キレの良い月

自分に正直な文章を書きます

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最近の記事

人感センサーに無視され 暗闇で小便

    • 「名探偵コナン 100万ドルの五稜星 」の感想(ネタバレあり)

      観てきた。 GWで混んでたので、Dolbyシアターで鑑賞した。そのせいか大人の観客が多かった。 ここ数年のコナン映画で1番好きかもしれない。 例年よりややしっとり目だと思う。 派手なアクションやスリリングなシーンは控えめで、やたら桜吹雪とか入る、雰囲気重視な演出が多かった。 それと、自分には少し恥ずかしいほどのイケメン描写がある。月夜の中戦ったり、一枚絵で見せるカットがあったり。あと恋愛要素が多かった。 ストーリーと謎解きは例年より理解しやすくて楽しめた。 脚本の人は土方

      • 電柱に掴まる酔っ払いの 腰を痛めそうなほどに反っている脚の その醜いシルエットが 黒い針となって俺を刺す

        • 掃除

          掃除をした。 心が綺麗になっただろうか。 とにかくいろんなものを捨てた。 押入れや物置きの中身を引っ張り出して、仕分けした。 1年半前に出ていった彼女の、ユザワヤや世界堂のカードを見つけた。8年前に出会った時に住んでいた家の住所が書いてあった。ちゃんとハサミで切ってから捨てた。 当時一緒に集めていた御朱印帳も捨てた。 くたびれて、いわゆる「ときめかなくなった」服を捨てた。 衣替えも行った。 その彼女がベランダで始めたガーデニングのプランターを、粗大ごみとして捨てた。ソーラ

        人感センサーに無視され 暗闇で小便

          自動販売機ってかわいい。自動販売機の横にぴったりくっついて体育座りして写真撮影してる女の子がいたけど、気持ちはわかる。吉本ばななの「キッチン」も冷蔵庫に安心する話じゃなかったっけ?自動販売機にも同じようなものを感じる。

          自動販売機ってかわいい。自動販売機の横にぴったりくっついて体育座りして写真撮影してる女の子がいたけど、気持ちはわかる。吉本ばななの「キッチン」も冷蔵庫に安心する話じゃなかったっけ?自動販売機にも同じようなものを感じる。

          セブンイレブンに入って食べたいもの探したけど、何も食べたくなくて、そもそも夕飯さっき食べたじゃんってなって、まだ家に帰りたくないからセブンイレブンに入っただけなんだ、と気づいた。大人しく家に帰った。

          セブンイレブンに入って食べたいもの探したけど、何も食べたくなくて、そもそも夕飯さっき食べたじゃんってなって、まだ家に帰りたくないからセブンイレブンに入っただけなんだ、と気づいた。大人しく家に帰った。

          もう会えない人について

          彼女とは有楽町のルノアールで出会った。結婚相談所を経由しての出会いだった。 彼女はルノアールの看板の近くで下を向いて待っていた。 正直言って美人というタイプではないけど、地味で可愛らしい顔立ちだった。化粧っ気はなかった。メニューを見て注文を済ますと、彼女はメガネを外して少しだけ唇を口の中に巻き込んだ。それが少し神経質で、緊張してそうな印象を受けた。 あまりうまく書けない。話した内容を思い出すのは疲れるし、胸も痛む。 三回会って、僕はその人が好きになった。向こうも僕が好きだ

          もう会えない人について

          世の中に降り注ぐたくさんの不幸の、その一つが自分にぶつかってしまっただけかな。 あまり意味を考える意味がない。答えなんて分かりようがないし。

          世の中に降り注ぐたくさんの不幸の、その一つが自分にぶつかってしまっただけかな。 あまり意味を考える意味がない。答えなんて分かりようがないし。

          うまい飯、1人で食っても、美味くない

          うまい飯、1人で食っても、美味くない

          新木場緑道公園

          新木場はとにかく生活感が無い。 東京都のデータによると、新木場の人口は42人しか居ないので、当然だ。 新木場駅から周遊バスに乗って「東京ヘリポート前」で降りると、徒歩数分で「新木場緑道公園」という場所に着く。 自分はこの場所が好きだ。 この公園は荒川沿いの細長い緑道で、夜は寂しい場所だ。 だけどそこに配置されている看板が妙に可愛らしかったり、遠くの観覧車が綺麗だったりして、切ない良さがある。 ロマンスデッキ 新木場緑道公園には、荒川越しの観覧車を展望できるデッキがある。

