1/31(火)

朝起きたかったけど起きれなかった。
昼頃に起きて出かける準備したら、友達から電話しようとLINEが来て、電話で少し話した。
『大奥』とか大河ドラマの話など。

私は(金)(土)(日)出掛けなかったので、「今日は出掛けようかなーと思っている」と言うと、「え、出掛けない日なんてあるの？」と笑われたのが、友達による「私は出掛けない日なんてないけど」という意味に聞こえてなんかムカついてしまった。

出掛けない日も1日中寝てる日もある。
それでも何かしら思ったりして暮らしている。

時々、久しぶりに話す友達に対してこうやって思うことがある。物足りないとか無理解とか？ 言葉にするとずいぶん傲慢だな。
こういうふうに書いている日記とか文章とか、全友達に読んでもらっていた方が理解されるのが早くて楽なんかな？ と思ったりする。その先の話ができるんじゃないかっていう意味で。

でも、今こうして書いてみたら、友達が笑ったのは、私に対して『よく出掛けているイメージ』を持っているから、「(それなのに)出掛けない日もあるの？」と言ったのかもしれないと思った。いや、普通に考えてそっちか。
どうにも疑いがましくていけない。

私も、その友達に対して思ったことを遠慮せずそのまま言うことがある。友達から苦い返事が返ってきていても、気にせず自分の意見を優先させてしまう。友達はひそかにムカついているかもしれない。友達とのやりとりというのは案外そんなものなのかもしれない。

🏢

昨日は、自分の頭に思い付いた何事に対しても『めんどくさいなー』という返答が即座に浮かび、ものすごくしっくりきていた。しっくりしすぎて嫌悪するほどだった。

今日、同じように頭の中で『めんどくさいなー』と返答してみたら何かちょっと変だった。合わない気がした。昨日と今日は違うのかもしれない。明日もきっと違うだろう。明日から２月。

📚️

○武田砂鉄『父ではありませんが 第三者として考える』を読んだ。

私も「第三者」だから。

私も「母ではない」し、ていうか「結婚してない」しな、と思って買った。
てか「母ではない」って何だよ、「結婚してない」って何、って、自分で言葉にしたくせにもうムカついている。
それらは全部、ベースが「子を持っていること」や、「結婚していること」からの逆算というか規定？ でとても変だと思う。何でベースがそっちなんだ。
武田さんもこういう疑問を書いていた。
そこが気に入った。

そして、第三者は第三者という当事者なんだから、第三者として関与し、語る必要がある、というのがとてもよかった。

○方方『武漢日記』

コロナになった友人と会えなくなる一方で、街は人だらけで、一体どっちなのか？ 何をどう考えたらいいのか？ わからなくなったので、方方の『武漢日記』を読んだ。
コロナ感染症が始まった地の最初の３ヶ月の記録。初期の頃の役人や政治家が事態を軽んじたり政治的なことを優先させたり事実を隠蔽したりしたこと。それを正しく報じないメディアや国におもねる著名人の言動。中央の失策で失われた多くの命について。それと共に、武漢の人々が助け合い、知恵を使いながら「籠城」の状態を耐え抜いたこと。冷静さと感情的な様子が交互にあった。何より、65歳のベテラン作家方方(ファンファン)が常に半ギレなのがよかった。怒りはエネルギーだ。絶望のなかに通底する怒りの熱がこちらに届き、読みつづけさせる。怒りにふれて実感し、信頼できると直感するのだと思う。

正直、コロナ前の人混みや不特定多数の人との距離の近さとか無理で戻りたくないしマジで嫌だなと思う。もう忘れているのは本当に馬鹿みたいだと思う。

📻️

久しぶりに星野源のラジオを聴いた。

年末の紅白でいちばんよかったから気になっていた。
さらに気になって、1/28のライブのオンライン配信チケットを買ってしまった。

『不思議』もすごくいいけど、『喜劇』がめちゃくちゃいいなと思った。
(きっと)めちゃくちゃ悩みながらよく考えて作られている歌詞だなと思った。

1/30(月)

頭痛がすげーとれねー。
頭痛外来に興味がある。
春先は病院に行くのもいい頃だと思う。

🏥

思ってること書いたらすっきりした。

1/29(日)

