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停戦するまで続けるウクライナ日記

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体制批判というロシア庶民のお家芸

体制批判というロシア庶民のお家芸

『緑の天幕』(リュドミラ・ウリツカヤ)を読んでます。全部で720ページ。今、560ページ。分厚い。辞書のように分厚い。

ソ連というのは国家というの名の収容所だったのでは、と思いました。反体制運動に関わる一般人の物語です。降りかかる災難がかなりシュール。密告とか亡命とか収容所とか。

当時、直接体勢批判ができないのでそれを文学という形にしてたんですね。詩で体制批判。深いです。それを取り締まる当局も

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ウクライナからの日本語情報

ウクライナ在住、日本語で発信しているYoutubeチャンネルがこちら。

TBSラジオのアーカイブからボグダン・パルホメンコ氏にたどり着きました。当事者の報告ということで生々しいけど、生活感があって、不思議な安定感。戦時下での生活ということがめちゃくちゃリアルに感じられます。

ボグダン氏のまとめページはこちら。

Noteも書いているようなのでさっそくフォローさせていただきました。

最近の動画

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日本でわかるクルコフ氏情報

日本でわかるクルコフ氏情報

以下のツイートをしたら「ペンギンの憂鬱」を扱っている新潮クレスト・ブックス+海外文学編集部さんから「いいね」をいただきました。

さっそく新潮クレストさんのアカウントに行ってみると、クルコフ氏についての近況報告がありました。そこから下記の記事にたどりつきました。

「灰色のミツバチ」、すごく読みたくなりました。少数派の人たちへの優しいまなざしを感じますね。

キエフにとどまる作家、アンドレイ氏

キエフにとどまる作家、アンドレイ氏

先日、図書館に行ったら返却棚に「ペンギンの憂鬱」が置いてありました。

キエフを舞台にした小説です。ウクライナの現状からこの小説に興味を持って借りた人がいるのかもしれません。

調べてみると、アンドレイ・クルコフさん、今もキエフにとどまっていることがわかりました。

こちがご本人のツイッター。

「ペンギンの憂鬱」はとても素晴らしい小説で、今まで自分は何度も読み返しています。(こちらは他の作家さん

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ウクライナのユーチューバー

ウクライナのユーチューバー

ウクライナのユーチューバーを検索していたらこちらのチャンネルを見つけました。ロシア人とウクライナ人のハーフだそうです。

前述のラナさんとのコラボもありました。

ラナさんからの招待だそうです。来日している人たちが日本語で語っているのを聞くと、遠いウクライナのことを身近に感じますね。

ウクライナ現地から発信しているユーチューバーもいらっしゃいます。

コメント欄も興味深いです。無事を祈っているコ

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マリーナ氏ご本人からの「いいね」とテレグラム

マリーナ氏ご本人からの「いいね」とテレグラム

このイラストをツイートしたところ、ご本人から「いいね」をもらいました。

自己紹介を読んでみるとこんな一文。

They are trying to keep me silent by taking down my Twitter account follow my back up account @MarinaOvsy_ also click on the link to join my tel

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ウクライナ侵攻で顕在化したロシアのゼイリブ化

ウクライナ侵攻で顕在化したロシアのゼイリブ化

先日、ロシア国営テレビ職員が放送中に「反戦」を訴えるというニュースがありましたね。

はじめはフェイクニュースかと思いました。あまりにも映画っぽいというか。「プロパガンダを信じないで」って……。(ニュースはこちら:NHK)

映画を連想したのは「ゼイリブ」でした。
1988年公開のアメリカ映画です。

宇宙人が人知れず地球に侵略してきていて、メディアを通じて人々を洗脳するというお話。「服従せよ」と

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