分が最大の株主であることが多いです。株主総会レベルの重要な意思決定でも意思決定力、あるいは強い影響力を持ちます。 一方でカンマネは、「雇われ

          外資スタートアップ・カントリーマネージャーに挑戦して失敗した話 #2 ~ カンマネの構造的弱点

          外資スタートアップ・カントリーマネージャーに挑戦して失敗した話 #1 ~わずか8ヶ月の挑戦

          こんにちは。ジュンイチヤマシタです。 昨今、スタートアップ、あるいはベンチャー企業の存在感が日に日に増して、身近な存在になってきていますね。ビジネスパーソンであれば、毎日のようにスタートアップのニュースを耳にする人も多いのではないでしょうか スタートアップは数百社に数社成功すれば良い方と言われますが、成功した時のインパクトや脚光の浴び方、上場やM&A時のキャピタルゲインによる一攫千金の「ドリーム」も大きいですね。多くの特に若者が挑戦し、人知れず失敗し、ごく一部の成功した人

          外資スタートアップ・カントリーマネージャーに挑戦して失敗した話 #1 ~わずか8ヶ月の挑戦

          DX人材に求められるデジタル以外のスキル要件と人物像

          私とDXについて 私は外資戦略コンサルティングファームでIT系中心にコンサルタントとして6年近く働いた後、国内最大級の生活系サービス比較サイトでの事業企画や、国内最大級のECプラットフォームにて事業戦略、サービス立ち上げ・グロース、マーケティング/CRM、エコシステム戦略の立案・実行を10年ほど手掛けてきました。 現在は非デジタルが圧倒的主流の外資FMCG企業において、デジタルだからこそ実現可能なビジネスモデルの立案と構築、既存事業のビジネスモデル変革(DX)をリードして

          DX人材に求められるデジタル以外のスキル要件と人物像

          言いづらい内容のフィードバックを行う時のフレームワーク

          「フィードバックは贈り物だ」と言う人が増えてきました。私も全く同感です。フィードバックなくしては人としての成長はないと思います。さもなければ、単なる思い上がりか勘違いといえるでしょう。マッキンゼーでも、異常と思えるほどの時間をフィードバックに費やし、ひとりひとりの成長を促します。ここで様々な人から贈られるフィードバックは、その後の人生にとっての大きな宝となります。 フィードバックがなぜ難しいのかしかし、フィードバックする相手の良かったところを伝えるのは簡単ですが、改善を求め

          言いづらい内容のフィードバックを行う時のフレームワーク

          なぜ、部下(上司)とのキャリアプランニングの面談がうまくいかないのか?

          Yahooをはじめ、1 on 1ミーティングの注目度が上がっています タスクの進捗から他愛もない雑談、中長期的なキャリア相談と、話される内容は様々かつ、その時々に応じて多様です 私が勤めていた会社でも導入していましたが、うまく活用できていない、キャリアについて相談しても役立つフィードバックが得られない、など課題の声もよく耳にしました。 ここでは、中長期的なキャリア相談に絞って、なぜうまくいかないのか、どうしたらよいのか、について、実際私が所属していた部署(といっても3桁

          なぜ、部下(上司)とのキャリアプランニングの面談がうまくいかないのか?

          DX (Digital Transformation)は甘くない

          巷ではDX (Digital Transformation)という単語がよく出てきています 平たく言うとビジネスをデジタルに対応したり活用できるように、トランスフォーメーション(変革)しよう、という意味です。 DXをやるためには、当然、デジタルについて知見や経験がないとできません。デジタルで作るだけでなく、作ってから運用、改善のPDCAサイクルも回したことがないと、成長させていくことも含めた設計ができません と、ここまでは経験者も多いと思います。GAFAだけでなく、楽天

          ジョブ型雇用は組織設計の考え方を180度転換する必要がある

          1巷では日本伝統のメンバーシップ型雇用から欧米のジョブ型雇用への転換が進むのではという話題が盛り上がっているようです ですが、そう簡単に転換できるものではないと思います 私も去年、メンバーシップ型の会社からジョブ型の会社に転職しましたが、評価制度以前にもっと根っこから根本的に思想が違うので、評価制度だけ変えようとしても無理だと実感しています。 ジョブ型は組織の目的・KPI・ヘッドカウントを決めて、細かい箱を設計し、それぞれにJob Descriptionを定義して、そこ

          ジョブ型雇用は組織設計の考え方を180度転換する必要がある

          Growth "Hack"

          例のキュレーション件で再びグロースハックという言葉がクローズアップされているけども、これは言っておきたい ”Hack”とは非合法、敢えてブラックに近いグレーで行くものではなく、「雑多な要素の中で、成長に効く真のドライバーを見つけ、そのドライバーを伸ばすことに注力すること」であると思います グロースハックという言葉に乗じて、安直な非合法・コンプラ的ににNG的な手法に逃げるのは、単に逃げですね。ショートカットではないのです。ツボをおさえることが大事なのです。 徹底的な構造分

          「R25」Web版も終了 「収益化難しい」

          「R25」Web版も終了 「収益化難しい」 http://www.itmedia.co.jp/news/spv/1703/01/news120.html スマニューとかない頃や、FBの利用率がまだ低かった頃はメディアを見にいってたが、ニュースアプリ、FBが広まったら個別のメディアに能動的に見に行く人はレアになり、必然的に広告収入も取れなくなる。 情報取得の利便性は上がったが、それにより淘汰されるフリーメディアも広がり、いずれはまとめる側も首を絞められるようになってくるのか

          「大企業のUXデザインをダメにする3つの問題」を読んで思ったUXの評価の難しさについて

          UX Milkに「大企業のUXデザインをダメにする3つの問題」という記事があって社内のUX関係者の間でもシェアされています 問題1:エクスペリエンスより機能ばかりを気にする 問題2:リスクへの恐怖 問題3:共通言語がない 自分はUX専門家ではなく事業の立場からUXに関わっているので、専門の方とは意見が異なる部分があるかと思います。 上記の3つの問題点もそれもそうかなとは思いますが、 「UIは客観的だが、UXは主観的である。つまり人によって解釈・評価が分かれる」というと

          「大企業のUXデザインをダメにする3つの問題」を読んで思ったUXの評価の難しさについて

          グロースハックの公式、3つの必須要素

          やまぴです。 pixiv片桐さんが明かすグロースハックの内側をたっぷり紹介している記事がありました。非常に興味深い内容で、響いてくるものがありました。 ”月間34億PV、新規会員登録1日1万人! pixiv片桐代表が明かす、驚異のグロースハック術” http://logmi.jp/6103?pg=2 とにかく毎日ミーティングをやること。 そしてグロースチームのミーティングを毎日するようになりました。グロース策とかA/Bテストとかってめちゃくちゃ細かいんで、週1のミーティ