シュウメイ|軌跡を残し、次につなげる

成果だけでなく、失敗も含めた経験を語れる人が好きな編集者・テクニカルライター/テクノロ…

シュウメイ|軌跡を残し、次につなげる

成果だけでなく、失敗も含めた経験を語れる人が好きな編集者・テクニカルライター/テクノロジーとクリエイターの軌跡に着目し、知見や技術を次代に残していけるようなコンテンツを創っていきたいです。

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記事一覧

こういうものと、流す前に。【一枚の刻み-291-】

*** 問いをたてる。 最近、この難しさを実感している。 個人でなく、組織における何らかの問いをたてるうえでは難しい。 メンバー構成が変わらない小さな組織でやってる…

ひとりで完結することでない限り。【一枚の刻み-290-】

*** 依頼する側、依頼される側。 何らかの生業をなしている人は、どちらの立場でもある人が多いのではなかろうか。 僕も例外になく、どちらの立場でもあるが、一緒に仕事…

汗をかいた時間が礎となる。【一枚の刻み-289-】

*** 先日から進めていた、やや重めの原稿を書き上げた。 インタビューでいろんな面白い話を聞けていたが、文字数の都合上、カットする部分が多かった。 こういうことはよ…

風通しの良さも、吹く風による。【一枚の刻み-288-】

*** オフィス移転からまもなく半年。 外部の方から新オフィスの印象を聞かれることが多い。 「新しいオフィスはいかがですか?」という問いに対して、「めっちゃ狭くなり…

気になった扉は開けてみる。【一枚の刻み-287-】

*** クラシックコンサートに行ってみた。 自分の行動圏内にいい感じのホールがあったのに、行ったことがなかった。 それが今年の年頭、あるジャズバンドのライブでホール…

年度末、ただのぼやき。【一枚の刻み-286-】

*** 忙殺された3月が終わる。 タスクが多いのはいつものことだが、予想外の案件が追加されていった影響が大きい。これに加えて、他部署のサポートへの求めもあった。 こ…

踏み出してみて、そこから。【一枚の刻み-285-】

*** 足を踏み出してみるものだ。 今週は新たな方々との出会いがあった。 友人が主催する交流会に参加したが、これがなかなかよかった。 10名程度の人数というのも、ちょ…

ゆるいから、長いのかも。【一枚の刻み-284-】

*** あの人、どうしてるかな。 今週、ふと思うことがあった。 特定の誰かということでなく、いくつかのお顔を思い浮かべた。 どなたもだいぶお目にかかっていない。 それ…

心ざわつく中でのゆるさが。【一枚の刻み-283-】

*** フリーザの復活に絶望するも、謎の青年が一刀両断。 数ある名シーンの中で、なぜかこのシーンを思い出した。 遠い昔の話なのに、いまだに当時の週刊少年ジャンプで読…

コーナーに追い込んだところで。【一枚の刻み-282-】

*** Aさんの原稿、良くないです。 Aさんの原稿をチェックしたBさんが、僕に声をかけてきた。 中途入社して1年余りのAさんが主担当のプロジェクトに、Bさんと私がサポート…

故きを温ねて、そこから… 【一枚の刻み-281-】

*** 古典を読み直してみるか。 最近、この思いが高まってきている。 源氏物語や枕草子に関心が向いていたのに加えて、万葉集も気になってきた。 学生時代に触れたものの…

間違いは、間違いなのか。 【一枚の刻み-280-】

*** 人は間違う。 間違う前提で考えてみると、世界の見え方が変わってくるのではないか。 校正者の牟田都子さんの講演を聴講して、印象深く残った考え。 ドキュメントの…

広がっていく中で、変わらないこと。 【一枚の刻み-279-】

*** プロダクトが好き。 テクニカルライターという仕事を続けてきた原動力は何かと問われたら、この思いに尽きる。 新しく考案されたモノやサービスに触れると、「これで…

思い通りにいかないかも、だけど。 【一枚の刻み-278-】

*** GPTsが気になってきた。 ChatGPTについては日常的に使っていたものの、GPTsにまで手が回っていなかったのが正直なところ。 それがGPT Storeも登場して周りもざわつい…

シェルフを買ってみたら… 【一枚の刻み-277-】

*** シェルフを買った。 キッチン周りの収納を良くしようと思って購入。 最下段の棚にはこれを置いて、中段にはお酒も置こうか…など、 納品前から期待値が上がり、楽し…

続けるために、やったこと。 【一枚の刻み-276-】

*** 今年は、やりたいことがたくさんある。 その一つがランニング。 もともと日常化していたが、昨年はあまり走れなかったため、かなり走力が落ちている。 これを元に戻…

こういうものと、流す前に。【一枚の刻み-291-】

こういうものと、流す前に。【一枚の刻み-291-】

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問いをたてる。

最近、この難しさを実感している。
個人でなく、組織における何らかの問いをたてるうえでは難しい。
メンバー構成が変わらない小さな組織でやってると、その関係性や個人の認識が硬直化しがち。

