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【200限目(御礼)】初心を振り返って/体育の授業で気を付けたこと

2024.1.25【200限目】

≪編集担当より≫
2020年4月に引退した母に「まぁとりあえずやってみ」と言って、半ば無理やりに始めた【けい先生の知恵袋】もおかげさまで【200限目】を迎えることができました。

今では、皆様から頂くスキに毎週一喜一憂しているようです。
いつもご覧をいただき、誠にありがとうございます。

2024年は、このnoteをより皆様に楽しんでいただけるように、内容をより充実させていきたいと宣言()していますので、是非引き続きのご愛顧のほど、お願い申し上げます。

≪200限目≫

教師生活を振り返って

今日で、noteも【200限目】を迎えました。

今までの教師生活を振り返りながら、日常の気づきや思うことを書き続けてきました。ここまで続けてこられたのは、長男がnoteを書く事を勧めてくれたことや、夫が協力してくれたこと、そしてこのnoteを読んで下さった人たちのおかげだとおもっています。感謝です。

書く事で、私が忘れていたことを思い出し、子どもたちの顔を思い浮かべ、懐かしく、楽しい時間を頂いています。


初任の時に大切にしたこと

教師として、中学校・高校・支援学校・小学校と勤務しましたが、1年目は中学校1年生~3年生の女子全員の体育と3年生の担任でした。

大学を出て、1か月もしないうちに、教師と言う名前を付けてもらい、立場が教えてもらう方から教える方になりました。

学年では、中学3年生という大切な時期を迎えた子どもたちを前に、どうすれば教師として子どもと向き合ったらいいのかを、同じ学年の先生たちにその都度教えて頂きました。

学生だった時は、教えて下さる教官がいて、学ぶことが出来ました。教師になってからは、専門性を高めるために研修会に行き、専門の体育についての指導法を、研修会や先輩の先生方から沢山の事を教えて頂きました。なかなかすぐには実践できないこともあり失敗も多くありました。

それで、自分で自分のテーマを決めて、色々な種目の指導法を考えたり技術を事前に練習したりして、身体も鍛えました。やっているうちに工夫やアイデアも浮かんできました。

また、子供たちとは出来るだけ話をする機会を作り、信頼関係を作りました。そのためには、自分で思ったことは伝えていき、コミュニケーションを大切にしました。


体育の授業で気を付けたこと

運動の得意な子もいれば、苦手な子もいます。出来るだけ一人一人のレベルに合わせて指導できる方法を考えました。

授業の中で、どんなにいい指導をしても、怪我をさせてしまったら、いい授業とは言えないので、安全で、安心して運動する指導計画を立て実施するように心がけました。


中学校・高校・支援学校・小学校の教師になって、気を付けた事

①      子供の体調を知る。(授業の前に健康チェック)
②      子供にとってレベルにあった用具を準備し、点検もしておく。(跳び箱・マット・鉄棒・ハードル・高跳びなど)
③      楽しんで身体を動かすことが出来る種目を少なくとも一つは用意しておく。(準備運動・ショートゲームなど)
④      運動量は足りているか
⑤      自主性を尊重し、子どもたちが相談し、励まし合って上達できる場面を作り協働的な学びの時間も準備する(ゲーム形式・創作ダンスなど)
⑥      子供たちとは出来るだけ話をする機会を作り信頼関係を作る。そのためには思ったことは伝えていく。 

等、気を付けてきました。


子供たちから学んだこと

小学校に勤務していた時、3学期に次年度は2学年制から単学年制にするという提案が出て、急なことだったのでもう一年待って準備した方がいいという意見も出ましたが、結局4月から単年度制になりました。そして、私は6年生の担任になりました。

6年生は4月からクラスも変わり、担任も変わって驚いたと思います。子どもたちは少し荒れていました。クラス替えがあってホッとしている子もいれば、「前のクラスが良かった。」「5年の時のメンバーで修学旅行に行きたかった。」等、等・・・。

4月の学級開きは、なんだかぎくしゃくしました。授業も受け入れが悪く、思い通りに進みません。

まず、私という人間を理解してもらうために、思った事や大切にしている事ややりたいことを伝えるようにしました。

次に、基本に返り、教師は、教材を使って、子どもを一人の人間として育てる。学びから生きる力をつけ、一人で生き抜く人間に育てるのが教師の仕事だと思っていたので、子どもの話もよく聞き、子どもたちの賢くなりたい、知らないことを知りたい、成長したいという気持ちに寄り添う事が大切だと思いました。

そのために、教材を分かりやすく学べるように教える方法を考えました。それでも、うまく指導が出来なくて、夜中に起きて、指導案を見返したりしている自分が情けなくなる時もありましたが、その繰り返しで子どもとの距離も縮まったように思えました。

そこで学んだのは、子どもに学ばせるだけではなく、自分も子どもと同じ気持ちになって学び、より良い教材を子どもに提供し、子どもの伸びたいというエネルギーを満たしてあげるのが、教師の仕事だと思いました。

私の教師生活の中で、うまく指導できなくて悩んだときも多々ありましたが、振り返るとたくさんの先生方に助けて頂き、長い間好きな仕事を続けてこられたと思います。人と人とのつながりは大きかったです。

【200限目】を迎えて、教師として大切にしてきた項目をもう一度読み返してみました。

【7限目】   授業で大切にしたいこと
【10限目】 教師一年目の出来事から学んだこと
【16限目】 教師の感性
【45限目】 教師は表現する人
【74限目】 支援学校での体育の授業
【76限目】 自分を認める ありのままの自分を出す(表現する)
【112限目】  よりよい学級経営のために

(※)記事の終わりに再掲していますので、皆様のご参考になれば幸いです。

八朔が実りました。日曜日に収穫します。


【今週のけい先生】*担当:夫(父)

今週は、200回目とのことで、珍しく数日前から原稿作りの情報を集めて書き出していました。

毎週1回の発行を途切れることなく、200週連続してコラムに投稿出来たことは夫としても感心しています。

200回の主要テーマとそのジャンルの掲載項目を私(夫)の目線で分類して傾向分析をしてみました。

主テーマ毎の内容項目分類を掲載件数(1テーマに複数項目のものもあります)

総掲載項目数 316件/200発行件数

1.教育 133件 (42.0%)
①学校生活 41件 ②授業 39件 ③教師として 24件 ④家庭生活 25件 ⑤教育界 5件

2.家庭 69件 (21.8%)
①家庭生活 5件 ②本人の家庭生活 ③子育て 23件 ⓸家族生活 24件 ⑤子どもの自立

3.生き方 47件 (14.9%)
①本人 22件 ②人として 5件 ③両親・保護者 12件 ④知人・先輩・先人 7件 ⑤社会 2件 ⑥多様性、個性化 

4.時事 23件 (7.3%)
①行事 7件  ②季節 22件 ③スポーツ 12件 ⓸社会 ⑤国際化

5.自己紹介など 29件(9.3%)
①家族 11件 ②経歴 5件 ③趣味(文化) 6件 ⓸趣味(スポーツ)5件 ⑤料理・食べ物 2件

6.トピックス 12件(4.2%)
① 防災 7件 ②感染対策など 5件

200回をかえりみて多岐にわたるテーマで発信しているようです。コラムを読んで頂く方達に少しでも役立つように、又、内容の充実を図る為に、息子の編集責任者と進めていくことと思います。

私(夫)としては、上記の3.⑥多様性、個性化、4.⑤国際化などの視点の記事が欲しいな!と思っています。

続けることにより、本人自身も成長し、充実した人生を送る一助になっているので、頑張っていくでしょう。”継続は力なり“です。

(※)記事再掲



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