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つかまれちゃったのよ、胃袋🥘②

この連休前半も、もちろんたんまりとつまみをこさえる彼。
無心で食べるわたし。
いよいよ安定のこの構図。

わたしだって料理はする。
わたしの料理は、素材重視が多め。
味付けは、塩コショウ・オリーブオイル・酢・塩がメイン。
じっくり弱火でグリルしたり、コトコトクツクツ煮込んだり。
割とあっさり、食べ疲れしない感じ。

さて、彼の料理ときたら……
スパイス!ガーリック!醤!シャンタン!!
ジャジャッと強火で炒めつけ、あっという間に完成!
いいぞ、いいぞ!!強めの味付け、大好物だよ😍😍😍

人に作ってもらうと何がいいって、自分では選ばないような食材、調味料、調理方法が楽しめること。
だから、彼の料理はいつも感動でいっぱい。
そして、どんなに美味しくても自分では作らない。作ってもらう!

~ある日の飲める中華デー~

野菜モリモリ前菜兄弟。
薬味&スパイス使いが本当に上手で、全部違う味に仕上がっているのだ。
紹興酒とかさ、花椒とか、ホールの胡椒とか、
わたしにとって未知の味付けをさらっとやるの、すごいよ。

季節の野菜をふんだんに使った前菜を前日までに仕込んで並べてくれる。
仕事で遅くなる日もあるのに、いつ作ったの?!ってびっくり。
品数がとても多いけれど、野菜中心だから罪悪感なく食べ過ぎる~。
(次の日のお通じがいつもめちゃくちゃ良いのはきっとそのせいね。)
こうやって野菜おつまみをさっと並べ、「飲んでいてくださいね~!」と
わたしに声をかけ、彼は再び台所に立つ。
わたしは遠慮なく、飲んで食べる。

一人ご機嫌でビール片手にやっちゃっていると……。

え、何。なんなの、この食欲爆上がりな匂い。

「アミ」と青梗菜の炒め物!!!
これ、わたしの好きな食べ物ランキング上位層に突然食い込んできた。
アミと紹興酒とシャンタンだけなのに、旨味やばくて酒泥棒!
ただし、家の中は翌日までアミ臭に包まれます。アミ王国になります。

調理中からやけに美味しそうな匂いしてきて、思わず台所に駆けつける。
アミを油で炒めつけた時の、世の中のつまみをすべてぶっこんだみたいな、とんでもない強い香り。
じゅわ~~~~って紹興酒入れる音もいいし、これ作ってくれているときは、ちょっと冷静ではいられないよね。
わたし、アミって知らなかったの。
桜エビみたいだけど、桜エビじゃこんな匂いならないでしょ。
やっぱアミだよ、アミ。アミしか勝たん。
彼の分も残さないと……と思って、
ちょびっとずつ食べてるつもりなんだけど、
彼がテーブルに着く頃にはいつも残りわずか。ごめん。

さ、まだ終わらない。

麻婆豆腐!
わたし、自分じゃクックドゥでも作ったことがない。
ちゃちゃっと作る彼、尊敬。

中華と言ったらそうですよね、麻婆豆腐ですよね!
正直、あまり今まで積極的に食べてこなかったし、中華料理屋行っても選ばなかったんだけど、今や彼の麻婆豆腐が大好物。
もうね、辛いの。いや、辛いだけじゃなく、いい香りなの!
花椒がガンガン鼻に入ってきて、
「あ、あふ、あつ!お~、辛い~!あ、いい香り!うんま」
っていう独り言永遠ループです。
辛い熱い刺激の中で際立つ、絹ごし豆腐の優しさよ。
交感神経と副交感神経を交互に刺激されながら食べる感じ、最高。
これに紹興酒サワーなんて飲んじゃったら、ここはもう中華料理屋さん!

ご飯にかけてもいいんだけど、中華麺にかけて食べるのが大好き。
ちゃんと黄色くて、縮れた卵麺ね。
甘めの麺に痺れる麻婆が絡むと、もう理性ぶっ飛び!
麻婆麵を口に運ぶことした考えられなくなっちゃう。
野菜を漬けていた酢をかけると、また全然違う食べ物になる。
なんだろう、優しくなるとは違うんだよなー。
ちゃんと刺激は残ってるしパンチ強いんだけど、香りが高まるっていうか、舌触りが滑らかになる、みたいな。うまく表現できない。

中華料理は、彼に作ってもらうに限りますな。

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