クライアントへの提案においては、いろんな角度での考えができるというのに、足元のホームでは、ドラスチックなアイデアというのが生まれにくい、そんな実態がある。
だからこそ、組織外の意見に耳を

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ひとりで完結することでない限り。【一枚の刻み-290-】

ひとりで完結することでない限り。【一枚の刻み-290-】

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依頼する側、依頼される側。

何らかの生業をなしている人は、どちらの立場でもある人が多いのではなかろうか。
僕も例外になく、どちらの立場でもあるが、一緒に仕事をしていて、仕事がやりやすい人、やりにくい人がいる。
これは依頼する側、される側のどちらにおいても、タイプが共通している。

それは、応答が遅い人。
特にスケジュールに関する応答が遅い人には困る。
依頼した仕事をいつ頃までに仕上げら

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汗をかいた時間が礎となる。【一枚の刻み-289-】

汗をかいた時間が礎となる。【一枚の刻み-289-】

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先日から進めていた、やや重めの原稿を書き上げた。
インタビューでいろんな面白い話を聞けていたが、文字数の都合上、カットする部分が多かった。
こういうことはよくあることが、なるべくカットは避けたい。

インタビューでは、記事のテーマに沿って話を聞きつつも、できる限り話の流れにまかせて脱線もしながら進めている。
脱線した方が面白い話に繋がることも多々あるので、本筋から離れ過ぎないところ、テー

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風通しの良さも、吹く風による。【一枚の刻み-288-】

風通しの良さも、吹く風による。【一枚の刻み-288-】

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オフィス移転からまもなく半年。

外部の方から新オフィスの印象を聞かれることが多い。
「新しいオフィスはいかがですか?」という問いに対して、「めっちゃ狭くなりました」と率直な感想を述べる。
これを横で聞いた同僚が「狭くなったじゃなくて、コンパクトになっただろう」と口をはさむ。

物は言いようで、聞こえのいい言葉を使うべきと彼は言いたいのだが、ここで「コンパクト」は適切でない。
実際のとこ

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気になった扉は開けてみる。【一枚の刻み-287-】

気になった扉は開けてみる。【一枚の刻み-287-】

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クラシックコンサートに行ってみた。

自分の行動圏内にいい感じのホールがあったのに、行ったことがなかった。
それが今年の年頭、あるジャズバンドのライブでホールを訪れたのを機に興味を持ち始めた。

クラシックに関する知識はほぼ無く、学校の行事として行ったコンサートや音楽の授業程度のことしか知らない。
だが、ピアニストの清塚信也さんの番組を見たり、Apple Music Classicalで

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年度末、ただのぼやき。【一枚の刻み-286-】

年度末、ただのぼやき。【一枚の刻み-286-】

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忙殺された3月が終わる。

タスクが多いのはいつものことだが、予想外の案件が追加されていった影響が大きい。これに加えて、他部署のサポートへの求めもあった。
これらのタスクは、急きょ湧き上がってきたことで、こちらに選択権はない。
やるかやらないか、ではあるが会社員として、それなりの経験を積んだ立場としては、「やらない」の選択はない。もし、「やらない」を選択すると、あとでいろいろ面倒なことを

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踏み出してみて、そこから。【一枚の刻み-285-】

踏み出してみて、そこから。【一枚の刻み-285-】

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足を踏み出してみるものだ。

今週は新たな方々との出会いがあった。
友人が主催する交流会に参加したが、これがなかなかよかった。

10名程度の人数というのも、ちょうどいい。
それぞれの距離も近いので、名前と顔を覚えやすい。
これがもっと大人数で流動していたら、挨拶だけで終わったり、話す人が固定してしまう懸念がある。
これまでの経験では、ほぼそのパターンだった。

そのせいか、事前の気分と

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ゆるいから、長いのかも。【一枚の刻み-284-】

ゆるいから、長いのかも。【一枚の刻み-284-】

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あの人、どうしてるかな。

今週、ふと思うことがあった。
特定の誰かということでなく、いくつかのお顔を思い浮かべた。
どなたもだいぶお目にかかっていない。
それぞれ別の出会いから始まり、ゆるく長く繋がっている方々。

分人という考え方がある。
これには共感していて、自分の中に好きな分人や、表に出てきてほしくない分人がいる。
思い浮かべた方々との分人は、嫌いじゃない。
彼らが素晴らしいのは

