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中華ファンタジー備忘録

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仙人や神々が縦横無尽に大活躍💕美形尽くしのファンタジーをあれこれ考察交えて紹介します‼️
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映画鑑賞『無名』

映画鑑賞『無名』

5月3日、待ちに待った上映日❗
座席も予約していざ参戦。
ところが、上映ホールの座席が平坦なタイプで、客席も八割埋まっている状態。
まえの座席に大柄な観客が座っていたために、画面ど真ん中が半分塞がれると言う事態に!

おかげで、字幕どころが、肝心なシーンがまともに観れないという悲しい結果に~😱

なので、再び本日5月7日、今度はゆったりと座れるシアターで、一番後ろの通路側で確保。

思う存分たの

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🎩BLワールド備忘録🌸コミック編👹『秘め婿』📿

🎩BLワールド備忘録🌸コミック編👹『秘め婿』📿

芹澤 知 fromRED

東の地、邪馬台国に 卑弥呼という女王あり。
鬼道に仕え、倭国を治める。
千の女人を侍女とするが
ただ一人、傍に仕えることを許された男の子が居た。
その者、唯一女王の秘め事を知るー。

本文より引用

【邪馬台国】2世紀の半ば、忽然と現れて忽然と消えた謎の大国。倭国でありながらその痕跡は古事記にも日本書紀にもなく、中国の『魏志倭人伝』にのみ記されていると言う。その國を治

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漫画でよむ夢枕漠『陰陽師』1巻~13巻

漫画でよむ夢枕漠『陰陽師』1巻~13巻

岡野玲子 画

中国ファンタジーを読み漁る内に中国の國造りの神、伏曦が編み出した八卦が、陰陽道に通じることにたどり着き、陰陽師と言えば、夢枕漠氏ということで、これを原作とする岡野玲子氏の『陰陽師』を紐解いてみた。

✨️✨️✨️✨️✨️✨️

これまで、映画はみたことはあったが、安倍晴明の生きざまみたいなのには詳しく読んだり調べたりしたことがなかったことに気づかされた。

安倍晴明と言えば、怨霊や

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魔道祖師考察『世説新語で読む  竹林の七賢』『人間三国志~竹林の七賢~』~嵆康を取り巻く面々~

魔道祖師考察『世説新語で読む 竹林の七賢』『人間三国志~竹林の七賢~』~嵆康を取り巻く面々~

大上正美著
「世説新語で読む 竹林の七賢」朝倉書店
林田慎之助
「人間三国志~竹林の七賢~」 集英社

魔道祖師をきっかけに中国人物伝や、竹林の七賢を紐解くうちに、動乱の時代に政治にも地位にも拘らず、己の信念を貫こうとして散った嵆康(223~262)にたどり着いた。

彼の生きざまが魔道祖師の主人公、魏無羨にリンクするという。

では、嵆康とはどんな人物だったのか?
また、彼を取り巻く面

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金庸ワールド『雪山飛狐』『飛狐外伝』

金庸ワールド『雪山飛狐』『飛狐外伝』

徳間書店 金庸著

1956年。いまから67年も前に書かれたものであるのに、少しも古さを感じない。巧みな人心の駆け引きや脆さ、危うさ、保身に公ずる者、愛憎に道を誤る者、今も昔も人の心のあり方で、物事は紡がれてゆくのだと改めて思い知る。

金庸氏は「いつの時代であっても、その時の常識や規律よりも、人と人との心のやり取りが物語をつくるもの」と語っている。

金庸小説はまだまだ序の口しか読破できていな

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魔道祖師考察~『|神鵰剣俠《しんちょうけんきょう》』にみるオマージュ~

魔道祖師考察~『|神鵰剣俠《しんちょうけんきょう》』にみるオマージュ~

魔道祖師にハマったのがキッカケで、中国ファンタジーを読み漁るうちに、武侠小説のレジェンド金庸氏の世界に足を踏み入れてしまった😆
中国人にとっては最もポピュラーで子供からシニアまで知らない人はいないくらい有名らしいが、この歳になるまで、存在すら知らなかった。
金庸ワールドにハマった人たちの【金学】なるものがあるらしい❤️
金庸作品を読む前に読む『きわめつき武侠小説指南』は必見である🎵

これを側

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魔道祖師考察~『秘曲 笑傲江湖』にみるオマージュ~

魔道祖師考察~『秘曲 笑傲江湖』にみるオマージュ~

「魔道祖師」にハマったのをきっかけに「仙師」や「武侠」を知りたくて中国ファンタジーから武侠物語を読んでみた!
ブロガーさんからの情報にレジェンド金庸の武侠小説の数々のシーンがオマージュとして魔道祖師にちりばめられているというので、早速読んでみたのが『秘曲笑傲江湖』。

ここには魏無羨のベースになるシチュエーションがたくさん見つかる。

徳間書店 1998年刊行 全7巻

魏無羨の原型【令狐冲】

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