ついにコロナになったよとLINEが来た友達と電話で話した。
ほぼ無症状らしくよかったのだが、聞いていると色々ムカついてきた。友達は子どもの後に移ったから、時間差で合計２週間蟄居なんだって。夫は介護施設で働いており今回は無感染。前に夫が感染した際、夫は「感染者」として仕事に行ったらしい。「感染者」は「感染者」(老人)の担当をする。そうでないと誰も介護する人がいなくなるから。その時、友達と子どもは「無感染」だったが「濃厚接触者」だったため仕事や保育園を休み自宅待機。「感染者」は仕事に行き、「濃厚接触者」は自宅待機の矛盾と不可解。奇怪だがそれが現在の事実なのだろう。いくつもの矛盾をはらみながら共存している。そのくせ、一概に行動を制限される面は根強く、そのことに私は本人以上にムカついてしまう。

1/28(土)

内膜症などの治療のために黄体ホルモンの薬をのんでいるのだが、その影響で基本的に生理はないものの不定期的に出血することがある。出血すると腹痛がある。時にもよるが、この数日は薬を飲んでいるにしては痛みと量が多く不快だった。生理と同じ痛みと血の出方なので勝手はわかっているはずなのだが慣れない気がして色々失敗したり、続いて終わらないのではないかと不安を覚えたりする。生理はないはずなのになという思いがあるからだと思う。生理の諸症状をこれに当てはめてもいいのか謎なのだがいいことにする。すごく眠たくなったのはそのせいにしてとにかくよく寝た。

1/25(水)

ヨガに行くために家を出て駅に行くと、電車が遅延で、ホームには大量の人がいた。
電車は来るが１本目は満員で、見送るしかない。
次の電車に乗ることはできたが、何か隣の人の身体がよく当たる。見ると、でかいリュック背負ったまま乗んなよスマホに全集中で現実オフってるふりしてんじゃねーよ周り見て考えろよーー！ って言いたくなる出で立ちの人間だった。
少し身動ぎするだけで人にぶつかる多客と、その上信号で何度も止まるから、もう無理かもと何回も思った。
乗り換えたら、さらに内臓が押されるような満員電車だった。
高校生の時ぶりの圧迫感で、過去の自分がこれに耐えていたとは信じられなかったけど、よくよく考えたらあの頃はうまく乗る方法や場所を習得してたんだったな～と思い出したりした。

👥👥👥👥

神戸に近付くにつれて街が白くなっていくのに目を奪われる。
大阪も神戸も宝塚も京都も、移動するのは日常で普通のことだと思っているが、実際は旅に近い長距離であり、全然違う土地なのだということに気付かされるたびはっとする。関西のそういうところがとても好きだと思う。
神戸の街の道路は凍り、踏みしめて歩いていても何度も滑りそうになった。

⛷️

ヨガの先生が髪の毛の色について聞いて、褒めてくれた。先生も金髪にしたいんだって。似合いそう。

👱‍♀️

百貨店のチョコ展に行った。
元町の大丸。ミッフィーちゃんと大丸はいつも契約してるからミッフィーちゃんのチョコ(モロゾフ)は大丸で売っている。ミッフィーちゃん、行列だった。今までそんなことなかったのに！

その後、三宮の阪急百貨店のチョコ展にも行く。
大丸も阪急もめちゃくちゃ楽しかった。
今は試食も無いしチョコは高くてみんな同じように見える。思いきって高級なチョコを買ってみたわけでもない。なのに楽しい。小さくてかわいく箱詰めされているものを見るだけで楽しい。買ってみようかな～でもやめようかな～と考えるのが楽しい。自分がこんなにチョコ展が好きだとは知らなかった。
結局、かわいいものをたくさん買ってしまって、買いすぎたかな？ と帰り道に少し恐れたが、家で並べてみたらとにかく、と・に・か・く！！！ かわいいので、寒さに震えながらずっと眺めた。何度見てもかわいいものはかわいかった。人にあげたいと思った。私は買うのが好きなんだな。

売っているものは全部見たいと思って、催事会場だけじゃなくて地下の洋菓子売り場にも行った。通常の店舗にもバレンタイン仕様の商品が売ってるから！ 彩果の宝石のチョコがけバージョンが気になってる！

友達に誘われてチョコ展に行っても私はまた買うと思う。
手に入れた大丸神戸(元町)と三宮阪急と阪急西宮のチョコ展のカタログを何回も読んでいる。
読むたびに違うのが気になる。
今見たら、GODIVAの星形のチョコかわいいなって🌟

明日はまた違うのが気になるのだろう。

1/24(火)

