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ゴジラの足跡      ゴジラが日本を助ける

ゴジラの足跡 ゴジラが日本を助ける

ゴジラ-1.0の評価がとても高い。

というか、恐ろしく高い評価を受けている。

とんでもない高評価だ。

海外のレビューを見ていると、本当に大絶賛状態だ。

たくさんのレビューの中で多い意見としては、

「ハリウッドは見習うべきだ」というもの。

これは確かにそうだ。

昔、黒澤明監督が「七人の侍」を作って、世界的な評価を受けた。

「面白い映画はこうやって作るのですよ」というお手本を世界に示し

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昭和の名前と形      遠くなりにけり

昭和の名前と形 遠くなりにけり

Youtubeでゴジラマイナスワンについての山崎監督インタビュー動画を見ていたら、

この映画は一定の年齢以上の人にウケる要素が有って、「おじさんホイホイ」なんですよ、

と話をしていた。

なるほどー。

ところで、このホイホイというのは言わずと知れた「ゴキブリホイホイ」が語源。

考えて見ると、なんと素晴らしいネーミングをしたものだ、と感心する。

この商品名、大塚製薬の創業者の大塚正士さんが

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深夜の告白 1953年 アメリカ

監督 ビリー・ワイルダー

フレッド・マクマレイ
エドワード・G・ロビンソン
ジーン・ヘザー
バーバラ・スタンウィック
古いモノクロ映画なのだけれど、素晴らしいサスペンス映画。

刑事コロンボを見ている様な感覚。

サスペンス映画というのは、好き嫌いに関係なく、

見始めたらどうしても最後まで観てしまうので、映画を作るならサスペンスがお得なのかも。

刑事コロンボと同様に最初から犯人は解っていて

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裏窓 1954年 アメリカ

監督 アルフレッド・ヒッチコック

グレイス・ケリー
セルマ・リッター
ジェームズ・スチュワート

ヒッチコック映画は面白い、というのは定番の意見。

この映画は全てワンセットのカメラワークのみで進行する。

脚を怪我して部屋の中に居たまま身動きがとれない主人公が、

窓の外の隣家の様子を眺めているうちに、犯罪なのではないか、

と思う事を見る、という優れたプロットが素晴らしい。

何故か自分は

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永遠の0      2013年 日本

永遠の0 2013年 日本

監督 山崎貴
原作 百田尚樹
脚本 山崎貴 林民夫
岡田准一 三浦春馬
井上真央

特攻について、、、、。

あれは犬死だ、あれは無駄死にだ、軍国主義に洗脳されていた、

自爆攻撃はまともな事ではない、など、否定的な意見もたくさん有る。

ごもっともだと思う。

ただ、ひとつだけ釈明させて欲しいとは思うのだ。

論理の外側に有る、あまり論理的ではない釈明を。

国とか家族とかを守りたい気持ちで自分

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キネマの神様      2021年 日本

キネマの神様 2021年 日本

山田洋次監督は落語を題材としたり、落語からインスピレーションを受けた様な作品をたくさん作った人だ。

昔作られたそれらの映画が大好きだった。

そしてこの映画は、1986年の「キネマの天地」との兄弟映画で、

「キネマの天地」も昔の松竹撮影所を舞台にした映画だった。

この映画、当初、主役は志村けんさんの予定になっていたのだけれど、

志村さんが亡くなってしまい、沢田研二さんが演じる事になったのだ

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日本のエンタメの底力      歌舞伎、松竹、東宝

日本のエンタメの底力 歌舞伎、松竹、東宝

自分は子供の頃からずっと、古い日本映画を観るのが好きだった。

東宝の駅前シリーズ、社長シリーズ、松竹の寅さん、その他、

自分が生まれる前の日本映画から現代のものまで、

今までたくさんの日本映画を観たのだった。

松竹の小津監督や山田洋次監督の映画、

東宝の黒澤明監督の映画などが代表する、日本の映画は、

独自の芸術性や娯楽性を持っている。

昔から海外でも高く評価もされている。

なぜ日本

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若い人の為のゴジラ講座      これからゴジラマイナスワンを見る人に

