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きゃりーぱみゅぱみゅのツイートについて

相変わらず思いついたまま雑に書いております(^^;)

なんか芸能人が政治的なツイートをして賛否が上がってるけど、東日本大震災でもリーマンショックでもこんな事はなかった。今回はコンサートが中止になったり、イベントやテレビ番組の撮影がなくなったりで、芸能業界は相当なダメージがあると思う。芸能活動がこれだけストップしたのは今までなかった。

自粛に関しては政府の補償がなかったり、芸能業界への資金援助もない。不安だったり、苛立ちだったり、ストレスが増えてる人が多いだろう。それが政治的ツイートにつながった一因だと思う。そこまで追い込まれている人がいるということだ。生活に余裕があれば政治関連のツイートをすることもないだろう。(まあ普段から政治に関心を持ち政治的なツイートをしてる人は別として]

そういったアーティストのツイートに対して、「がっかりした」「政治の話はやめて」みたいな反応があるけど、日本の芸能ファンはまだそんな感じなのかな?と。欧米事情はそこまで詳しくないけど、アメリカなんかは歌手、俳優が平気で政治的な発言をしている。まあ個人の感想だが、日本のファンはそこまで成熟していないのかも?ピーターパンというか。良く言えばピュア。夢を見ていたい。アーティストには美しい物、自分が期待する物だけを見せて欲しい。

少し前はアーティストの恋愛もタブーな感じだった気がする。今はそこまで批判されないだろうが、アメリカに比べると芸能人の男女関係もあまり好意的ではないと思う。推してる歌手に彼氏彼女が出来たとたんにばっさりファンをやめる人もいる。日本のアイドルなんかは特に厳しく基本的には恋愛禁止だ。一方、ジャスティンビーバーとかアリアナグランデは取っ替え引っ換え恋人を作っている。レディーガガも政治的な活動をがんがんしている。それでも欧米人はそこまで拒否反応は示していない。

日本は、ファンもスポンサーも国民もそこまで大人じゃない、成熟していないのかもしれない。綺麗な物だけ見せた方が売れるし、ファンもそれを望んでいる。ビジネスもそれが前提で進む。だから芸能人の政治的発言は眉をひそめられる。

元々日本は人が集まった時、政治話はタブーな雰囲気がある。日本人が重んじる「和」と「政治」は相性が悪い。政治は生活や思想と直結しているから本音が出る、そうすると衝突が起こってしまう。和を乱す。だから食事や飲みの場で日本人は基本的に政治の話は避ける。

今まではそれでも良かった。政治の話をしなくても生活が揺らぐ事はなかった。しかし時代は変わった。今は生活が苦しい人も多い。消費税も上がった。そして今回最悪のコロナ不況が起こった。芸能人もそうだが、生活が苦しい人が急増している、生活が成り立たなくなった人もいる。このまま政治話に蓋をしたままで、より良い日本の明日が果たして描けるのか??

日本人はこれまでと変わらず「ま〜政治とか固いことはいいから、楽しく飲もうぜ〜!!」文化を続けるのか?それとも欧米のようにオープンに政治を語るようになるのか?

コロナを機に日本が「オープンな民主主義」に変わるのか、それとも芸能人はダメ、食事や飲みの場では政治話に蓋をする「なんちゃって民主主義」を続けていくのか?分岐点に来ている気がする。きゃりーぱみゅぱみゅ、世良さんなどへのアーティスト批判を見るとこのまま「なんちゃって民主主義」が続く可能性もある。

いろいろな場で忌憚なく政治について語った方がより、国民の思想が洗練され、政治への意識も高まる。政治家を見る目も厳しくなり、政治家の質も上がる。それは日本全体の質を上げる事にも繋がってくるだろう。コロナを機に「オープンで本物の民主主義」に舵を切るか?このまま、なあなあで蓋を閉じたままの「なんちゃって民主主義」で行くのか?結構大事だと思う。

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