朝起きたいので予約して定期検診に行った。
起きられたし、何か元気だなって思った。

終わってからスタバで手紙を書いた。
一年ぐらい会っていない友達に、話すみたいに書けた。よかった。

うろうろして色々必要な物と本を買った。本は昨日も買ったのにまた。昨日とは違うものが見える。買いたいけど今日はやめといた本もある。

読みながら帰ったら電車を降り過ごしそうになった。

○『女ぎらい』上野千鶴子

この前友達と話していて、「ミソジニー」について教えてもらった。聞いていたら、色んなことが「ミソジニー」であったのか！ とムカつきながら腑におちた。知ってるつもりで知らなかった！

https://classy-online.jp/lifestyle/254135/

これもよかった～

ぐえ～～何か色々解決してしまった。

性別二元性のジェンダー秩序に深く埋め込まれた核がミソジニーで、このシステムのもとで男になり女になる者のなかで、ミソジニーから逃れられる者はいないって。
真実を知るのはやだよ～。でもいいんだ。知ってガンガン賢くなるんだ。

夜、雪が舞っていたけど洗濯した。
部屋の中から見たら、街灯が照らしている所だけ雪が降っていた。
ふと思い出し、広げて飾った。

1/23(月)

整骨院の先生の所に行った。
首や肩はもう痛くなかったけど、先生に会いたかった。
自律神経の部分が固まっているみたいで、問われるまま話してみたら、その時期と原因の出来事が重なっていることがわかった。そんなことや、あれやこれやあって、ちょっとつらい日々だった。
先生には、「細かいことが気になったりするのはこの固まりのせいかもしれないね」と言われて、「固まりをとっておくから、その後の様子を味わってみてね」と言われた。

先生に多くのことを話したわけではないのだが、思い当たる「固まり」が自分の精神にもあって、それもあって考えすぎたり、疑ったり、悲観したりしていたのかもしれないと思った。そのようなことは自分の精神のままならなさとか甘えとか(？)のせいだと思って、しかしどうにもできないからつらいのだがどうにもできないのも情けないように思われてつらかった。身体の固まりのせいでもあったのか。
先生はやさしく、色んな言い方で「大丈夫」と「いいね！」を注いでくる。
ちょっと自分のこと責めすぎてたなーってすーっと思えるように。

私は固まった身体とか心とか、自分で治したかった。そもそも固まるなんて嫌だし、間違い(あるべきではないこと)だと思っていた。
でも、人に治してもらってもいいのだ。それは駄目なことじゃない。
そして、こう考えるのは難しいことだけど、固まってもいいのかもしれない。何か、次に行くのかもしれない。

⛄️

明るくなれたのはもう一つ理由があって、この前の土曜日友達と長い電話をしたから。
友達も、「大丈夫」ってことをいつも教えてくれる。

1/20(金)

昨日急に思い立って予約して、美容院に行き金髪にした。
ベージュっぽい金色にしましたと言われて、仕上がりに驚きの声を上げる一方で、心では金髪なんて時間があればできる、お金があればできる、そんなの別に大したことないなーというのを言葉で自分に浴びせてすぐに冷やっとする。
最近書けていないこととか怠惰に暮らしていること(書けてないこと！)に責められている。
人と比べる。

目の前のこと１個ずつを喜んだり、悲しんだりしたい。
全部を混ぜてごちゃごちゃにすると、自分が何か、わけがわからなくなってしまう。

👱

いつもの美容師さんにしゃべりまくった。
人に話せていなかったり書けないでいる内容のこと、背中に汗をかきながら話した。話したかったんだなーと思った。
つい自分にとって都合のいいように話してしまうのだが、相手も私を贔屓して聴いてくれるからありがたいしやさしいと思う。そういう言葉を受け入れてもいいのだなと思った。

1/19(木)

ごみを捨てるために6:00に起きる。

9:30に出すとカラスがいて、
7:30に出すと大家のおばさんがいる。
6:00しかなかった。

おばさんはごみ置き場を掃除しながらカジュアルに人の出したごみ袋を開封して不適当な物(缶・ペットボトル)を排除したり、袋の中身を合体させたりしている。
私にとってのカラスやおばさんが、おばさんにとっては「ごみ収集車にごみを放置される」ことなのだと思う。不適当なごみは回収されずに放置されるらしい。(エレベーターにそう貼り紙されてた。)