若い人の為のゴジラ講座 これからゴジラマイナスワンを見る人に

1954年に第1作が作られてから70年、今回で30作目のゴジラが公開された。

ゴジラの事や戦争の事を良く知らない若い人の為の、

「ゴジラ マイナスワン」を見る前の基礎知識をメモっておきます。

多少のネタバレが有りますが、結末などには触れない様にして、

いくつかの基礎知識のみを書いておこうと思います。

ゴジラの何が凄いかというと、巨大怪獣が現れて暴れ回る、

という荒唐無稽な娯楽映画を、7

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ゴジラ マイナスワン を観てきた(ネタバレ有り)      日本の誇るべき文化

ゴジラ マイナスワン を観てきた(ネタバレ有り) 日本の誇るべき文化

ゼロ戦 という戦闘機を知らない日本人は殆ど居ないだろうが、

少し詳しく知っている人も、それほど多くはないかと思う。

零式艦上戦闘機、略してゼロ戦。

このゼロというのは皇紀2600年に出来た戦闘機という意味だ。

この「皇紀」というものを知らない日本人も意外と多いのだけれど、

これは初代天皇から数えた日本の国の年齢を表す数え方だ。

今年は皇紀2683年という事になる。

ただしこれは神話も

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キネマの天地 1986年 日本

監督脚本 山田洋次
脚本 井上ひさし 山田太一 朝間義隆

渥美清
中井貴一
有森也実
倍賞千恵子
最初のタイトルバックを見てそこに出る名前、、、

朝間義隆 高羽哲夫 出川三男 山本直純

これらを見ただけで、ああ、これはそういう映画なのだな、と、

最後に監督、脚本 山田洋次 と出る、そういう映画なのだな、と思う訳です。

この映画を見て、最初から最後までずっと目に涙が浮かび続ける訳です。

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感動的な高校生の演技      男子新体操

感動的な高校生の演技 男子新体操

8月に、インターハイが行われました。

自分は男子新体操の大ファンなので、毎年楽しみに観戦します。

会場に行けない事が多いのですが、ネット中継で見る事が出来ます。

高校生の感動的な演技をぜひ見てみてください。

身体を使って表現するスポーツをしている人間にとって、とても良いお手本です。

指先、足先まで綺麗に伸ばして、身体をコントロールして動く、

美しい身体の使い方が本当に素晴らしいです。

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スゥートキャロライン      古き良き

スゥートキャロライン 古き良き

スゥートキャロライン という曲をご存じだろうか。

知らなくても多分、聴いた事が有るだろうと思う。

1969年に大ヒットしたニール・ダイアモンドの曲だ。

Sweet Caroline(Neal Diamond)

この曲、欧米のサッカー、ラグビー、野球の試合場で良くかかる曲で、

会場のみんなが大合唱になる。

♪スゥートキャロライン~ 「ウォッオッオー」

みんなで「ウォッオッオー」と歌うの

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スマホ      SHARP Sence 5G

スマホ SHARP Sence 5G

自分は何でもかんでもみんなパソコンな人なので、スマホはあまり使わない。

使うのは出先でニュースを見たり、作業中にYoutubeを音声だけ聴くこと、

そして音声通話の電話(これも今では殆ど使わない)くらいのもの。

なので、10万円以上する愛フォンとか買う気は無いのでやっすいヤツを買うのだ。

人生初めて買ったスマホはファーウェイのやっすいヤツだった。

けれどこれが、安い割にはとても安定してい

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古き良きWEB1.0      昔ながらのインターネット

古き良きWEB1.0 昔ながらのインターネット

自分のホームページは1995年頃?からずっと続けているものです。

あの頃はまだインターネットというものが普及し始めたばかりの頃で、

若者はみんなパソコンで自分のホームページを作っていました。

あの頃若者がみんなパソコンを買った理由で多かったのは、

ネットでエッチな画像を見たい、というしょーもない理由だったりしました。

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