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心ざわつく中でのゆるさが。【一枚の刻み-283-】

心ざわつく中でのゆるさが。【一枚の刻み-283-】

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フリーザの復活に絶望するも、謎の青年が一刀両断。

数ある名シーンの中で、なぜかこのシーンを思い出した。
遠い昔の話なのに、いまだに当時の週刊少年ジャンプで読んだときの衝撃が残っている。
Dr.スランプ、ドラゴンボール、そしてドラゴンクエスト。

鳥山明先生の世界にどっぷりつかって、どれだけの時間を楽しませてもらえたことか。
あの無駄のない線とタッチが好きだった。
シリアスな展開と思いき

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コーナーに追い込んだところで。【一枚の刻み-282-】

コーナーに追い込んだところで。【一枚の刻み-282-】

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Aさんの原稿、良くないです。

Aさんの原稿をチェックしたBさんが、僕に声をかけてきた。
中途入社して1年余りのAさんが主担当のプロジェクトに、Bさんと私がサポートしている。
ベテランのBさんは、自分が目にしたものしか信用しないタイプ。
だからAさんが問題ないとした原稿についても、その言葉を真に受けず、Bさんが自ら確認して評価を下しているわけだ。

この後の展開は見えている。
Bさんは僕

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故きを温ねて、そこから… 【一枚の刻み-281-】

故きを温ねて、そこから… 【一枚の刻み-281-】

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古典を読み直してみるか。

最近、この思いが高まってきている。
源氏物語や枕草子に関心が向いていたのに加えて、万葉集も気になってきた。

学生時代に触れたものの、あくまで授業の一項目という認識で、文学作品として読んだわけではない。
今思えば、作者に申し訳ない感じだが、当時は遠い昔の名作よりも、今、書かれているものにしか興味がなかった。

そんな自分が大河ドラマや作品の翻訳者の話に触れたこ

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間違いは、間違いなのか。 【一枚の刻み-280-】

間違いは、間違いなのか。 【一枚の刻み-280-】

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人は間違う。
間違う前提で考えてみると、世界の見え方が変わってくるのではないか。

校正者の牟田都子さんの講演を聴講して、印象深く残った考え。
ドキュメントの制作のみならず、最近はドキュメントの校正を行うことが増えた。
校正は日常であり、責任重めの業務の1つでもある自分にとって、牟田さんの言葉は重い。

「間違ってはならない」という圧が、周囲の人や自分の中からかかってきて、息苦しさを感じ

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広がっていく中で、変わらないこと。 【一枚の刻み-279-】

広がっていく中で、変わらないこと。 【一枚の刻み-279-】

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プロダクトが好き。

テクニカルライターという仕事を続けてきた原動力は何かと問われたら、この思いに尽きる。
新しく考案されたモノやサービスに触れると、「これで、どうなるのかな?」とワクワクする。
この関心はモノやサービスに留まらず、それを考案した企画者や開発者にも向いている。開発秘話などの記事制作を通じて、その人にご苦労やプロダクトへの思いを伺うのが、これまた楽しい。

自分には思いも及

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思い通りにいかないかも、だけど。 【一枚の刻み-278-】

思い通りにいかないかも、だけど。 【一枚の刻み-278-】

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GPTsが気になってきた。

ChatGPTについては日常的に使っていたものの、GPTsにまで手が回っていなかったのが正直なところ。
それがGPT Storeも登場して周りもざわついてくると、気になってくるというもの。
GPTsに手が回っていなかったのは、自分の勉強不足が最も大きな理由。
しかし、自分にとって便利なAIというのが、あまりイメージできていないというのもある。

それが、いろ

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シェルフを買ってみたら… 【一枚の刻み-277-】

シェルフを買ってみたら… 【一枚の刻み-277-】

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シェルフを買った。

キッチン周りの収納を良くしようと思って購入。
最下段の棚にはこれを置いて、中段にはお酒も置こうか…など、
納品前から期待値が上がり、楽しみでしょうがなかった。

商品が到着してすぐさま、組み立てに取り掛かる。
組立説明書を読みながら、まず、側面部材に最下段の棚板を取り付ける。
棚板に付いている金具と側面部材を取り付ける構造になっており、この要領を説明図で確認したとこ

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続けるために、やったこと。 【一枚の刻み-276-】

続けるために、やったこと。 【一枚の刻み-276-】

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今年は、やりたいことがたくさんある。
その一つがランニング。

もともと日常化していたが、昨年はあまり走れなかったため、かなり走力が落ちている。
これを元に戻したい。
日常化するには時間がかかるだろうが、何とかなるだろうと思っている。

日常化ということでは、Apple Watchなどでのフィジカルデータの計測については、かれこれ10年以上やってる。
健康のことを考えてというより、そもそ

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