おばさんに面と向かって文句を言われたことはないが、手間をかけさせて悪いなという気持ち以上に、顔を合わせたくない思いがある。自分のごみ袋も開けられて検分されているのだろうと想像するのがストレスなのは、捨て方に自信がないからだけじゃないと思う。
それで6:00に起きるのも馬鹿馬鹿しく夜寝る前はうんざりするが、意外に朝はまあいっかと着替えて外に出る。また布団に戻ってもいいし、何より起きるための用事は大事だと今は思っているからいいことにする。布団に戻る前についでに洗濯ができるから万々歳だ。
おなかすいた。

◇◇◇

1/3🍢

ばあちゃんと叔母さんが来た。
妹と子ども達も来た。
昨日母が頑張って私も手伝ったおでんがめちゃくちゃおいしかった。
仙台で食べて、やっぱりおでんっておいしいと思ったのだった。それで、1/3は寿司をとるか？ の検討時に「おでんがいい」と熱烈にリクエストした。寿司はおいしいしばあちゃんが出資してくれるけど、今さら珍しいこともなく、会話が思い浮かばないじゃん。それに、温かい方がいい🍢
しかし大鍋２個分の材料を切ったり茹でたりするのは大変で、昨晩は母と二人で作業しながら無言になった。私は座って里芋を剥いていたが、母の疲れも伝わってきた。片方が片方の機嫌をとるのも変だし面倒で、私はどっちのテンションを上げも下げもしないBGMとしてラピュタの映像を流しておいた。

🍢

おでんはめちゃくちゃ好評で、おいしいし、何よりもその労力がいたわられ、ねぎらわれた。何回も何回も！
家事とは、このことがあってやっと平等という気がした。
祖母も叔母も惜しみなく賛辞を降り注ぐので、その大切さを私も何回も知った。称賛は何度繰り返されてもいい。多すぎることなどない。
はんぺんなどの練り物類がおいしい！ と叔母に言われ、選んだ私は鼻高々だった。そうなのよ！ おでんはわけわかんない無意識&無ポリシーの練り物でかさ増しされごまかされてるのがうんざりでつまらないと思うの！店で注文して食べる時にあんなにはっきりと具材を指定するように、家でも意識を持って鍋から「これ！」と選び出したいじゃない！そういうおでんにしたいじゃない！ と私は熱弁をふるった。
妹の子3才と１才も旺盛に食べて、それぞれ卵を１個ずつ食べた。
卵大好きなんだって。
それで！ 私は自分が卵を食べそびれたことを翌日になるまで気付かなかった！く～～っ🥚🥚

1/2📮

宣言して早く起きてスタバに行った。
隣の商業施設がリニューアルして高齢者向けになり色々なくなったのだが、スタバが入った。歩いて行けるし大体空いてるのでありがたい。

母の家に届いた高校の友達からの年賀状に返事を書いた。去年は書いてない気がする。子が生まれて会いに行って以来、２年以上会ってない。私は子も生まれてないし結婚もしてないからなと思うと何も話すことがないように感じ、その上コロナへの気遣いもめんどくさく気持ちが疎遠になっていた。このまま離れていくのかなと勝手に思ったりしていたが、いつも誕生日のLINEと年賀状をくれる。母にも「返しなさいよ」と言われる。それから、少し前におこなった高３の最後の授業で「高校の時の友達」の話をしたことを思い出した。このことがけっこう強く背中を押した。それで、「1/10頃まで名古屋にいるのでお時間あればぜひ」と書いてみた。
母と待ち合わせして明日のおでんの材料を買って、それから青柳ういろうでかえるまんじゅうを買った🐸

◇◇◇

1/18(水)

予定がないとやっぱりずっと寝てるので危機を感じてヨガの予約を入れた。

こっちに帰ってきて１週間はぼーっとしていいと決めたのに、時々起き上がってもぼーっとした頭を持ち上げても、つまらんと罪悪感が混在して疲れが倍増するだけだった。
寝続けるのも疲れるんだよ。
家に閉じこもっている気分は日記を書くことを妨げる。

🧘

代行のKさんが先生だった。
首と肩は不思議なほど治っていてホッとした。
焦ったり思い詰めたりしなかったのがよかったのだと思った。お参りもしたし🐃

代行の時は生徒の数が激減するから雰囲気が変わっておもしろいしやりやすい。Kさんは細かく見てくれるし、すごく気付く目を持つ人だからちょっと申し訳なく思う。私の顔色が白いのは今日チークをし忘れたからだけなのだけど、Kさんはヨガで疲れすぎたか冷えて顔色を失っているのだと誤解して心配してくれた上、私が「ヨガのおかげでむしろ元気！」と答えたら今度は逆にすまながってくれて(変なこと言ったかなって。人に「元気がなさそう」と言うことによって相手を落ち込ませることへの懸念)、いろいろ申し訳なかった。今度一緒にお茶でも行きたいな🦄

