人生の中の疑問、難問。全て道理の中に答えがある。その道理を解いていくのが人生の目的。そう。人生の目的は、道理を悟り、未熟な人間から、人として仕上がっていくこと。「道理って、あれだろ？道徳とか、修身とか、学校で少しやったことがあるな。薄っぺらい教科書だったな。道徳の中身はほとんど覚えてないよ。だって、ほとんど自習の時間だったからな。」「道理というのは、祖父母や両親、先生から教わるものなのかなあ。」「道理っていう参考書は、本屋に売ってたりするの？」「道理って何か大切なことのような気はする。でも、そもそも道理を誰が教えてくれるんだろう？」「道理って、宗教の事か？うさんくさいからそういうの勘弁だわ。」毎度のことながら、世間では、道理に対する認識は、このような具合か。道理とは何か？それは、宇宙の真理。物事の筋道。正しき事。人間として守らなければならない道。ことわり。シンプルだが深く、一度や二度の人生で悟れるものではない。誰かに教授されても、ものの書物を読み漁ったとしても、真に理解し、実践出来るようになるまでには、そう簡単なことではない。道理とは、知識ではない。自然との戯れ、生きる経験の中、悩みや苦労の中で、自ら気付いていくもの。人間、この道理を「分かっている」とは口が裂けても言えない。なぜならば、己、やり直し人生の渦中にある人間なのだから。本当に分かっているならば、人間をとうに卒業している。この時代の人間の多くは、この道理から遠ざかり、分かっていないことすらも気付いていない。そもそも、生命とは何か？人間とは何か？命とは？人生とは何なのか？己、自分が自分をどれだけ分かっているか？なぜ、そこにいる？なぜこの時代に生まれたのだ？そのことを知りたいのであれば、性根を入れ替え、道理を知ろうと必死になり、求め、実行することだ。

そのことを肝に銘じ、今日一日を道理への探究に使います。

有難う御座います