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AHDHを持つ夫とのアメリカライフ

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2014年 アメリカ人の夫との結婚を期に、アメリカでの生活をスタート。辛いことはあってもきっと幸せな結婚生活になると思っていたのに、結婚後に診断された大人のADHDと、そこから信… もっと読む
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ビザの申請。

結婚を決め、夫が先にアメリカへ帰った。
本人は帰国後軍からの支援も有り、カレッジに通い始めた。
私は婚約者ビザを取る事になった。
ビザが下りたら3ヶ月以内に渡米しなければいけなかったこと、高校から親元を離れ生活をしてきた為、家族と過ごす時間が欲しかった為、仕事を辞めて実家に帰った。
ビザの申請は大変だった。
英語は好きだったが、あまり得意ではなかった。
沢山の経験者のブログを読み、お金も時間もかか

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始まりは、外で放ったF**Kから。

2014年夏に日本で夫と出会った。
最初はすごく優しくて、何となく抜けてて、でも天然な人なんだと思った。
一緒にいるうちに、人が苦手っぽいことが分かった。
極度に人混みに入ることを嫌がった。
1年程経ったある朝、雨が降っていた為職場までタクシーで行くから、タクシーを呼んでほしいと頼まれた。タクシーは5分程で到着。でもまだ家を出る支度が整っていなかった。
タクシーの方が5分くらい待ってくれて居たよう

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赤い薬。

まだ日本にいた頃、あの外での暴言事件からそんなに日が経っていない頃。
夏だった。
私の仕事が終わり、夫と待ち合わせをして夏祭りに行くことにした。
夫はあまり乗り気ではなかったが、折角日本に居るのだから日本のお祭りを見て欲しかった。
駅まで夫が迎えに来てくれた。
歩いてお祭り会場まで向かっている途中で花火が上がり始めた。
会場まではあと15分程だった。
夫が急にTシャツの左胸の部分を摘み、引っ張り、

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結婚を決めた。

夫とのお付き合いが1年3ヶ月を過ぎた頃、夫が仕事を辞めアメリカに帰る旨の話を持ち出した。
そして、帰るのを期に一緒にアメリカに来てくれないか?と言われた。
当時の心境はあまり覚えていない。
ただ母に相談したら、一回の人生なんだから思う様にやったらいい、と言われた。(追記:その前に一度遠距離をしてみるのもいいかもね、と言われたのを思い出した。)
ちなみに私は高校から実家を離れ寮で生活をし、その後大学

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