ヨガをしながら３月までの約３ヶ月の過ごし方について考えていた。
学校にはまったく行かなくていい。
やっぱり予定が必要なので、２月はヨガに週２回行くことにする。
それからやっぱり登録し直して別の学校からのオファーを待とう。
そこまで決めた。

1/15(日)

友達と映画『SHE SAID』を観た。

１秒も目が離せなかった。
まだまだ続きが見たかった。
「再現」シーンが作られていないのがよかった。
誰かがレイプされているシーンを再現することで、その人がさらに何度も苦しむ。
被害者の「語り」で十分に示されているし、その声を聞くことの意味を投げかけられているのだと感じた。

二人の女性記者が、家庭を持ちながらこの件に奔走しているのがよかった。

正月に放送された『100分deフェミニズム』で、上野千鶴子が「半身で関わる」ということを言っていた。
たとえどんな職業や立場になっても、女性は仕事に対してどこか「半身」で、あとは子育てや介護や生活をしているって。そこが男性との違いだという話で、「半身」でいいんですよ、ってことだった。
この二人の記者の描かれ方がまさにそれで、「男並みに」全身全霊で仕事に尽くしているようなやり方じゃなかった。

再放送🎉

夜、蝋燭を灯し、手紙を書いた。

1/14(土)

○『大奥』
冨永愛の吉宗すごくよかった。

男女逆転にすると、現実の男女の格差がこんなにもあるのかとがく然とする。
例えば、女将軍が夜伽の相手を大奥の容姿端麗な男達の中から選ぶなんてやりすぎじゃない？ 人として浅ましい…… って思ったとする。でもそれは全部現実の世界で男が女に対してやってることで、それについてわれわれはなぜか慣らされすぎていて、「そういうもんだから仕方ないよね」って無条件に呑み込んでしまっている。その本来の不均衡が、こうして「男女逆転」にすると浮き彫りになる。

漫画で読んだ時も衝撃的だと思ったが、映像化すると色が見えてさらに迫力。

女将軍吉宗が、賢くて優しくてよかった……。

○『路上のX』桐野夏生

すごい本。
やっぱり社会の方が間違ってるんだよなって思った。
仁藤さんがよく怒ってるのは当然で、こんなことを常日頃から目の当たりにし続けているのだから怒るにきまっていた。私たちは都合よく忘れていられる。
本当は、
もう知ったのに？
で、どうする？
って言われてる。

1/13(金)

ヨガに行った。
数日前から首と背中が痛くなった。首が動かせず、ぎっくり腰の首バージョンって感じだ。ぎっくり腰、なったことないけど。首は数年前の冬になったことがあった。その時のやつ……と思いながらその日は一日寝ていた。

🍊

実は、冬の身体の痛みを予感して、年内のうちに整骨院を予約しておいた。それで、ずいぶん落ち着いていられた。
でも診察日はあと１０日後！ 先生人気すぎ！

ヨガに行くのは迷ったけど、湿布貼って行った。
無理には動かさないように、それでも日々変わる身体の様子の中で、今はどこが、どの程度痛いのか知りたかったから。

🧘

結果的に、やっぱりヨガをしたら一発で治るというものでもない。
でも、私の身体は今痛めている首と背中だけじゃないから。他のところもあるから。私の心も含めて、身体はヨガをして喜んでいた。

👁️‍🗨️

眼科に行った。年末に定期検診で行った時に相談したものもらいが、目薬で治らなかった。充血して少し大きくなり、目蓋の外に出て時々ごろごろする。
前回、医師に「切ります？」と言われたときは突然すぎたし説明が雑すぎで、うろたえている間に、「目薬で治る場合もあるので出しときます。様子見で」と決められて、診察室を出された。
その際の会話は、
「これは切るしかないです」
「痛いですか？」
「まあ、切りますからね。麻酔はしますけど」
「麻酔？！」
「目薬ですけどね」
「……」

何を聞いたらいいのかわからない沈黙と、
寄り添ってくれる系ではなさそうだし会話続けるの無理っぽいじゃんこの人に切ってもらって大丈夫？
の沈黙。

👁️‍🗨️

ものもらい(麦粒腫というらしい)は、溜まった膿を出さないと治らないらしく、「切る」というのはそのための出口が必要だからということらしい。前回、あの人は教えてくれなかったから、今日待合室で待ちながら、自分で眼科のホームページの「主な目の病気と症状」のコーナーを読んで学習した。詳しくてわかりやすかった。