          新木場緑道公園

          「DIE WITH ZERO」を読んだけど、刺さらなかった話

          「DIE WITH ZERO」を読んだ感想を書きたい。 読んだきっかけ4ヶ月ほど前だろうか。当時婚活で知り合った相手がこの本を気に入っていた。相手のことを知りたかったので自分も読んでみた。結局その相手とは縁がなかったけど。 それは置いておいて、「DIE WITH ZERO」を読んで当時思ったことをまとめておきたい。 本の概要タイトルの通り、「ゼロで死ぬ」 資産を死ぬ時点で使い切ろう、お金を経験に変えて豊かな人生を送ろう といった趣旨の本だ。 以下の引用を見てもらえれば

          「DIE WITH ZERO」を読んだけど、刺さらなかった話

          涙が流したもの

          ある女性が、ストレスを解消するために風呂場で泣くと言っていた。その人は普段ニコニコと明るい人だったので、意外だった。意外というか、ギャップがあった。そのキャラクターに陰影を与えるような、悪くないギャップだと思う。 「ストレスの解消法」として涙を流すことが、一つの考え方としては理解できるが、体感としては理解できていない。 自分のストレス解消法は、運動したり、人と話したり、カラオケで歌ったりすることだ。 自分と彼女のストレスの解消法にどんなギャップがあるのか考えてみたい。

          涙が流したもの

          病み上がり

          はじめに2月の中旬あたりから3週間ほど、気持ちが参っていた。 原因については書かないことにしたい。 自分の身に何が起きて、どうやって回復したかについて書きたい。 なぜ書きたいかというと、文章にして気持ちを整理したいし、今後生きていく際に役立てたいからだ。 あくまで自分の体験を書いているだけなので、一人の身に起きた出来事として受け取ってほしい。もちろん、読んでる人の何らかの助けになれば嬉しいけれど、この内容が医学的に正しかったり、皆にとって正しい対応というわけではない点に注意し

          夏目漱石「こころ」を読んだ

          高校のときに国語の授業で読んだけど、理解できてなくて、ふと気になって読み直した。 もう少し言うと、現在婚活中で、最後の恋愛(笑)とも言えるので、恋愛ものとして頭に浮かんできて、気になって読み直した。 読み終わった感想としては、かなり楽しめた。 以下、物語の内容とちょっとした感想。 主人公と先生の出会い 先生が薄暗い過去を匂わせる。ちょいちょい闇を小出ししていく。これが謎として物語をドライブさせている。 主人公が父の腎臓の病を看取る話。 先生の死の匂わせと重なり、更に

          夏目漱石「こころ」を読んだ

          ポジティブ陰キャ

          明るい⇔暗い ポジティブ⇔ネガティブ 陽キャ⇔陰キャ といった軸がある。 それぞれの軸で自分はどこに属するのか、掘り下げたい。 【明るい⇔暗い】 そこそこ快活に喋れるので、明るく見えると思う。 でも、明るい人特有の場の空気を作る感じはない。 別に前髪長くてボソボソ喋るような人間じゃないので、そこまで暗くはない気がする。 【ポジティブ⇔ネガティブ】 ポジティブに解釈して行動することは多い。ダメなことを直していって未来に繋げていこうと思う。というか、そういう未来が明るくなるよ

          ポジティブ陰キャ

          花とアリス

          という映画を新文芸坐で見てきました。 高校生の女の子の日常系なんですが、映像が綺麗です。絵画でいう印象派のように、光と色合いが美しいです。普通の風景に魔法がかかってます。話もクスッとさせられたり、キュンとさせられたりで独特の良さがあります。 興味がある人は配信などでぜひ。