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歴史・時代小説~いつか来た道~

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読書日記から歴史に関する本、時代小説などをまとめました
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記事一覧

【読書日記R6】 2/2 「光る君へ」の副読本に推薦したい。「この世をば」と「歴史…

この世をば(上下) 永井路子 著 新潮文庫 ※今は朝日新聞出版から出ているようです 令和6…

【読書日記R6】1/30 地方の読書家。「本売る日々/青山文平」

本売る日々 著 青山文平  文藝春秋 時はお江戸、文政5(1822)年、11代徳川家斉の時代。 …

【雑記R6】1/7 「光る君へ」へおくるエール

大河ドラマ「光る君へ」始まりますね。 歴史上の人物で一番好きなひとは?と聞かれて「紫式部…

【読書日記】12/14 「明日 またるる その宝船」「忠臣蔵の決算書/山本博文」

時は元禄15年師走半ばの14日 はい、12月14日、赤穂浪士吉良邸討ち入りの日でございます。 子…

【読書日記:補遺】6/28 葛飾北斎・日新除魔図

 昨日、葛飾北斎とその娘・応為の物語、「応為坦坦録/山本昌代」を読みました。  その中に…

【読書日記】6/27 たんたん、たんたん。「応為坦坦禄/山本昌代」

応為坦坦禄 山本昌代 河出書房新社 南から梅雨明けの報が届き始め、ふと見上げた空にはいつ…

【読書できない日記】6/22 人間って色々難しい。「鬼平」を極める

「鬼平」を極める 愛蔵版 TV鬼平犯科帳大百科  発行 フジテレビ出版 発売 扶桑社 昨日、学生時代の妖精コレクションをごそごそと取り出していた時に出てきたのが本書。 みたまんま、TVドラマの「鬼平」のガイドブック。中村吉右衛門さんはじめ役者さんたちのインタビュー、ストーリーの解説、鬼平の味の再現等々。 奥付によると1994年5月出版。 御宿かわせみシリーズの次に剣客商売に夢中になり、鬼平はそのあとに読んだように思います。鬼平は、TVドラマを見た方が先だったかもしれません

【読書日記】6/19 追悼 平岩弓枝さん 「御宿かわせみ」

昨日、ラジオで平岩弓枝さんの訃報を聞きました。91才とのこと。 私は平岩弓枝さんの作品を…

【読書日記】6/10 私の好きな古典。平安少女も色々。「堤中納言物語」

日本の古典の中で源氏物語は殿堂入りなので除きますが、私の中で一位、二位を争うのが「堤中納…

【読書日記】1/4 仕事始め『日本永代蔵/井原西鶴』

新版 日本永代蔵 現代語訳付き 著者:井原西鶴,訳注:堀切実 /角川ソフィア文庫  早いもの…

【読書日記】1/5 この道はいつか来た道?『大名倒産 /浅田次郎』

大名倒産 上・下  浅田次郎 文春文庫 昨日1月4日は、各界で仕事始め。それぞれの長が年頭…

【読書日記】1/6 武家社会の弱点。『武士の家計簿/磯田道史』

武士の家計簿「加賀藩御算用者」の幕末維新  著者 磯田道史 新潮新書 「大名倒産 /浅田…

【読書日記】1/8新大河始まったけど。『はじめは駄馬のごとく/永井路子』

はじめは駄馬のごとく ナンバー2の人間学 著:永井路子 / 文春文庫  新しい大河ドラマ…

【読書日記】2/11 例年通り繰り返すことのありがたさ。「平安妖異伝/平岩弓枝」

 平安妖異伝    平岩弓枝 著  新潮社  卒業式でのマスク着用を巡っての議論がかまびすしいこの頃。  地域の感染状況や学校の生徒数、会場の広さなどを考慮して学校長が判断すれば良いのでは、と門外漢には謎の紛糾具合ではありますが、本件で思い出した場面があったので、再読。  本書の主人公は、青年時代の藤原道長。まだ、権力の中枢には遠く、それだけに身軽い立場にいます。物の怪の引き起こす怪異に不思議な力を持つ少年楽師・真比呂とともに立ち向かう連作短編集。  五百年生きた桜の老木