ホームページで見て医師が何人もいるって知っていたから、今日はあの人じゃないといい…と思って行ったが、診察室にいたのはあの人だった。

👁️‍🗨️💧

麻酔(らしき)の目薬がさされた後、器具が目に近付いてきて、ものもらいができている箇所に切り込みが入れられた感触がした。
「いいい痛いっ」
と言ったら、先生はちょっと笑って手を止めた。それで、こっちの様子を見ながらやってる(切ってる)んだな～とわかったから私は少しほっとした。
「まだ終わらないんですか？」(「まだです」)とか、
「ええ～～」(「……」＝無視)とか、
言いたいこと言えてよかった。

先生に、「まだ残っているかもしれないけど、(痛がるから)もうやめときました。目薬を処方しておくので、さしているうちに流れて出るかもしれないし」と言われ、私ももう今日はいいよ、という気分だったのでよかった。
完治してなかったらまた来るからいいよ。

てか、でももっと説明してくれ！

『TOKYO MER』の鈴木亮平は、意識ない人にもいちいち、「医師の喜多見です」って言ってたぞ。器具を患者の身体に当てるときは、「ちょっと冷たいですよ～」とか、「チクッとしますからね～」って言ってたぞ！！！ 丁寧語で仲間にめちゃくちゃ細かい指示飛ばしてたぞ！！！！

かっこいいのよ。

1/12(木)

昨日家に戻ってきた。
何も言ってなかったが、こっちの友達が連絡をくれた。
めちゃくちゃありがたいと思う。
名古屋ではいいことも悪いことも大変なこともいろいろあった(ニイニイちゃんのタイトルみたいだ)。

間の日のこと、少しずつ書きたいなと思う。

とりあえず休む～🐏

『ぽかぽか』おもしろい。
全部は見てないが、毎日最初の40分ぐらいが最高。
生放送で、司会がハライチと神田愛花で、その日のゲスト(新ドラマに出演する俳優達)を「○○っぽい」と勝手にレッテルを貼りながら本人に話を聞いていく。岩井ちゃんと神田さんが、大喜利のようにその場で「○○っぽい」を考えて発表するのだが、ゲストを持ち上げながらも表面的なことにとどまらず本人の素や魅力を引き出すために土足で踏み込んだりして、失礼とおもしろのギリギリを行く。答えるゲストの人柄が伝わってくるし、みんな頑張って話している。
ゲスト本人もファンも、特にファンじゃない人も、見ていて楽しい。

司会の三人の腕がすごいな！ と思う。
こんなこと、生で毎日やるの？！ マジで？！
プロってすごいんだな。

長い(全部で３時間)のでTVerでは分割されていて、最初の「○○っぽい」のコーナーだけ見れるのもいい～～。生きていけるツールが増えた。

1/1

明けましておめでとう。
かよちゃんの年賀状、先生へと書いてくれた絵、かわいすぎた。うさぎがろうそくを見ている🕯️仙台のお店で、かよちゃんと同じものを買ったことをこの前電話で話したのだ。南部鉄器の燭台。
灯りを灯したり眺めたりしたい。

🕯️

遅く起きて、昨日スーパーで買ってきた卵焼き、かまぼこ、伊達巻を切って皿に並べた。
おせちを正月の朝切って並べているのが面白いと思った。
煮物は昨日母が作ってくれた。なますも。
うちのお雑煮は昔から「餅、餅菜、以上終了」という代物で、そういえばニイニイちゃんに「名古屋のお雑煮はどんなの？」と聞かれるたびに、うちの一族だけこんなに質素なのかもと何だか恥ずかしかった。(ニイニイちゃんはこのシーズンになると毎年聞いてきた。料理にすごく興味があるんだろうな～何とかして応えたいな～でも餅菜しかいうことがない…もっと言いたい…
と思ってた。)
のだが！ 12月に見ていた夕方のNHKで全国の雑煮特集をしていて「名古屋の雑煮は餅菜だけ。“名(な)を上げる”の意をこめて」と解説しているのを見て、具が餅菜だけなのはわが一族だけではなかったー！ てか「名を上げる」ってなにーなんかださー！ となったがほっとした。
この物語も(ニイニイちゃんのくだりから)、三年生の最後の授業で話した。
その時いちばん話したい話だったから。

伝統にはこだわらないのだから、今年はかぶと人参も入れてもらった。かぶ大好き。